----これって「ワイヤ-なし、CGなし」で話題を呼んだ
『マッハ!!!!!!!!』と関係あるの?同じタイ映画のようだけど。
「うん。トニー・ジャーこそ出ていないけど、
監督は前作でアクション監督を担当したパンナー・リットグライ。
実はこの人、タイのアクション映画界では伝説的存在らしい。
25歳の時父親の畑を売って調達した資金で撮った映画が『BORN TO FIGHT』」
----あれっ。それってこの映画のヨーロッパでのタイトルだ。
「うん。つまりそれだけこれは彼にとって重要な作品と言うことなんだろうね。
通常の映画常識を遥かに超えたアクションが途切れることなく連打されて
最初から最後まで観る者の目をスクリーンに釘付けにする」
----常識を超えたアクション……う~ん想像つかないニャあ。
「そうだなあ。一言で言えば体を張ったアクション。
死と隣り合わせのアクションと言ったらいいかな。
その昔、『マッドマックス』でスタントマン死亡説が飛び出したことがあったけど、
今回のスタントはそれを遥かに凌駕している。
まるで全盛期のジャッキー・チェンだ。
と思って、後でプレスを読んでみたらやはりこの監督、相当なジャッキー・マニア。
ジャッキーが映画の中でやるスタントは当時、全部マネしたらしい。
そういえばこの映画の中にも
『ポリス・ストーリー/香港国際警察』のスケールを大きくした、
トラックがバラック作りの村に突入して家々をなぎ倒すシーンがある。
しかもそのトラックは炎上しているんだ!」
----アクションって映画にとってそんなに重要なの?
「だって映画って、写真とは違って<動き>をキャメラに収めるのが基本。
最近ではCGやSFXでその動き=アクションまで創りだしているけど、
やはり人間の肉体の動きにはかなわないよ」
----そう言えば、チャップリンやバスター・キートンのコメディも
危険なアクションがたくさん入っていてドキドキするよね。
「あの時代はセリフがないから、
よけいにアクションで見せなくてはならない。
アクションは単なる見世物ではなく、
観る者の感情を揺さぶる重要な要素の一つなんだ」
----ニャるほど。言いたいことは分かったけど、
この映画はどんなお話なの?
「タイのある国境の村が反乱軍の襲撃に遭う。
彼ら反乱軍は組織のボス、ヤン将軍の釈放を要求。
そして見せしめのため、村人を一人また一人と殺してゆく。
しかしその村には刑事デュー、
そして各種スポーツのチャンピオンが慰問に来ていた。
デューとアスリートたちは力を合わせて反乱軍に立ち向かう!」
----ぷっ。なんだか調子いいストーリーだなあ。
「いいのいいの。
オモシロいアクションを見せるためのストーリーなんだから。
テコンドー、ムエタイ、ボクシング、セパタクローなどはともかくとして、
サッカー、ラグビー、果ては器械体操の選手まで登場。
そのキャストのほとんどが実際にタイを代表するアスリート。
彼らはそれぞれの競技の<技>を生かして
銃器を持った一味に立ち向かうんだ」
----いいなあ、その荒唐無稽さ。
「まずオープニングのカー・チェイスで度肝抜かれる。
2台の18輪トラックの上でのデューとヤン将軍の部下の肉弾戦。
トラックから落ちて並走している車にぶつかり地面へ。
あるいはトラックとトラックの間に叩き落とされ、
あわや車輪に巻き込まれそうになったり……。
1年以上の入念なリハーサルを繰り返したと言うけど、
事故が起こらなかったのが奇跡としか思えない」
----ニャるほど。そのノリで全編突っ走るわけだね。
「うん。ぼくはもともとアクションの中にドラマがないと飽きちゃう方だけど、
ここまでアクションに徹底していたら話は別。
少し記憶を甦らせてみよう。
クライマックスではデューの乗ったバイクが丘から落ちる。
そこに敵のトラックが覆いかぶさってくる。
転がってそれを避けたデュー。
彼は火のついたバイクを駆って、
トラックのボンネットに正面から激突!
