ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ホワイトアウト』

2009-10-10 17:42:11 | 新作映画
(原題:WHITEOUT)


----あれっ?
これって、日本映画にもなかったっけ?
確か、織田裕二主演で…。
「確かに紛らわしいよね。
でも、こっちも原題がそうなっているんだから仕方がない。
映画の舞台は南極。
そこで、ありえないはずの事件が起こる。
そう、人が行けるはずもないところに
奇妙な死体が見つかるんだ。
手足がねじ曲がり、身体中の骨が縫い合わされた脚の傷。
そしておそらく死因と思われる、胸をひと突きされた跡がある
死体の身元は、やがてアメリカの隕石調査チームの地質学者ワイスと判明。
この謎を解くのが
米国連邦保安官キャリー・ステッコ(ケイト・ベッキンセール)。
ざっと、こういう話だね」

----はい。質問。
ニャんでそんなところに、
女性の連邦保安官がいたの?
「おっ、いい質問だね。
彼女は、かつてマイアミで仲間に裏切られ、その男を射殺したという過去を持つ。
裏切られたそのことより、それを見破れなかった悔しさ。
まあ、そのことは
フラッシュバックで次第に分かるという構成になっているんだけどね」

----ニャるほど。
だからこそ、彼女は殺人事件なんて起ころうはずもない場所、
マイアミとは正反対の極寒のこの地に来た。
ところがそこで、この事件に遭遇した…というわけか。
ふうむ。この映画は、ひとりの女性の再生の物語だね。
まるで『クリフハンガー』だ。
「そういえば、あれも雪と氷だったね。
さて、事件が起こったのは白夜が6カ月続く冬が訪れる直前。
ステッコは輸送機に乗って南極を出たら、
この仕事を辞めるつもりでいた。
しかし、事件は事件。
調査に向かった彼女の前に、またもや新たな死体が出現。
しかも、ステッコ自身も謎の男に襲われてしまう。
映画は、冒頭で、
冷戦時代のソ連の輸送機内で起こった反乱による機の墜落を見せ、
今回の事件との関わりをミステリアスに綴っていく」

----ということはミステリーの要素が強いんだ?
「うん。もうひとつの謎として、
またもや彼女を裏切る人物が出てくる。
さあ、果たしてステッコは今度こそ、
それが誰かを見破ることができるか?
ここがひとつのポイントだね。
そして、やはり極寒の地でのアクション。
氷点下50℃・時速160kmで吹き荒れる嵐=ホワイトアウト。
ここでは手袋をなくせば、手をなくし、
防寒具なしで外に出れば、数分で死に至る。
ステッコの手袋が脱げて、手が命綱にくっつき皮が肉もろとも剥げる。
ここは目を開けていられなかったね」

----それは痛そうだ…。
あれっ、その命綱って?
「強風が吹き荒れるから、
吹き飛ばされないよう、
建物と建物の間には命綱が張り巡らされていて、
そこにフックを引っかけながら進むんだ。
ここで繰り広げられる死闘はなかなか迫力。
猛吹雪で相手の姿はよく見えない。
そんな中、フックを次々と命綱にかけかえながら、
相手の襲撃から逃れる。
しかも下は氷で滑って足元はおぼつかない。
まあ、これは初めて見るビジュアルだったね」

----ニャるほどね。で、ミステリーのほうは?。
「裏切り者ね。
観ているうちに、大体ふたりの男に絞られてくる。
しかしこれは、まあ観てのお楽しみってことで…」

----う~ん。誰だろう?
ていうか、今日のお話。
登場人物はヒロイン以外、出てきてないじゃニャい(笑)。

         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「それにしてもケイト・ベッキンセール、きれいだニャ」いいねぇ

オーロラもきれいだ度
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