グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

あるハンバーガーショップでの出来事

2011年12月21日 | 日記
昨日の昼下がり遅い昼食を摂るため駅前のハンバーガーショップに入った。
1階のカウンターで食事を受取り2階へ上がったらほぼ満席状態だったため3階まで足をのばしそこの片隅で食べ始めた。
とたんにフロアの一角に陣取っていた6、7人の女子高生らが大声で騒いでいるのが見えた。
そのうちにどういうわけか彼女らは手元のテーブルを手でバンバン叩くようになった。
ほどなくして年配の女子店員が階下からやってきて彼女達に迷惑行為を注意、即時退店を命じた。
そして食べ残しを持ち帰るための紙袋を取りに一旦現場を離れたのだがそのとき彼女達は思いもかけない行動をとった。
なんと座っていた椅子をひっくり返し散らかしたまま立ち去っていったのだ。
あまりの出来事に注意することも失念し唖然としてしまった。
一体どんな環境が彼女達を生んだのだろうか。
どんな教育をすればこんな光景を見ずに済んだのか。
彼女達に反省の念はないのか。
日本人の公徳心は失われつつあるのだろうか、・・・本当に気にかかる。

大阪・橋下市政のスタートに思う

2011年12月20日 | 日記
昨日橋下大阪新市長が初登庁、新に橋下市政がスタートした。
と思いきや、在庁もそこそこにその日のうちに上京し有力政治家と会談、翌日以降もしばらく東京に留まるという。
かって自治体首長でこんな例があったのだろうか。
そう、多くの大阪市民はこの行動力に期待し支持票を投じたのだ。
新市長はすでに市幹部職員何人かの更迭人事も発令している。
これを非情冷酷と受取る向きもあるかもしれないが過去のしがらみを断ち切るための荒療治も必要だろう。
大阪は「都構想・二重行政の解消」以前に整理すべきことが残っている。
諸々のコスト削減とともに経済振興も重要だ。
新市長は今度は4年間現職に留まるという。
是非とも他の自治体、とりわけ政令指定都市クラスにいい刺激を与える活動を期待したい。

全日空機長の酒気帯びによるフライト遅延に思う

2011年12月18日 | 日記
全日空機長の酒気帯びによる香港便フライト遅延が報道されている。
つい2,3週間前にも同種の不祥事が発生、当然社内でも注意喚起されていようがそれでも類似事案が続発するとは本当に信じられない。
職場の綱紀が緩んでいるにしても相当重症だといわねばならない。
航空業界は本格的なLCC時代を迎え競争が激化、あらゆる面で顧客の航空会社を選別する眼は厳しくなっている。
あのアメリカン航空ですら連邦破産法適用を申請している時代なのだ。
そんな中で「安全運行」を最大の使命とする航空会社はいささかの緩みも許されないハズだ。
ANAも、そしてJALも気を引き締めて「完全ノー・ミス」を徹底してもらいたいものだ。
顧客のために、会社・従業員のためにも、そして日本のためにも。

読売ジャイアンツのムチャ採り症候群に思う

2011年12月17日 | 日記
読売ジャイアンツが今年度パ・リーグ最多勝投手ホールトン(前ソフトバンク)の入団を発表したと思ったらそれだけでは飽き足らず更に同じ球団の杉内にまでエースナンバーである背番号18を用意して秋波を送っているという。
やれやれ、一体どれだけ多くの有力選手を手に入れたら気が済むというのだろう。
どうも巨人は自らのダントツの優勝だけが「日本球界のため」と誤解しているようだ。
内紛の渦中にある読売巨人軍に真っ当なガバナンスが働いているとも思えないがそれにしても球団内外から何の声も上がらないのはチョイト理解できない。
登録選手年俸総額に一定の枠を設けるなど何らかの対策を講じない限りあのドラフト制度さえ何の意味を持たなくなってしまう。
今こそ日本プロ野球機構、コミッショナーが立ち上がる時だ。
それにしてもソフトバンクは和田毅の大リーグ(オリオールズ)行きが決まった上ホールトン、杉内まで放出して来シーズン1年戦いきれるのか、他人事ながら気にかかる。