バイクは炎上し、
デューは反動でトラックの上を飛び越え後方へ転がり落ちる……」
-----「mmmmm………」
「この映画、公開規模は小さいけど、
ぜひスクリーンで観てほしいな。
アクションの醍醐味を満喫できること間違いないから。
こう言う映画には、話のつじつまなんてどうでもいい。
そう、ぼくは思うよ」
(byえいwithフォーン)
※とにかくよくやった度
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※画像はwallpaperです。
『マッハ!!!!!!!!』と関係あるの?同じタイ映画のようだけど。
「うん。トニー・ジャーこそ出ていないけど、
監督は前作でアクション監督を担当したパンナー・リットグライ。
実はこの人、タイのアクション映画界では伝説的存在らしい。
25歳の時父親の畑を売って調達した資金で撮った映画が『BORN TO FIGHT』」
----あれっ。それってこの映画のヨーロッパでのタイトルだ。
「うん。つまりそれだけこれは彼にとって重要な作品と言うことなんだろうね。
通常の映画常識を遥かに超えたアクションが途切れることなく連打されて
最初から最後まで観る者の目をスクリーンに釘付けにする」
----常識を超えたアクション……う~ん想像つかないニャあ。
「そうだなあ。一言で言えば体を張ったアクション。
死と隣り合わせのアクションと言ったらいいかな。
その昔、『マッドマックス』でスタントマン死亡説が飛び出したことがあったけど、
今回のスタントはそれを遥かに凌駕している。
まるで全盛期のジャッキー・チェンだ。
と思って、後でプレスを読んでみたらやはりこの監督、相当なジャッキー・マニア。
ジャッキーが映画の中でやるスタントは当時、全部マネしたらしい。
そういえばこの映画の中にも
『ポリス・ストーリー/香港国際警察』のスケールを大きくした、
トラックがバラック作りの村に突入して家々をなぎ倒すシーンがある。
しかもそのトラックは炎上しているんだ!」
----アクションって映画にとってそんなに重要なの?
「だって映画って、写真とは違って<動き>をキャメラに収めるのが基本。
最近ではCGやSFXでその動き=アクションまで創りだしているけど、
やはり人間の肉体の動きにはかなわないよ」
----そう言えば、チャップリンやバスター・キートンのコメディも
危険なアクションがたくさん入っていてドキドキするよね。
「あの時代はセリフがないから、
よけいにアクションで見せなくてはならない。
アクションは単なる見世物ではなく、
観る者の感情を揺さぶる重要な要素の一つなんだ」
----ニャるほど。言いたいことは分かったけど、
この映画はどんなお話なの?
「タイのある国境の村が反乱軍の襲撃に遭う。
彼ら反乱軍は組織のボス、ヤン将軍の釈放を要求。
そして見せしめのため、村人を一人また一人と殺してゆく。
しかしその村には刑事デュー、
そして各種スポーツのチャンピオンが慰問に来ていた。
デューとアスリートたちは力を合わせて反乱軍に立ち向かう!」
----ぷっ。なんだか調子いいストーリーだなあ。
「いいのいいの。
オモシロいアクションを見せるためのストーリーなんだから。
テコンドー、ムエタイ、ボクシング、セパタクローなどはともかくとして、
サッカー、ラグビー、果ては器械体操の選手まで登場。
そのキャストのほとんどが実際にタイを代表するアスリート。
彼らはそれぞれの競技の<技>を生かして
銃器を持った一味に立ち向かうんだ」
----いいなあ、その荒唐無稽さ。
「まずオープニングのカー・チェイスで度肝抜かれる。
2台の18輪トラックの上でのデューとヤン将軍の部下の肉弾戦。
トラックから落ちて並走している車にぶつかり地面へ。
あるいはトラックとトラックの間に叩き落とされ、
あわや車輪に巻き込まれそうになったり……。
1年以上の入念なリハーサルを繰り返したと言うけど、
事故が起こらなかったのが奇跡としか思えない」
----ニャるほど。そのノリで全編突っ走るわけだね。
「うん。ぼくはもともとアクションの中にドラマがないと飽きちゃう方だけど、
ここまでアクションに徹底していたら話は別。
少し記憶を甦らせてみよう。
クライマックスではデューの乗ったバイクが丘から落ちる。
そこに敵のトラックが覆いかぶさってくる。
転がってそれを避けたデュー。
彼は火のついたバイクを駆って、
トラックのボンネットに正面から激突!
バイクは炎上し、
デューは反動でトラックの上を飛び越え後方へ転がり落ちる……」
-----「mmmmm………」
「この映画、公開規模は小さいけど、
ぜひスクリーンで観てほしいな。
アクションの醍醐味を満喫できること間違いないから。
こう言う映画には、話のつじつまなんてどうでもいい。
そう、ぼくは思うよ」
(byえいwithフォーン)
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