おてんきぷらぷら

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J2白書2011

2012年02月11日 | FC TOKYO
FC東京がJ2降格し2011J2シーズンを向えるにあたり必須バイブルとして『J2白書2010』を購入したのはちょうど1年前のこと。無事に1年でJ1昇格を成し遂げた今、『J2白書2011』J'sGOAL/J2ライター班著(東邦出版)をこの1年間の復習・思い出の証として購入しました。地域に根ざしたJ2チームの多士済々の選手たち、マスコットや地元スタジアムグルメまで、ホームゲームはもちろん全国各地への応援遠征を振り返るにはもってこいでした。待ち遠しいシーズン前に、昨年を振り返る至福のひとときをありがとう。

~本書より~     送  辞
激闘の2011シーズンを終えJ.League Division2を卒業される
   FC東京のみなさま 
       J2卒業おめでとうございます

 2011年3月5日、FC東京のシーズンは、サガン鳥栖戦で幕を開けました。幕といえばこの日スタンドに掲げられた横断幕「1年間お世話になります。J2なめてません」は各クラブサメ[ターからさまざまな反響がありましたね。思い起こせば、1999年J2初年度の開幕戦。F東京の対戦相手は、鳥栖でした(ちなみにJ2のファーストゴールはF東京の岡元勇人選手。)
 開幕戦こそ移籍してきたばかりのヤザーこと谷澤達也選手のゴールで勝利を飾るも、シーズン序盤は久々のJ2での戦いということもあり、苦戦の連続。震災による中断明け後の第8節・千葉戦では、0≠Rの完敗。その後もペースが上がらずに、13位まで下がったことも・・・。第12節・ザスパ草津戦もラフィーニャ選手(現ガンバ)の2ゴールにより敗戦。しかし、のちに選手たちが口を揃えて「変わるきっかけになった」と言うこの敗戦を機に、選手たちが本音で話をするようになってからチームが変わりだしました。そしてここからは、もともとのャeンシャルが遺憾なく発揮され、順調に順位も上昇。それとともに、全国各地でイナゴと称され、期待と恐れを持って迎えられたサメ[ターのアウェイでのスタジアムグルメ食べ尽くしも順調に影響力を増大。北九州をはじめ「スタグル砂漠」とも言われた味の素スタジアムのグルメ屋台街「青赤横丁」(第35節・水戸戦)など、各スタジアムでの売り切れを続出させました。
 迎えた運命の11月19日、アウェイのガイナーレ鳥取戦では、鳥取へ向う飛行機・電車・バスは軒並み満席、市内のホテルも満室続出、鳥取市の人口の1%強に当たるサメ[ターが来鳥ということで、試合前日の鳥取ではそのこと自体が大きなニュースとなりました。またスタジアムでF東京サメ[ター向けに無料で振る舞われた境港のカニ汁は、満を持して準備されていたものの、当然のごとく一瞬で食い尽くされましたね。試合に勝利しJ2卒業を決められたあと、スタンドには開幕戦から一部アレンジされた「1年間お世話になりました」の横断幕を掲出。なにかと話題を振りまいてくれました。そんなF東京の姿がJ2で見れなくなってしまうことに、一抹の寂しさを感じてしまいます。
 しかし、今季の締めくくりとして天皇杯でJ1クラブを撃破、さらに史上初のJ2クラブ対決となった決勝も制してしまう華々しさを目の当たりにしては、もうなにも申し上げることはありません。来期のJ1とAFCチャンピオンズリーグでのご活躍を祈念しつつ、送辞の言葉とさせていただきます。
                                 J2白書2011年制作委員会







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