----アン・ハサウェイがアカデミー賞主演女優賞にノミネート?
彼女って最近『パッセンジャーズ』にも出ていたよね。
「うん。そうだよ。
しかし、こう言っては失礼かもだけど、彼女は化けたね。
これはもう一世一代の名演。
まだ、いくつか観ていないオスカーがらみの映画があるけど、
『ダウトーあるカトリック学校でー』のメリル・ストリープより、
アン・ハサウェイに主演女優賞をあげてほしくなった」
----どういう役を演じているの?
「舞台は『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』と同じコネティカット州。
ハサウェイ演じるキムは、とある施設を出てきたばかり。
2日後に姉レイチェルの結婚を控えているため
どうやら、特別に認められたようなんだ」
----あらら。てっきりアン・ハサウェイが
レイチェルかと思ったら違ったんだね。
「そう、これにはぼくもビックリ。
両家の家族など身内の者が集まった祝いの席で、
彼女は自分のことを語りたくてうずうず。
まるでドキュメンタリーを思わせる
ピッタリと人に貼り付いた映像の中、
周囲の空気にまったく溶け込めないキムの姿を浮き上がらせていく。
観ている方は、
いまにもキムがこの空気を乱すのではないかと、
ハラハラしぱなっし」
----へぇ~っ。監督はだれニャの?
「strong>『羊たちの沈黙』『フィラデルフィア』のジョナサン・デミ。
一般には『ストップ・メイキング・センス』が人気だけど、
ぼくは『サムシング・ワイルド』がオススメ。
彼は、この映画で『今まで作られた中で一番美しいホームビデオ』を
目指したらしい」
----ジョナサン・デミか。
彼って最近、ドキュメンタリーが多かったよね。
「うん。有名なのは
『ニール・ヤング/ハート・オブ・ゴールド~孤独の旅路』。
この『レイチェルの結婚』でもニール・ヤングが効果的に使われているばかりか、
最後に彼の名前が
ロバート・アルマン、シドニー・ルメット、ロジャー・コーマンらとともに
クレジットされているよ」
----スゴい顔ぶれだね。
「実は脚本がシドニー・ルメットの娘ジェニー・ルメット。
観ているそのときは、
何が起こっているのかまったく分からないながらも、
映画が進むうちに次第に読めてくるという心憎い構成。
『自分の病気が世界の中心と思っている』という
姉レイチェルの妹キムに対する辛らつな言葉を始め、
緊張感に富んだセリフの応酬による会話も秀逸。
これはアカデミー賞脚本賞にノミネートされてもよかったのでは…と思うな。
また、映画ファンにとって見逃せないのは
ジョナサン・デミの師でもあるロジャー・コーマン。
彼は、式の参列者としてビデオカメラを抱えて出演している。
あと、嬉しいのが最近姿を見かけなかったデブラ・ウィンガー。
こちらはふたりの母親役としての出演。
息詰まるアン・ハサウェイとのビンタがえしは
観る者の度肝を抜くこと間違いなしだね。
そして、あのラスト。
ここの持つ意味については、
観た人と語りあいたい気持ちでいっぱいだね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「蛙の子は蛙ということだニャ」
※これはキムにとっての『ナイトメア』。ドイツ語で『ナクトメア』だ度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
画像はアメリカ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
オフィシャルの予告編もオススメ
http://www.broadway-movie.jp/
彼女って最近『パッセンジャーズ』にも出ていたよね。
「うん。そうだよ。
しかし、こう言っては失礼かもだけど、彼女は化けたね。
これはもう一世一代の名演。
まだ、いくつか観ていないオスカーがらみの映画があるけど、
『ダウトーあるカトリック学校でー』のメリル・ストリープより、
アン・ハサウェイに主演女優賞をあげてほしくなった」
----どういう役を演じているの?
「舞台は『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』と同じコネティカット州。
ハサウェイ演じるキムは、とある施設を出てきたばかり。
2日後に姉レイチェルの結婚を控えているため
どうやら、特別に認められたようなんだ」
----あらら。てっきりアン・ハサウェイが
レイチェルかと思ったら違ったんだね。
「そう、これにはぼくもビックリ。
両家の家族など身内の者が集まった祝いの席で、
彼女は自分のことを語りたくてうずうず。
まるでドキュメンタリーを思わせる
ピッタリと人に貼り付いた映像の中、
周囲の空気にまったく溶け込めないキムの姿を浮き上がらせていく。
観ている方は、
いまにもキムがこの空気を乱すのではないかと、
ハラハラしぱなっし」
----へぇ~っ。監督はだれニャの?
