道順尼の昔話

道順尼のその昔、子供がちいさいとき、とある葬儀社で働いておりました。

なんと、年間364日の出勤と、夜中の打合せはもちろん、霊柩車の運転等、平均睡

眠時間が4～5時間でした。

それを14年間続けたお方です。

道順尼は、苦労した話はあまり致しません、生きて行くのに精一杯でした。

休みは元日だけ、しかも、仲間の人たちは、「元日しか休みのない」ことを

承知しておりましたから、「元日に」遊びに行く訳です。

「元日に」遊びに来ることの知っていた道順尼は、

31日の夜から、徹夜で料理を作ります。

結局365日休みがありませんでした・・・

365日休みなし・・・・・

でも、365日、笑い声の聞こえない日は、なかったのです。

仏のような人ですが、時には鬼のようにもなります。

それは、人として間違いを犯したとき、お客様を大事にしなかった時、

烈火のごとく怒ります・・・・

道順尼は、「愛情があるから」叱るんだとも言います。

叱られるうちも花・・・て゛しょうか・・・・

時々私も、「説教部屋」へ赴きます。

そこは、天国と地獄ですが・・・・

何故か、いつも、下界に「無事」軟着陸しております。

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