おてんきぷらぷら

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冬の五箇山・菅沼合掌集落〔世界遺産〕

2016年02月20日 | World Heritage in Japan
2月20日世界遺産『白川郷・五箇山の合掌造り集落』富山県の菅沼合掌造り集落を散策。
これまで夏や秋に訪れたことがあったものの冬の雪景色の“世界文化遺産:五箇山菅沼と白川郷”に行きたいと思っていたのですが、Jリーグ開幕前のこのタイミングしかないと、思い切って行ってしまいました。松本から安房峠を経て高山経由の一泊二日。お天気は全国的に荒れ模様で、雨に、吹雪に、晴天と目まぐるしいものでしたが、念願の雪中散策は満足するものとなりました。ますは、岐阜県奥飛騨から富山湾に注ぎ出る庄川流域に点在する合掌造り集落、富山県南砺市の五箇山菅沼集落へ。五箇山合掌造り集落は、相倉集落と菅沼集落の2箇所が世界遺産登録を受けています。今回訪れた菅沼合掌造り集落は、険しい山あいを流れる庄川のわずかな川岸段丘にあり、現在9戸の合掌造り家屋がこじんまりと残っています。冬は豪雪となる厳しい自然に耐え、養蚕などの仕事の場としても適した住まいとして、はるかな歴史を重ねて完成された合掌造り。五箇山は、養蚕が盛んで、その蚕の糞と土、刈草に人の尿を混ぜ床下に埋めて寝かせ水と灰を加えて煮詰めて作る塩硝作りが地元産業でした。今は昔、現在の合掌造り家屋はといえば、観光産業へと変貌をとげていますが、日本の原風景ともいうべき山村の景観はどこか心温まるものでした。