ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

淀川完歩20 石清水八幡宮

2016年03月27日 21時37分33秒 | ウォーキング

琵琶湖から始めた淀川歩きも
かなり進んできました。

前回は伏見から歩き始め、
ようやく宇治川、木津川、桂川の
三川が合流する八幡市までやってきました。



もう大阪府内もすぐそこです。

では続きはこの前歩行を終えた
八幡市駅からとなるのですが、
この駅の周辺にはいろいろと
見ておきたいところがそろっていますので、
まずはそれらの見物から
入っていくことにしましょう。

まずは、八幡市の名前にもなっている

「石清水八幡宮」

からです。
市内の駐車場に車を止めて



駅に向かっていきますと、
看板がありました。



八幡宮へ続く「男山ケーブル線」
へと向かいます。

もともとこの男山の山頂にある
「石清水八幡宮」には
歩いて登る参道もあるのですが、
まあここは歩き目的ではない寄り道なので、
珍しくケーブルカーに乗って
向かうことにしましょう。

往復400円を払って乗車します。

これがそのケーブルで、



車内はこんな感じ。



1時間に4本出ていて、
乗車時間的には10分はかかりません。

座席は全部下向きにつけられているのは、
ここからの景色がきれいだからですね。

今日これから行く川の方角も
良く見えていますし、



少し顔を西向ければ、
川と隔てた場所に、天王山も見えています。



そうなんです。

男山は昔から淀川をはさんで
天王山と向かい合う要所
と言われているのです。

この時の乗車客は全部で6人でした。

京阪にしてみればちょっと赤字ですかねえ。
山頂駅で降り、しばらく歩くと



石清水八幡宮の境内に入っていきます。



そうそう、それではなぜこの山を
「男山」というのでしょう。

いろいろと調べてみましたが、
どうも理由はよくわかりません。
唯一それらしい記述によると、
平地にぽこんと岩が突き出ているから
みたいなことが書かれてありましたが、
はたして本当かどうかよくわかりません。

まあ、とにかく143mのこの山が
京都の裏鬼門に当たることなどから
建てられたといわれています。

そしてさらに最近この寺に
すごいことが起こりました。

それは1634年に建てられた本殿を含む10展が、
ひと月前の2月9日に国宝に指定されたんだそうです。



八幡市では初めての国宝の誕生です。
市の名前が国宝に関係しているのだから、
関係者は大喜びだったでしょうね。

まあ、それくらいこの石清水八幡宮のある辺りは、
歴史的にも重要な地だったようです。

ではその国宝の周りをまわってみましょう。



これが「鬼門封じ」という建て方です。





鬼門の東北を切り取った形にしています。

こんなこともあるんですねえ。

ちなみにdoiron家では家を建てたときに
鬼門の方角に山から切り取ってきた
ヒイラギを植えています。

とってきたときは10cmくらいの
小さな木だったのですが、
今は成長してdoironの身長より20cmほど高い
2mくらいになっています。

う、嘘ですが・・・

それでも身長より十分な
大きさになっています。



そしてこれがクスノキの巨木です。



む~ん、先日のドジ旅で
巨大な木を見すぎたところですからねえ。
でも、その根元に並ぶ塀なんですが、
じつはこれが値打ちだったのです。

帰ってきてから調べたら、
なんとこの塀、信長公が寄進した
攻撃に強い「信長塀」なんだそうです。

瓦や土を固く練りこんでいます。

あ、でもこれは国宝にはなっていません。
まあ、あと熊野神社や熊野三山系の
神社で神木とされている
「なぎ」の巨木もありました。



その名前が、海の「凪」に通じるところから、
漁師なんかはこの木の葉っぱを
お守りの袋に入れて、
災難除けのお守りにしているそうです。

doironも日常の歩行除けに
しっかりお祈りしておきましょう。

続く。