グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

4-6月期GDP伸び率2.6%に思う

2013年08月14日 | 日記
先日4-6月期のGDP成長率が公表されたがこの指標がこれほど世間から注目されていたことがかってあっただろうか。
年率換算で前期比2.6%増ということだが本当に微妙な値である。
消費増税推進派は「3期連続プラスは景気の底固さの表れ」というだろうし一方増税慎重派は事前予想を下回ったこと、1-3月期からの伸び率鈍化をことさらに重視するだろう。
しかもGDPは企業の取り分も含まれているため国民の暮らし向きについては労働分配率などさらなる動向調査が必要だ。
さてさて財政再建が焦眉の急であることは今さら多言を要しないが、かといって景気回復が腰折れ状態になっては本も子もない。
下手をすれば国民からは大ブーイング、海外からは大きな失望を招くことになる。
安倍首相の悩み時が近づいてきた。
こんな情勢だと最近浮上した段階的引き上げ論が意外と有力になるかもしれない、3%上げでもない、増税延期でもない、その折衷案が。