ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『レイヤー・ケーキ』

2006-05-15 22:39:09 | 新作映画
----これって6代目ボンドで話題のダニエル・クレイグが主演だね。
“スタイリッシュ・クライム・ムービー”と聞くと、
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や
『スナッチ』が思い浮かぶけど……?
「ぴったしカン・カン……って古すぎるか(笑)。
これはその2本でプロデューサーを務めた
マシュー・ヴォーンが初監督した映画なんだ」

----ということは、またたくさんの人が出てきて,
込み入った話になっていくんだ。
「そうだね。本筋は簡単なはずなのに、
どんどん迷路に入り込んでいく。
主人公は名もなき麻薬ディーラー××××」

----何?その“××××”って?
「映画では最後まで正体が明かされないから、
ストーリー説明の都合上、プレスやチラシではこう記されている。
で、その××××は自らのルールに従い、
好調なうちに足を洗おうとしていた。
ところが、そんな彼に新たな二つの仕事が舞い込む。
一つは裏社会の大御所エディ(マイケル・ガンボン)の
麻薬中毒の娘を捜し出すこと。
そしてもう一つはデューク(ジェイミー・フォアマン)が手に入れた
100万錠ものエクスタシーを売りさばくこと」

----“これを最後の仕事”って言うの多いよね。
あと、女性を捜すと言うのも……。
「だからってハードボイルドにはならないところがやはりUK。
アメリカだと『さらば愛しき女よ』とか『青いドレスの女』とか、
紫煙たなびくムードたっぷりの映画になるんだけどね。
この映画では、裏にいるボスの思惑が明らかになるにつれ、
××××の復讐と自らの生き残りを賭けた
ゲームと呼ぶには危険すぎる戦いが始まる。
しかしそれにしても、
どうしてここまでストーリーをややこしくする必要があるんだろう。
それぞれの登場人物の過去が現在の物語に深く関わってくる。
それも一つや二つじゃないため、
よ~く、観ていないと、
あっという間に映画から置いてきぼりにされてしまう。
でも、そういう緊張感が好きな人にはたまらないかもね」

----そう言えば、さっきスゴく古い歌口ずさんでいたよね。
「♪だ~れのせいでもありゃしねぇ~~~」とか。
「はい。そこまで。JASRACに引っかかっちゃう(笑)。
日本では尾藤イサオが歌った『悲しき願い』( "Don’t Let Me Be Misunderstood")。
元歌はアニマルズなんだけど,
そのジョー・コッカー版が聞けるから、
まあ楽しみにしてよ。
あっ、ヒロインは最近立て続けに出演のシエナ・ミラーね」

----ニャんだか、いい加減だニャ。
「♪みんなおいらが悪いのさ~」
 
        (byえいwithフォーン)

※♪おいらが悪いのさ~度
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