グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

オリンパスの変調に思う(その7)

2011年12月01日 | 日記
不正経理疑惑の解明に動き社長職を解任されたオリンパスの英国人元社長がこのたび取締役を辞任し現経営陣との対決姿勢を明確にした。
現経営陣は当面今の体制で危機を乗り切りその後新体制への橋渡しを考えているようだが残念ながら彼らの多くは先般引責辞任した前会長に引き立てられてきたわけだろうから新しい新体制を構築するといってもその影響力を完全に排除することは難しいだろう。
また新体制移行時期も明確にしていない。
そんなわけで元社長は冒頭の行動に打って出たわけだが今度は同社の「株主がどう判断するか」だ。
もともと「会社は取締役のものではなく株主のもの」という考え方に立てばこれは当たり前の状況かもしれない。
さて株価の急落に泣いた株主はどう動くだろう。
それにしてもオリンパスだけではなく全般的にわが国の監査役制度は機能していない。
もう少し何らかの手だてが必要だ。