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新感線 ☆ RS「メタルマクベス」disc3

2018年12月06日 | Live Theater
12月6日、ライブビューイング『新感線 ☆ RS「メタルマクベス」disc3』丸の内ピカデリーにて。
「メタルマクベス」とは、宮藤官九郎さんが脚本を担当し、2006年に"劇団☆新感線"が上演した作品。シェイクスピアの「マクベス」の世界観はそのままに、2206年の廃退した近未来と、空前のバンドブームに沸いた1980年代の日本を二重の構造に置き換えるという大胆なアレンジによって創り上げられ、前代未聞のシェイクスピア作品として大きな話題となりました。初演から12年の時を経て復活する今回のIHIステージアラウンド東京版の『メタルマクベス』は、橋本さとしさんと濱田めぐみさんの"disc1"、尾上松也さんと大原櫻子さんの"disc2"、そして、満を持して、11月からの公演"disc3"は、浦井健治さんがランダムスター/マクベス浦井を、長澤まさみさんがランダムスター夫人/ローズ役を演じています。豊洲「IHIステージアラウンド東京」での"劇団☆新感線"のチケットはプラチナチケットということでライブビューイングでの鑑賞となりました。「IHIステージアラウンド東京」は、周囲を取り囲む360度全てに展開されるステージに、その中心に巨大な円形の観客席を配置し、巨大なお盆に乗った観客席自体が回転しながら可動式スクリーンに映し出される映像・舞台・音楽・照明、全てが画期的な方法で融合することで、これまでにない感覚を体験させてくれるアジア初の没入型エンターテインメント施設です。この日はライブビューイングということで、「IHIステージアラウンド東京」の楽しさは味わいきれませんでしたが、スクリーンならではの演者の皆さんの表情アップに、細かい演技に至るまで堪能することができました。悪女を演じる長澤まさみさんの、大人の美しい色気は圧涛Iで、ヘヴィメタルと艶めかしいエロチックの融合がイイ感じ。約4時間、タイムリーなギャグに笑う一方、本筋では鳥肌もので、時間を忘れて見入りました。“綺麗は汚い 汚いは綺麗”冒頭、3人の魔女が語る不可思議なセリフですが、シェイクスピアの四代悲劇のひとつは、まさしくハードロックしていました。