----ゴールデンウイーク、どうするの?。
このままどこにも行かないつもり?
「そうだね。
大好きな多部未華子が出ている『つばさ』の舞台、
川越にでも行こうかなあ。
これだったら、まさに家から『安・近・短』」
----もしかして、それ強引に今日の映画 『幼獣マメシバ』につなげようとしているでしょ?
「あらら。やはりバレたか。
この映画は、小学校以来、引きこもっている息子・一郎の将来を案じた母親が、
マメシバを使って家から外へ出し、
小さな旅をさせるというもの。
ぼくは一時期、この映画の舞台となっていた
山中湖や河口湖によく足を延ばしていたから分かるけど、
まあ、これはほんとうに“小さな旅”。
富士五湖周辺を、あっちこっち動いているだけ。
でも、それでさえも引きこもりの人にとっては大変ということなんだろうね」
----主演は佐藤二朗だっけ?
彼は苦手なはずじゃなかった?
「うん。『シュガー&スパイス/風味絶佳』を観たとき、
なんて映画の空気を壊す人だろうって…。
でも『GSワンダーランド』での司会者役はそれなりにオモシロかったし、
『20世紀少年<第2章>最後の希望』の警官役なんて
ほかの配役は考えられないほど見事にハマっていた。
さて、この映画はそんな彼の初主演作。
全編、独特の口調が映画を支配する。
これ、どうやって脚本にしたんだろう?
よほど佐藤二朗という人を知り尽くしていないとムリ。
そう思ったらやはり、あの口調、そしてそれに伴う仕草は
監督の『イヤなやつなんだけど、愛されるキャラクターにしたい』というリクエストを受けて
佐藤二朗自身が作ってきたものらしい。
これに、ノレるかノレないかで、
映画を受け入れられるかどうかも決まってしまうと言っても
過言じゃないだろうなあ」
----ということは、観るべきところは佐藤二朗の演技というわけか。
監督は誰だっけ?
「 『ネコナデ』の亀井亨。
あとで考えると、脚本的には、かなり無理がある強引な設定。
そんな中でオモシロかったのは、一郎を応援する可蓮の家庭の描き方。
安達祐実演じる可蓮は、一郎に自分と似たものを感じ取り、
彼を自分の家に連れ帰る。
ところが彼女は、家を出ていて、久しぶりに戻ってきたという設定」
----えぇ~っ。それなのに一郎を家に…?
「そう。周囲はその身勝手さを
客人の前にもかかわらず、気にせずに詰り続ける。
ここは、映画の空気がそれまでとはガラリ変わって実にスリリング。
思わず身を乗り出したね。
まるで『幸せのポートレート』か『レイチェルの結婚』といった塩梅。
しかもテーブルを囲むメンバーの構成が、
普通に、父と母(菅田俊&石野真子)、
そしてその子供たちというのではなく、
なぜかこわもての叔父さん(渡辺哲)までいて、どこかぎくしゃく。
そしてひりひりと痛い」
----へぇ~っ。キャスティングがユニークだ。
「いやいや、まだまだ。
こんなもんじゃないよ。
二郎の父親には笹野高史、母親には藤田弓子。
そして父親の弟には志賀廣太郎。
この二人の共通点は、髪が薄いこと(笑)。
こういうキャスティングの妙が生み出す、
そこはかとない、へんてこなおかしさが
この映画最大の楽しさ」
----そうか。菅田俊と渡辺哲が兄弟役で、
しかも一緒にテーブルを囲むなんて、
ほかの映画じゃあまり望めないものね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「あれっ。マメシバの話はどこいったのニャ
※一口メモ。マメシバは日本全国に500頭。種付け料は5万円。正式な種とは認められていない度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
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このままどこにも行かないつもり?
「そうだね。
大好きな多部未華子が出ている『つばさ』の舞台、
川越にでも行こうかなあ。
これだったら、まさに家から『安・近・短』」
----もしかして、それ強引に今日の映画 『幼獣マメシバ』につなげようとしているでしょ?
「あらら。やはりバレたか。
この映画は、小学校以来、引きこもっている息子・一郎の将来を案じた母親が、
マメシバを使って家から外へ出し、
小さな旅をさせるというもの。
ぼくは一時期、この映画の舞台となっていた
山中湖や河口湖によく足を延ばしていたから分かるけど、
まあ、これはほんとうに“小さな旅”。
富士五湖周辺を、あっちこっち動いているだけ。
でも、それでさえも引きこもりの人にとっては大変ということなんだろうね」
----主演は佐藤二朗だっけ?
彼は苦手なはずじゃなかった?
「うん。『シュガー&スパイス/風味絶佳』を観たとき、
なんて映画の空気を壊す人だろうって…。
でも『GSワンダーランド』での司会者役はそれなりにオモシロかったし、
『20世紀少年<第2章>最後の希望』の警官役なんて
ほかの配役は考えられないほど見事にハマっていた。
さて、この映画はそんな彼の初主演作。
全編、独特の口調が映画を支配する。
これ、どうやって脚本にしたんだろう?
よほど佐藤二朗という人を知り尽くしていないとムリ。
そう思ったらやはり、あの口調、そしてそれに伴う仕草は
監督の『イヤなやつなんだけど、愛されるキャラクターにしたい』というリクエストを受けて
佐藤二朗自身が作ってきたものらしい。
これに、ノレるかノレないかで、
映画を受け入れられるかどうかも決まってしまうと言っても
過言じゃないだろうなあ」
----ということは、観るべきところは佐藤二朗の演技というわけか。
監督は誰だっけ?
「 『ネコナデ』の亀井亨。
あとで考えると、脚本的には、かなり無理がある強引な設定。
そんな中でオモシロかったのは、一郎を応援する可蓮の家庭の描き方。
安達祐実演じる可蓮は、一郎に自分と似たものを感じ取り、
彼を自分の家に連れ帰る。
ところが彼女は、家を出ていて、久しぶりに戻ってきたという設定」
----えぇ~っ。それなのに一郎を家に…?
「そう。周囲はその身勝手さを
客人の前にもかかわらず、気にせずに詰り続ける。
ここは、映画の空気がそれまでとはガラリ変わって実にスリリング。
思わず身を乗り出したね。
まるで『幸せのポートレート』か『レイチェルの結婚』といった塩梅。
しかもテーブルを囲むメンバーの構成が、
普通に、父と母(菅田俊&石野真子)、
そしてその子供たちというのではなく、
なぜかこわもての叔父さん(渡辺哲)までいて、どこかぎくしゃく。
そしてひりひりと痛い」
----へぇ~っ。キャスティングがユニークだ。
「いやいや、まだまだ。
こんなもんじゃないよ。
二郎の父親には笹野高史、母親には藤田弓子。
そして父親の弟には志賀廣太郎。
この二人の共通点は、髪が薄いこと(笑)。
こういうキャスティングの妙が生み出す、
そこはかとない、へんてこなおかしさが
この映画最大の楽しさ」
----そうか。菅田俊と渡辺哲が兄弟役で、
しかも一緒にテーブルを囲むなんて、
ほかの映画じゃあまり望めないものね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「あれっ。マメシバの話はどこいったのニャ
※一口メモ。マメシバは日本全国に500頭。種付け料は5万円。正式な種とは認められていない度
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