A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

本日の詔。

2008-10-21 18:07:18 | それさえも平穏な日々
……というタイトルで友人まむる~くからメールが来た。
内容は、生活情報サイトall aboutの2つの記事、「せっかくのゲームを台無しにする3つの方法」「掃除を始めるとマンガが読みたくなる」の2つの記事を読んで感想を聞かせてくれ、とのこと。
んではさっそく。

・掃除を始めるとマンガが読みたくなる
http://allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20080530A/

うーん、「掃除という本筋から外れてやるからマンガを読むのが面白い」あまり同意できんなあ。
むしろ、「掃除をやらなくちゃいけないという状況下でそれ以外のことをするからマンガを読むのが面白い」と思うんだが。
普通にやるゲームと親に隠れてするゲームとどっちが面白いかってのと同じ話。
それと、やりこみ要素が用意されているゲームにおいては、ゲームクリアは最終目的ではなくむしろ通過点ないし一旦区切りを入れるポイントで、やりこみ要素をコンプリートすることが最終目的として配置されてると思うんだが。
少なくともポケモンにおいて「全種類のポケモンを集めること」を脱線と論じるのはいかがなものか、と思う。
反面、日本のプレイヤーにはいわゆる箱庭ゲーがウケない、というのには全面的に同意。
というか日本人ゲーマーは、自分で目標を立てるという行為が苦手なんじゃないかと思うな。
前述したやりこみ要素に関しても、あらかじめゲーム側で用意されているものがほとんどだしな。
あと、ストーリー上かならずミニゲームをプレイさせられたりっていうのもよくあるけど、これだと上記の「脱線の楽しみ」に当てはまらないので作業感だけが募ったりとかな。
あと、「自由すぎて自由にできない」っていうのにも同意。
選択肢が無数にあるのはいいけど方向性が定まらない・定められないゲームっていうのはあると思うし、ネトゲなんかがキャラメイク要素は豊富なのに結局は経験値集めの効率化とアイテム収集にプレイスタイルが限局してしまうのもこれに当てはまると思う。
日本人ゲーマーは、目的をこなすのは得意だけど、目的を見出すのは苦手ってところか。
シューターは別格だけどな。
クリアできるようになる→スコアタに挑戦→縛りプレイに手を出すってな具合に、少なくともゲームクリアではい終わりっていうプレイヤーは少数だろう。

・せっかくのゲームを台無しにする3つの方法。
http://allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20080930A/

うああああああああ(悶)。
思い当たる節が多すぎて死ぬ。
ただ、一つ目の「身銭を切らずにゲームをする」のところ、ゲームにかけた金額が多ければ多いほど楽しめる、と受け取れる部分があってここには同意しかねる。
楽しみたいからゲームするんであって、払った金額を取り返すためにゲームしてるわけじゃないからな。
以前この辺のことは日記でも書いたけど、外因的な理由でゲームをするのは作業感が強いし、なにより楽しめてない。
次、2番目の「詰みゲーの恐怖」。
これにも大部分同意だけど、「じっくり遊ぶ為には1本1本遊びつくしてから、新しいソフトを買うことをお勧めします。」というところには同意しかねる。
欲しいソフトは見つけたときが買い時だ。
今やってるゲームがあるから、という理由でそのとき買わなかったばかりに後悔したゲームは結構ある。
反面、見つけたときに買ってよかった、あのとき買わなければ手に入っていたかどうか……というゲームはたくさんある。
目に付くだけでも、バンピートロットザンファインリンダキューブアゲインシルエットミラージュなど。
あとで調べて出荷本数が少ないソフトだと知って、買ってよかったと思ったものだ。
そして3番目、「遊びかけのゲームを放置する」。
「やっぱり、ゲームはあまり間をおかずにクリアしてしまうのが良さそうです。」ここには同意しないなあ。
こういう気持ちでプレイして楽しめるかあ?
確かにRPGだと久しぶりに起動して「……ここどこ?」なんてことはよくあるけど、ソレまでのプレイ過程を思い出していくのもまた楽しみの一つだと思うがなあ。

……で、だ。
一つ思ったんだが、「寝かせる」って選択肢はないのか?
買ったゲームはできるだけ早くクリアしなきゃいけないなんて決まりでも有るのか?
ちょっと前の日記で書いたけど、ニコ動見た拍子にレイスト久しぶりにやってみたらはまり込んだり、みたいに、何かの拍子に詰んでたゲームをふちやってみたら楽しい、それじゃいかんのかなあ?
とっつきが悪くてやる気が起きなくて、しばらく他のゲームやってて気が向いたときにやってみるとすんなり進めたりなんてよくあることだと思う。
ゲームという娯楽に、早くクリアしなけりゃいけない(クリアしたい、ではなく)妙な義務感を持ち込むとそれだけで楽しみが半減する。
……とは書いたものの、やりたいときにやりたいゲームをやるって、これでなかなか難しいんだよな。
娯楽を楽しむためには、娯楽との付き合い方も考えなくちゃいかんということか。
単純に物事を楽しむって言うのも、これでなかなか難しいものだなあ。

……と、こんな感じでどうかねまむる~くよ。
コメント
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