おてんきぷらぷら

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ロートレック

2009年12月06日 | Museum
12月6日『ロートレックコネクション~愛すべき画家をめぐる物語~』Bunkamuraザ・ミュージアム。【ちらし】  
是非行きたいと思っていた『ロートレックコネクション』へ行ってきました。アンディ・ウォーホルが20世紀の世紀末を代表する人物画やポスター画のコマーシャルアーティストであるとすれば、間違いなく19世紀の世紀末のコマーシャルアーティスト(当時はそんな概念があったかどうかわかりませんが)で、その作品は巴里の風俗と人々の哀歓をシニカルな視点と独特な構図で描くポスター作家です。
巴里モンマルトルのダンスホール「ムーラン・ルージュ」を代表する各種の店舗・人物のポスターはまさに世紀末のポップアートだと思います。彼と友好のあるゴッホやゴーギャンの油絵の時代にリトグラフのポスター画は「現代性」と呼ばれるに値したのでしょう。ポスター画のデフォルメされたちょっとエロチックな人物画が好きです。Bunkamuraで11月から開催されていたことは知っていて必ず見に行こうと決めていてようやく実現したしだい。単に作品に興味があっただけでロートレック個人については何も知らなかったのですが、今回の展覧会にて彼の人生も知ることができました。
例えば、彼が下肢に身体障害があったことやモンマルトルの交友録、日々の生活からモンマルトルのダンスホールや娼館など夜の世界を描く彼の人物像は興味深く、どこか江戸時代の浮世絵画家を想像させるなあと感じました。【 図 録 】



アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
Hanri de Toulouse = Lautrec
(1864?901)








思ったよりも混雑間はなく時間をかけて十二分にロートレックを堪能し「図録」と「カレンダー」を購入して帰ってきました。

【追伸】
FC東京は、Division1:12月5日新潟との最終戦をドローで終わり年間順位5位となりました。2009年はカップ戦優勝もありこれでよしと考えます。来年へ向けて、選手の入れ替えなど心配事もありますが、さらに期待が増します。ありがとう!FC東京!