ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ROOKIES -卒業-』

2009-05-15 22:48:52 | 新作映画
※けっこう辛口です。
TVシリーズ『ROOKIES』がお好きな方は憤慨されるかも。
スルーしちゃってください。



----この映画、もとはTVドラマなんだって。
「花より男子」が持っていた国内ドラマのDVD初回出荷記録を上回っているとか。
「そうらしいね。
おそらく映画も記録的にヒットするんじゃないかな。
ただ、ぼくはいま興行成績トップを走っている
『余命1ヶ月の花嫁』とはまた違った意味で、
この作品にノレることができなかったな。
ぼくが考える“映画”とはあまりに違いすぎる」

----どういうところが?
まさか、主人公たちが高校生に見えないとか、
先生役の佐藤隆太と生徒役、
たとえば桐谷健太が同じ29歳だからとかじゃないよね。
「いや。それはまだ目をつぶれる。
『テニスの王子様』みたいな例もあるからね」

----じゃあ。どこだろう。
ストーリーかニャ。
熱血教師に惹かれたヤンキーたちが野球で引き起こす奇跡。
「それもまあ、いいかな。
野球をモチーフにしたら、
そんなに変化球は作れないしね。
『ひゃくはち』のような補欠目線の例の方が
うまくいきすぎていて怖いくらい。
大リーガーを目指す新入部員・赤星(山本裕典)が才能ありすぎて
甲子園に向かって一丸になるみんなを下に見て、部内に波風が起こり、
それが引き金となり主将の御子柴(小出圭介)が怪我をするとか、
試合中にキャッチャーの若菜(高岡蒼甫)が骨折して、
それをみんなに言わずに試合を続行するとか、
九回二死からミラクル大反撃とか、
まあ、こういうのもほとんどこれまでどこかで観てきた感じ。
いまさら、目くじら立てようとも思わないんだけど…」

----じゃあ、ニャにがノレなかったの?
「最初から最後まで一本調子なところ。
みんなハイテンション、ハイボルテージ。
大声で怒鳴っている。
受ける先生・川藤役の佐藤隆太もニコニコ笑って大声で訓示。
しかも、セリフがよく聞き取れない。
原作にあるキャラクターの個性を、
俳優それぞれが自分で解釈して演じている感じ。
背後にあるはずの演出がよく見えないんだ」

----そんな辛口言っちゃっていいの?
「だから最初に断ったでしょ。
でもプレス読んだら、
劇場版から新しく加入した濱中役の石田卓人でさえも、
TVシリーズを観た感想として『暑苦しいな』と思ったと言っているし、
ぼくみたいな門外漢の中には
同じように感じる者がいてもおかしくないんじゃないかな」

----じゃあ、なぜ喋っているの?
ノレない作品はスル―するはずでは?
「う~ん。
おそらく大ヒットするの間違いないし、
楽しみに公開を待っている人は多いだろうから、
断り書きにもかかわらず読んでくれた人のため、
ぼくなりに、劇場版の見どころを語ろうかと。
余計なお世話かもだけど…。
まずびっくりしたのは、これまで他の映画では見たことのない
安仁屋役・市原隼人のワイルドな魅力。
次に、これまで以上にユーモラスな桐谷健太。
石田卓人との名コンビぶりは、ほんと楽しい。
そうそう、湯舟役の五十嵐隼士
フォーンそっくりの言葉を使っているのもビックリなのニャ。
あれっ?」

 
         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「それ、TVのファンはみんな知ってることなのかもニャ」もう寝る


※またまた、言いすぎてごめんなさいだ度


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