民主党の「子どものための手当」ネーミングに思う

2011年12月17日 | 日記
民主党が以前野党に否定された「子ども手当」に変えて「子どものための手当」というネーミングで法案を出しなおしたと聞いてそのあまりの姑息さにあきれ返ってしまった。
「子ども手当」と「子どものための手当」でいかほど違うというのか。
これでは首相が釈明に追われるのも当然だしそもそも国会運営のロスだ。
未だに民主党は自らを最大支持政党とでも思っているのだろうか。
昨年の参院選のみならず敗戦続きのはずだ。
会社に例えれば管財人の管理下におかれているようなものである。
ここは一先ず謙虚さとともに野党の言い分を丸呑みするくらいの度量がいるのではないか。
それが名実ともに政権政党に返り咲く最近道だと思う。
自らの置かれた状況も省みずこんな醜態を続ける政権政党に明日はない。
本当に嘆かわしいことだ。

鬼の霍乱

2011年12月15日 | 日記
どういうわけかここ一日体調が優れない。
体が熱っぽく食欲がまるでない。
鼻とか喉には何の変化もないので風邪でもなさそうだが・・・。
無論原因が何かは全く見当もつかない。
大事をとって横になっているのだが一向好転しない。
それにしても体調不良のツラさは本人にしか分からない。
健康の有難みは失ってみて初めて分かるものだ。
とにかく今は体調回復を願うのみだ、・・・。

今年の世相を表す一文字に思う

2011年12月14日 | 日記
恒例になった今年の世相を表す一文字は「絆」に決まった。
なかなかいい落とし所だが筆者は結果的に2位にランクされた「災」を考えていた。
たしかに「災」はマイナスイメージが強くイマイチ支持が集まらなかったようだが私は今回の東日本大震災は津波と原発事故を誘発した未曾有の大災害であり加えて天災だけではなく人災のファクターもあったため敢えて採り上げた。
しかも未だに復興の青写真も不透明で描ききれていないのだ。
こんな中で災害の甚大さをしっかり心に刻むことも悪くないと思う。
「絆」の意義を決して否定するつもりはないが「絆」だけで修復できないとてつもない大災害だ。
行政関係者にはもっとスピード感を持って職務に取り組んで欲しいと思っている。

「文藝春秋」の企画力、編集力に思う

2011年12月13日 | 日記
毎月刊行される「文藝春秋」の広告見出しを見るたびに同誌編集部門の企画力、編集力に感嘆している。
タイムリーなテーマについて適確なライターを選び時期を失することなく執筆させているその力量には敬服せざるを得ない。
特に手記の形を執った誌面は週刊誌によく見られるような憶測記事とは大きく異なるためいつも興味深く読んでいる。
直近号ではオリンパスで現経営陣から解任された外国人元社長、親会社トップからの圧力で解任された読売巨人軍前代表兼GMがともに寄稿している。
両騒動はこのブログでもたびたび採り上げてきたのだが一方からだけとはいえ当事者の生々しい述懐は実に興味深く一気に読破してしまった。
仮にゴーストライターの手になるものとしても中味は本物だからだろう。
それでいて誌価は週刊誌に比べ格段に高いというわけではない。
世の週刊誌も暴露記事ばかりに血道をあげるのではなく少しは「文藝春秋」WAYを見習ったらどうだろう。

民主党小沢元代表の「増税は契約違反」論に思う

2011年12月12日 | 日記
民主党小沢元代表が幾度となく「増税は(国民との)契約違反だ」との発言を繰り返し野田政権をけん制しているがこれにはいささか違和感を覚える。
民主党が政権奪取後も引き続き国政選挙で勝ち続けているのならともかく昨年の参院選では惨敗、残念ながら政権交代時に提示したマニフェストは完全に否定されたのだ。
となれば何らかの方針変更は当然だし逆に何もしないことこそ民意を無視したものといわねばならない。
野田総理は消費税実施の折には総選挙であらためて「信」を問うとしている。
それで十分ではないか(もちろんそれに先立つ国家予算のムダの極限までの削減が前提だが)。
もしそれでも増税反対を唱えるのであれば同時に財政再建の青写真を掲げるべきだろう。
解散総選挙も逃げてはいけない。

臨時国会の閉会に思う

2011年12月11日 | 日記
第179臨時国会が2閣僚の問責決議を可決した後あっさり閉会した。
以前もこのブログで述べたのだがそもそも「国会の会期」など必要なのだろうか。
懸案法案を多数抱えているなかで多くの国民は国会の通年開催を望んでいるのではないかと思料されるが「国会の会期」は為政者に都合のよい口実、逃げ場を与えているだけだ。
このたびの国会では公務員給与削減法案もたな晒し、与野党の多くがマニフェストに謳った国会議員の定数削減も全く進展なし、で国会運営コストを負担する国民・民間部門だけが割を食うのでは堪ったものではない。
残念ながら今のままでは政治の世界と国民との隔たりは広がるばかりである。
国会の休会は年末年始と日祝日だけで十分だと思うのだがどうだろう。