グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

民主党の集団離党騒動に思う

2011年12月29日 | 日記
民主党の衆院議員ら11人が離党届を提出したことについてマスメディアが例によってセンセーショナルに報じていた。
しかしこうなることは民主党が参院選の惨敗後あのマニフェストを特段見直すことなく今日まで来たことを考えれば当然の帰結だ。
民主党執行部は何故もっと早く党内で意見集約を図り一から出直さなかったのか本当に理解に苦しむ。
一方離党組も全く非がないかといえばそうとも言い難い。
消費税増税の是非や子ども手当のあり方についてどれだけ党内で声をあげてきたのか(現に党幹部の一人は「そんな情景は記憶にない」と言明している)。
また財源捻出見誤りとの折り合いをどうつけるのか、・・・そちらの話はトンと聞いたことがない。
国会議員定数削減にもどれだけ動いたのか。
全て子孫の代にツケ回しということであればさすがに多くの国民は「それなら(どんな給付も)結構です。我慢します。」というだろう。
今の民主党は執行部も離党組も「国民生活が第一」という党のスローガンにまるで沿っていない。
繰り返しになるがもう一度マニフェストを練り直したらどうか、党の分裂を恐れずに・・・。
その先には政界再編やパーシャル連合があるだろう、いやそれしかないかも知れない。