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高野山:世界遺産散策〔奥之院〕

2012年11月04日 | World Heritage in Japan
11月3日世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』高野山への日帰りバスツアーに参加。
行きたくても行けずにいた高野山。阪急交通社の「秋彩の高野山5つの世界遺産と絶景龍神スカイライン」のバスツアーにて、紅葉に染まる高野山の世界遺産を賑やかで多くの観光客に交じり散策しました。
世界遺産『奥之院』。一の橋から弘法大師御廟までの約2kmの参道が世界遺産登録されています。奥之院参道の両側には何百年も経た老杉が高くそびえ、その杉のもとには、少しでもお大師さまの近くで供養されたいと願う数十万基を超えるあらゆる人々の墓碑や供養塔が建ち並びます。老杉から射す光に浮かび上がる苔むした墓石群は永い時の流れの証。
我々は中の橋案内所から奥の院へ向いました。有名企業・有名人の供養塔の中をすすみ、いよいよ世界遺産である奥の院参道へ足を踏み入れると、一転、空気が変わり、霊場の世界へ。
実は、何の予備知識なく訪れた自分にとって、あまたある墓石や五輪碑に刻まれた名前だけで圧唐ウれてしまいました。曽我兄弟、武田信玄・勝頼、上杉謙信・景勝、伊達政宗、石田三成、初代市川団十郎、平敦盛、明智光秀、崇源院(お江)、結城秀康(家康次男)、豊臣家、織田信長などなどほんの一部にしか過ぎません。まさに時空を超越した聖地であり霊場であるを実感。
参道は、「御廟橋」へ、ここから先は脱帽、写真不可。「燈籠堂」の前にて身を清め、弘法大師御廟を参拝しました。弘法大師御廟は、大師信仰の中心の聖陵。‘南無大師遍照金剛’を3回唱えた後にお祈りすることで、宗教・宗派を越えて願いをかなえていただけるとのこと。神妙に真摯に祈りを奉げました。心が洗われたのか、私意でなく周囲の人々を思い祈りました。
毎年お正月に川崎の地でお大師さまをお参りしていますが、お大師さま信仰の息づく聖地に立つことができただけで感動を覚えました。
案内人の方のお話が興味深く心穏やかになれました。感謝。合掌。











「御廟橋」にてこれより聖地


奥に立つ「燈籠堂」




一の橋