熊野街道を歩いている時もそうでしたが、
大阪市内の歴史探訪の道には
四角い導き石が埋められています。
ありがたい取組ですね~。
その導き石の先に見えてきたのが大江神社です。
愛染坂を左に見ながら
とりあえず右の神社の鳥居をくぐります。
境内を歩いていると、
なにやら右奥の方が賑やかです。
行ってみると、
な、なんと、こま犬が「虎」でした。
これ。
台石にも「虎」と刻まれています。
虎は毘沙門天を護るとされているそうです。
ここには300年以上前に制作された狛虎があったそうですが、
いまは保存のために収蔵されているそうです。
その狛虎に守られた奥にある毘沙門天の社の前の柵に、
阪神タイガースの応援メガホンなんかが
賑やかにおさめられています。
そうです。狛虎にちなんで、
ここにはタイガースファンが必勝祈願、
優勝祈願に数多く訪れるんだそうです。
熱い思いを書いた紙や札などが張られてありました。
なので巨人ファンは近寄れません。
以前熱狂的な巨人ファンが訪れた時、
一転にわかにかき曇り雷鳴がとどろいた・・・
というのはdoironの創作です。
この大江神社にはもう一つ見所があります。
それは、坂道の下から登る参道の階段が
全部で101段あるということです。
100年を人間の一区切りとして、
そこからさらに一歩
という思いが込められているとか、いないとか。
とりあえず人生をかみしめながら
一段ずつ登ってみました。
50段までは順調でしたが、
そこから先は波乱万丈。
54段では一度死にました。
そして生まれ変わって56段目。
ここがまた人生好転に向かう
記念すべき石段です。
そしてここが現在の58段目。
しっかりと地面に鎮座しておりました。
資料通りに101段で境内に出ると、
本殿の前に生きたト、トラがいました。
なわけはありません。
奇しくもトラ猫がお参りに来ていたのです。
またこのあたりから眺める夕日は素晴らしい
ということで、一帯は「夕陽丘」といわれております。
その銘を刻んだ碑が境内にありました。
境内で虎とたわむれたり、
夕陽の光景を想像したりしながら
しばし時間を過ごした後、
ふたたび鳥居を出て愛染坂の下り口に出ます。
ここもかなりの急坂です。
雨が降ったら水も勢いよく流れるでしょう。
これは上り口にある石碑
その証拠に、次の清水坂のそばには、
平坦な大阪市内で唯一といわれる
自然の滝があるとのことなので、
次はそこを目指します。
また続く。