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三鷹ゆかりの文学者たち

2010年11月28日 | Museum
11月28日『三鷹市市制施行60周年記念展“三鷹ゆかりの文学者たち”』三鷹市美術ギャラリー
定期的に訪れる三鷹美術ギャラリー。三鷹市市制施行60周年事業のひとつとして三鷹にゆかりのある文学者たちに焦点をあてた展覧会です。三鷹市は「文学のまち・三鷹」を掲げています。調布市のげげげ・・・に対抗しているわけではないでしょうが。太宰治をはじめ三木露風・山本有三・武者小路実篤や瀬戸内寂聴などは、おなじみの面々ですが、今回はそのほか現在三鷹に住むご活躍中の皆さんも紹介されています。とりわけ、ICU国際基督教大学出身の文学者が多いことはあらためて認識しました。ミステリー好きの自分にとって、同学ご出身の高村薫氏の直木賞受賞作「マークスの山」は大好きな作品ですが、お恥ずかしい話で高村薫氏が女性であることを本展ではじめて知りました。「マークスの山」といえば至極の警察小説であり舞台がアルプス山岳ものというだけで男性作家を勝手にイメージしていたようです。同じくICU卒の平田オリザ氏など現在ご活躍の皆さんが三鷹にゆかりがあることを知れたのは収穫でした。
また、「三鷹文学年譜」なる展示では、時代とともに三鷹の文学に関する出来事と三鷹のあゆみが並列されていましたが、まさしく自分の生れ生い立ちと重ね合わせることができ感慨深く観覧しました。

   “三鷹ゆかりの文学者たち”
    井上荒野
    大岡玲
    大岡信
    奥泉光
    瀬戸内寂聴
    高村薫
    辻井喬
    津村節子
    平田オリザ
    宮柊二
    宮英子
    吉村昭
    季恢成
    太宰治
    三木露風
    武者小路実篤
    山本有三

帰りに、本展図録とともに三鷹市市制施行60周年記念写真集2010『続・みたかの今昔 モノトーンの記憶』を購入。
私だけでなく、父(79歳)も母(74歳)も三鷹生れの三鷹育ちなので、この手の写真集は我が家にとって興味深いものなのです。案の定、懐かしい町並みに感慨一入。



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