普通のどくだみと
八重のどくだみの花です
道順庵のあちこちで見かけます
どくだみは薬草として古来より使われております
子供のころの私は
傷が出来れば蓬の葉を揉んで付たり
自然にあるもので
なんとかなったものです
薬はあったのですが
よほどでないと使わない
富山の「置き薬」で
薬売りの人が来ては
紙風船をいただいたものです
目にゴミが入ればおふくろが汗が染み込む手ぬぐいで
つばをつけて取ってくれたものです
子供のころは生傷は当たり前の毎日
自然の野山で探検ごっこですかね
ですから
どくだみなんかの独特の匂いなんぞ嗅げば
自然はいいなぁ~
となるのです
子供のころの嗅いだ匂いは
大人になっても
どこか懐かしいどくだみの葉
そして、いつしか文明の波にのまれては
野山から都会へ進み
身体壊せばドラックストアで
最新式の薬を手に入れるのです
野山で生活しているときが
野山のどくだみが効くのでしょうか・・・
それとも
都会の生活が
身体に「どくだみ」なのでありましょうか・・・