グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

宮城県の60漁港機能集約方針に思う

2011年12月09日 | 日記
宮城県が県内にある140強の漁港のうち60漁港を機能集約漁港と位置づけ本格的な復興に向けた整備を行う旨漁協等の漁業関係者に説明した。
選に漏れた漁港関係者からは当然のごとく反発と落胆があったようだがこの方針は止むをえない。
今回の復興は野田首相の発言にあるように「元に戻すのではなく新しい社会を創り上げる」ことに主眼がある。
限られた財源、期限を考慮すればリソースの重点集中投入は必然なのだ。
故郷の復旧が遠のく地域住民の心情は察するに余りあるがこの際近隣の機能集約拠点で従来より数段生産性の高い漁業に挑戦してもらいたいと思う。
グローバル化の荒波は漁業業界にも変革を迫っている。
震災・津波は不幸な出来事だったが新たなジャンピングボードにもなり得ると考えたい。