故人様が好きなモノを供える・・
良くある話です
最近は少なくなりましたが、「故人様は大変なヘビースモーカー」
だから、お線香を上げる香炉に煙草に火をつけて何本も挿してある光景
好きなモノだから・・・たくさん・・
お線香と煙草はどちらも煙が出るもので似ては居ますが
全く違うモノなのです
仏教的な意味合いでの線香は身を清める意味合いや
まっすぐ天に向かう煙といった、迷わず成仏して欲しいことも
あるのでしょう・・
煙草を吸わない方でも、線香は許容されるでしょうが
煙草の吸殻が香炉の中を埋め尽くすと
「ちょっとちがうのかなぁ」なんて思う方が多いのではないでしょうか
お供えは別な器とか、台とかに出来ますから、その方がよろしいと
思います、
好きなモノを供える場合、家族の方にも確認したほうが
いい場合もあります
煙草が好きな方だからと言って「供えてあげて」も、
「これが原因で、肺ガンで亡くなったから・・」「煙草を
見るのも嫌い」な遺族の方が居ることもあるのです。
本来は仏教はなくなってからも修行の旅に出ますから
お供えは、「お水」「お花」「ご飯に団子」位ですから
もともと、お酒を供える風習は後から出てきたのでしょう
それがだんだん残された方の気持ちが届くようなお供えの仕方に
変わってきたのは近年でしょうか・・
時代と共に変わる風習や習慣は
何がしかの理由があるから
残っていくのでしょう
さて、煙草はどのような形で残っていくことでしょうか・・・
供えあれば・・・
煙あり・・・