グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

オリンパスの第三者委員会報告に思う

2011年12月08日 | 日記
オリンパスの不正経理実態の解明を進めていた第三者委員会がこのほど調査報告書を発表した。
バブル期の資金運用で発生した損失を巧妙な手口で隠蔽、最終的に穴埋め総額は1300億円以上に上ったが委員会はこれを「経営の中心が腐敗」という表現で厳しく断罪した。
この報告を受け現社長は再建策に一定のメドがたった時点(来年2月の臨時株主総会を想定)で経営陣の一新を示唆、不正処理の関与した過去からの関係者の責任追及に協力していく旨の発言をしているがこれは当然だろう。
かくなる上は現社長は「立つ鳥跡を濁さず」、キチンと再建の道筋を付け潔く会社を去るべきだ。
気になるのは既にに同社を去った役員OBをどう総括できるか、また誰が新経営陣を指名するか、だ。
再発防止のために些かの不公平も不透明も許されないだろう。
それにしても思うのはオリンパスがもし外国人社長を選んでいなければ損失隠しが闇から闇に葬られ永久に明るみに出なかったのかも・・・。
考えさせられる問題ではある。