「strong>『羊たちの沈黙』『フィラデルフィア』のジョナサン・デミ。
一般には『ストップ・メイキング・センス』が人気だけど、
ぼくは『サムシング・ワイルド』がオススメ。
彼は、この映画で『今まで作られた中で一番美しいホームビデオ』を
目指したらしい」
----ジョナサン・デミか。
彼って最近、ドキュメンタリーが多かったよね。
「うん。有名なのは
『ニール・ヤング/ハート・オブ・ゴールド~孤独の旅路』。
この『レイチェルの結婚』でもニール・ヤングが効果的に使われているばかりか、
最後に彼の名前が
ロバート・アルマン、シドニー・ルメット、ロジャー・コーマンらとともに
クレジットされているよ」
----スゴい顔ぶれだね。
「実は脚本がシドニー・ルメットの娘ジェニー・ルメット。
観ているそのときは、
何が起こっているのかまったく分からないながらも、
映画が進むうちに次第に読めてくるという心憎い構成。
『自分の病気が世界の中心と思っている』という
姉レイチェルの妹キムに対する辛らつな言葉を始め、
緊張感に富んだセリフの応酬による会話も秀逸。
これはアカデミー賞脚本賞にノミネートされてもよかったのでは…と思うな。
また、映画ファンにとって見逃せないのは
ジョナサン・デミの師でもあるロジャー・コーマン。
彼は、式の参列者としてビデオカメラを抱えて出演している。
あと、嬉しいのが最近姿を見かけなかったデブラ・ウィンガー。
こちらはふたりの母親役としての出演。
息詰まるアン・ハサウェイとのビンタがえしは
観る者の度肝を抜くこと間違いなしだね。
そして、あのラスト。
ここの持つ意味については、
観た人と語りあいたい気持ちでいっぱいだね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「蛙の子は蛙ということだニャ」
※これはキムにとっての『ナイトメア』。ドイツ語で『ナクトメア』だ度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
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画像はアメリカ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
オフィシャルの予告編もオススメ
http://www.broadway-movie.jp/
意外と「フィラデルフィア」が一番好きかもです
「羊たち~」はそんなに言われてるほどかなぁなんて思っちゃってました
「ストップ・メイキング・センス」が一般人気なんですか?
えいさんオススメの「サムシング・ワイルド」は未見なのでいつか観たいと思いマス☆
アンハサウェイ、こういう役もぴったりでしたよね、ほんと★
『フィラデルフィア』に続いて
この映画でも
ニール・ヤングが使われていて
ジョナサン・デミの彼に対する
思いの深さを感じずにはいられませんでした。
『サムシング・ワイルド』は
ぼくが最初にジョナサン・デミを知った映画。
あの映像感覚にはとても驚き、
以後、オーソドックスな監督になったなと思っていたのですが、
この映画は彼の面目躍如でした。
母親との直接対決よりもラスト前のすれ違いのほうが印象に残りました。
あのラストの方は、
脚本家の才を感じさせました。
これまでのハリウッド映画だと、
まずありえないエンディング。
ざわざわとした空気と、
でもなんとなくほっとした空気が交錯。
あのレイチェルの“伸び”にビックリしました。
今後どんな作品を描いていくのか楽しみな方ですよね。
このアンが良かったので、ますます「愛を読む人」の
ケイトを観るのが楽しみになりましたね~。
「ダウト」のメリルもサスガでしたけどね。うん。
でしょう?
この脚本家、ただものじゃない。
さすが血筋ですね。
ぼくは、アン・ハサウェイがオスカー一押しでしたが、
まあ、『愛読む』が内容からしても受けるんだろうなあ。
でも、あっちの方が
度胸さえあればやりやすいという気がします。
ジョナサン・デミも近年低迷してるなあと思ってましたが、久々にいい作品を撮りましたね。
こんなスタイルも出来るんだと意外な感じがしました。
まあ元々ロジャー・コーマン育ちだし、フットワークは軽いのでしょうけど。
しかしこの作品の一番の収穫はやはりジェニー・ルメットでしょう。
ラストの落とし方はセンスを感じます。
フットワークが軽い。
これ、ジョナサン・デミにぴったりの言葉ですね。
ぼくもこの映画でいちばん感心したのは、
ジェニー・ルメットの
ハリウッドらしくない脚本。
ニューヨークはの監督の娘だと考えれば、
それもけだし当然なのでしょうけど。
あと、アン・ハサウェイの成長かな。