空和心律体

「道」を「楽」しむ極意を探して右往左往

救命講習

2011-06-19 22:01:31 | 健康
救命講習を受講してきました。

心肺蘇生法&AEDの使用を実技講習
会場は浜松市消防局(8:30~17:30)


[内容]応急手当
・救命処置
心肺蘇生法(胸骨圧迫&人工呼吸など)/AEDの使用
気道異物の除去(腹部突き上げ法など)
・止血法など(体位、搬送法)
・その他(熱中症)


受講の動機は「人の命を救う手助けをする」という立派なものではなく、自分の身内(周りの人)に何かあった時、救急車を待つ間に何も出来なくて歯がゆい思いをしないで、「自分に出来ることはやったんだ」と覚悟できるようになりたいと思ったからです。

しかし多分、受講した技術を実際に使う確率は、宝くじに当たるようなものでしょうね。もっとも、使う場面に遭遇しないのが正直一番良いのですが・・・

参考:浜松AEDマップ

「こんな参加の仕方もあるのか・・・」
ぎふ清流マラソンにハートサポートランナーとして参加された海老之助さんにも刺激されました。掛川新茶マラソンのゴール手前で僕の後ろのランナーが倒れてAED使用。その時、何も出来ない自分がちょっと情けなくて・・・


講習後にはこんなカードを・・・

ガイドラインの変更があるので2~3年後に再受講

今後は「胸骨圧迫&AEDの使用方法を時々復習」&「AEDの設置場所を常に意識しておこう」と思います。


おまけ・・・
浜松城(何十年ぶり?)

昼休みに浜松城公園をトレランもどきで2km

夜ランしながら、XR'92mama(別の講習を受講済み)に「僕が倒れたら心肺蘇生&AEDやってくれる?」と聞いたら・・・

「やり方忘れちゃった~」

・・・自力で何とかします



2 コメント

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ちょっと水を差すようなコメントになってしまうかも知れなくて申し訳ないんですが、我々医療関係者の間では、「AEDは無駄なものではないけれど、万能なものでは決してない」というのが大方の認識だと思います。 (中川のめだまおやじ)
2011-06-20 01:27:32
AEDが有効なケースというのは非常に限られていて、
「心臓震盪(野球のボールが胸に当たったなど)や急性心筋梗塞などに伴う心室細動または心室粗動」
のみ、です。心拍停止の状態では多くの場合除細動は無効ですし(病院での蘇生では心拍再開を期待して一応行いますが)、AEDは心拍停止の場合には除細動を行わない設定になっています。ただ、一般の方には急に倒れた人が心拍停止なのか、心室細動を起こしているのかの区別は難しいし、できる事はAEDをつけて、上記のごく一部の希なケースには除細動が行われて助かる、それ以外の場合にはひたすら心臓マッサージを行って救急車の到着を待つ、という事が出来うる最良の事なのでしょう。人工呼吸はマウスツーマウスーは感染の危険もありますし、結構難しいので、心臓マッサージだけ行っていれば人工呼吸の有無は救命率に差はないというデータが出ていますので、心臓マッサージだけはいつでも出来るようにトレーニングしておけば良いと思います。

電気除細動と殆ど同じくらい効果のある方法として、古典的ですが、拳で胸骨を叩く、という方法があります。AEDの事をニュース等でさかんに取り上げるのも良いのですが、この簡単な胸骨叩打法の事も一般に広く知らせてもらうと良いなあと思います。

もし、私が道具も何も持っていない時に、突然倒れて呼吸・心拍停止の人に遭遇したら、勿論救急車の要請と近くにAEDがないか探してもらいますが、それが来る前にまず胸骨を一発ドン!と叩いてから心臓マッサージをすると思います。
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先生、コメントありがとうございます。 (XR'92)
2011-06-20 12:28:56
>AEDは・・・万能なものでは決してない。

はい。もっと「すごいもの」だと期待していたのですが残念でした。(操作は予想に反し非常に簡単でした。)
講習の内容は(言い方は失礼かもしれませんが)お役所的、あれで「救命技能を有する」と消防長からお墨付きをいただいてもなんだか恥ずかしいです。
でも、おまけで指令本部を見学できたのはちょっと面白かった(?)です。携帯電話からの通報でもかなりの精度で位置確定が出来るのには驚きました。

心肺蘇生については、ズバリ先生がおっしゃられる通りの指導を受けました。

(余談ですが、サッカー選手がフリーキックの壁を作るときに金的と「胸」をカバーするのは心臓震盪を防ぐ為だったのですね。わけも分からずに真似ていました。また、打撃系の技の「心臓打ち」は一瞬意識がなくなると聞いていますが、これ狙いだとしたら怖~)

僕としては「反応の確認」「胸骨圧迫の有効性」を認識出来たのが収穫です。(実際に出来そうなのはこれくらい?)また、今は「心臓マッサージ」を「医師が直接心臓を揉む行為」と混同しないように「胸骨圧迫」と呼ぶようになり、救命処置が身近に感じられました。

今後は「胸骨圧迫」はいつでも出来るように意識しておきたいと思います。
(休憩時間に救急歴30年の講師の方から聞いたAEDの有効性についての印象は「正直、う~ん?」でした・・・)
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