5月3日『浦和レッズvsFC東京〔J.League Division1第11節〕』埼玉スタジアム2OO2へ。
昨年、国立での劇的勝利の記憶が甦る対浦和レッズ戦。最低でも勝点1は死守したいゲーム。現に勝点を確保できるゲームはこびができていただけに、「0≠P」の敗戦は口惜しい限り。CKからの失点での「0≠P」敗戦は、広島戦・名古屋戦をデジャヴ。守備に関して云えば、パスミスやトラップミス、1対1のボールロストなど細かい点ではインターセプトされる場面もありますが、組織的な2次ディフェンスで決定的な場面までもっていかれることはなく、安心して見ていられるだけに、セットプレーが課題でしょう。攻撃面では数多くないチャンスをいかに決められるか、精度の問題もあるのでしょうが、期待が持てるのも確か。
面白いゲームでしたが。う~ん。でも口惜しいなあ。
この日スタジアムで購入したMDP(マッチデイプログラム)の『FC東京評』が興味深かったので、以下ご紹介。MDPに、対戦相手チームへのリスペクト記事掲載には拍手!
“守備をベースに柔軟な対応 新監督の戦術が浸透してきた”
今季、新たにマッシモ・フィッガデンティ監督を招聘したFC東京は、サッカースタイルが昨季までとガラリと変化している。
ランコ・ャヴィッチ前監督(現セレッゾ大阪監督)が掲げたボールャ[ッションを軸にした攻撃サッカーから、守備で試合をマネジメントしていく戦い方にシフトチェンジ。Jリーグ約20年の歴史にして初のイタリア人指揮官は、多様な戦術に長けた“カルチョの国”出身らしく、チームを柔軟に変容させていくことを目指している。
チームが今季、まず掲げたのが、“勝つためのサッカー”を最優先するということ。試合内容を突き詰める、または攻撃に重心を置き過ぎるという姿勢から一新。得点は奪うが失点も多いというクラブイメージを払拭することで、タイトル獲得をよろり現実的な目標にしていく覚悟だ。
そのため、フィッカデンティ監督は堅実な守備組織を形成すべく、4バック+3ボランチという布陣をベースにチーム作りを始めている。前線の形は左右のウイングを置いた3トップや、2トップにトップ下を交えたシステムなどがかなり流動的だが、MF、DFの並びの基本は前述の形となる。一方、キックオフの笛がなれば、時間を追うごとに相手に応じてどんどん自分たちのシステムを変えていく。相手のサイド攻撃を抑えるために、「4≠S≠Q」に移行したと思えば、相手がより攻撃的に出てきた場合は3人のセンターバックをゴール前に鎮座させることも。また攻撃的に振る舞うときは、3トップに2人のウイングバックも高い位置まで上げて敵陣に侵入していくなど、指揮官は何一つ躊躇なく布陣や戦術を目まぐるしく変化させていくのである。
「だいぶ監督の戦術面が僕たちに浸透してきている実感がある」。4月中旬以降、FC東京の選手たちからはこうした声をよく聞くようになってきた。しっかりと守備から試合に入り、相手や展開にいかようにも対応していく。そんなフレキシブルナチームこそが、このイタリア人指揮官が作るチームの理想形なのである。 〔エルゴラッソ・FC東京担当/西川結城〕
前半7分 No.9渡邉千真 弾丸ミドルはGK正面
後半7分 No.2徳永悠平 サイドからセンターへ持ち込んでのシュートは左ャXト
後半10分 No.13平山相太 左サイドからのシュートは惜しくもャXトをかすめ
後半41分 No.7米本拓司 フリーでのミドルはDFに当たりCKへ
No.20李忠成くん包囲網はバッチリで仕事はさせず
昨年、国立での劇的勝利の記憶が甦る対浦和レッズ戦。最低でも勝点1は死守したいゲーム。現に勝点を確保できるゲームはこびができていただけに、「0≠P」の敗戦は口惜しい限り。CKからの失点での「0≠P」敗戦は、広島戦・名古屋戦をデジャヴ。守備に関して云えば、パスミスやトラップミス、1対1のボールロストなど細かい点ではインターセプトされる場面もありますが、組織的な2次ディフェンスで決定的な場面までもっていかれることはなく、安心して見ていられるだけに、セットプレーが課題でしょう。攻撃面では数多くないチャンスをいかに決められるか、精度の問題もあるのでしょうが、期待が持てるのも確か。
面白いゲームでしたが。う~ん。でも口惜しいなあ。
この日スタジアムで購入したMDP(マッチデイプログラム)の『FC東京評』が興味深かったので、以下ご紹介。MDPに、対戦相手チームへのリスペクト記事掲載には拍手!
“守備をベースに柔軟な対応 新監督の戦術が浸透してきた”
今季、新たにマッシモ・フィッガデンティ監督を招聘したFC東京は、サッカースタイルが昨季までとガラリと変化している。
ランコ・ャヴィッチ前監督(現セレッゾ大阪監督)が掲げたボールャ[ッションを軸にした攻撃サッカーから、守備で試合をマネジメントしていく戦い方にシフトチェンジ。Jリーグ約20年の歴史にして初のイタリア人指揮官は、多様な戦術に長けた“カルチョの国”出身らしく、チームを柔軟に変容させていくことを目指している。
チームが今季、まず掲げたのが、“勝つためのサッカー”を最優先するということ。試合内容を突き詰める、または攻撃に重心を置き過ぎるという姿勢から一新。得点は奪うが失点も多いというクラブイメージを払拭することで、タイトル獲得をよろり現実的な目標にしていく覚悟だ。
そのため、フィッカデンティ監督は堅実な守備組織を形成すべく、4バック+3ボランチという布陣をベースにチーム作りを始めている。前線の形は左右のウイングを置いた3トップや、2トップにトップ下を交えたシステムなどがかなり流動的だが、MF、DFの並びの基本は前述の形となる。一方、キックオフの笛がなれば、時間を追うごとに相手に応じてどんどん自分たちのシステムを変えていく。相手のサイド攻撃を抑えるために、「4≠S≠Q」に移行したと思えば、相手がより攻撃的に出てきた場合は3人のセンターバックをゴール前に鎮座させることも。また攻撃的に振る舞うときは、3トップに2人のウイングバックも高い位置まで上げて敵陣に侵入していくなど、指揮官は何一つ躊躇なく布陣や戦術を目まぐるしく変化させていくのである。
「だいぶ監督の戦術面が僕たちに浸透してきている実感がある」。4月中旬以降、FC東京の選手たちからはこうした声をよく聞くようになってきた。しっかりと守備から試合に入り、相手や展開にいかようにも対応していく。そんなフレキシブルナチームこそが、このイタリア人指揮官が作るチームの理想形なのである。 〔エルゴラッソ・FC東京担当/西川結城〕
前半7分 No.9渡邉千真 弾丸ミドルはGK正面
後半7分 No.2徳永悠平 サイドからセンターへ持ち込んでのシュートは左ャXト
後半10分 No.13平山相太 左サイドからのシュートは惜しくもャXトをかすめ
後半41分 No.7米本拓司 フリーでのミドルはDFに当たりCKへ
No.20李忠成くん包囲網はバッチリで仕事はさせず