日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

【ロシアW杯】4強出揃う!イングランドは28年ぶり、クロアチアは20年ぶり!

2018年07月08日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」は、日本時間7日深夜に準々決勝の2日目が行われました。1日目はフランスがウルグアイを2-0で降し、ベルギーが優勝候補のブラジルを破ってベスト4進出。この時点でヨーロッパ勢が独占する形となりました。この日はイングランドVSスウェーデン、ロシアVSクロアチアの2試合。4強に勝ち進むのは?



準々決勝第3試合 イングランドVSスウェーデン@サマーラアリーナ
コロンビアをPK戦の末に破ったイングランドは、エースで主将のハリー・ケイン選手が単独トップの6得点。24年ぶりのベスト8入りを果たしたスウェーデンは、4試合でわずか2点しか与えていません。
前半12分、スウェーデンはMFクラエソンが右足ミドルシュートを放つが、大きく外れる。イングランドも19分、FWスターリングのドリブル突破から、ケインが右足を振り抜くも、シュートはわずかにゴール左。
膠着状態が続く中で迎えた前半30分、イングランドはMFヤングの左CKから、DFマグワイアが頭で叩きつけ、先制ゴールを奪います。前半45分、MFヘンダーソンが浮き球パスを出すと、スターリングがDFラインの裏へ抜け出し、ペナルティエリア内で時間を稼いでからシュートを打ったが、相手DFにブロックされた。
後半2分、スウェーデンは左サイドのクロス→FWベリがファーサイドからヘディングシュート。しかし、イングランドGKピックフォードの好セーブに阻まれる。
後半14分、イングランドはMFリンガードが右足でふわりとクロスを上げ、ゴール左にいたMFデレ・アリがヘディングで押し込み、イングランドに2点目が入ります!
2点を追いかけるスウェーデンは後半17分、右サイドでMFクラエソンの縦パス→FWトイボネンのグラウンダークロス→ベリのヒール落とし→クラエソンのシュートはGKピックフォードに弾かれ、こぼれ球にもう一度クラエソンがシュートを狙うもDFに阻まれる。さらにはMFフォルスベリも行こうとしたがダメだった…。
後半26分には、クラエソンのスルーパスから、左サイドのFWグイデッティがダイレクトで折り返し、ゴール前でボールを受けたベリがシュートを放ったが、またもGKピックフォードがビッグセーブを見せた!試合はこのまま2-0でイングランドが勝利し、ベスト4進出を決めました。



準々決勝第4試合 ロシアVSクロアチア@フィシュトスタジアム
開幕前は「世界最弱のホスト国」と言われていたロシアですが、グループリーグを2勝1敗で突破すると、決勝トーナメント1回戦では強豪スペインに勝ち、ベスト8に駒を進めました。準々決勝のクロアチア戦でも開催国の意地を見せられるか?
序盤から一進一退の攻防が続く中で迎えた前半31分、ロシアはFWジュバのパスを受けたMFチェリシェフが、ドリブルで仕掛けてから得意の左足シュート。これがゴール左上に突き刺さり、ロシアが先制点を奪います。
しかし前半39分、クロアチアが反撃。FWマンジュキッチが左サイドを突破すると、クロスボールにFWクラマリッチが頭で合わせ、1-1の同点とします。
後半14分、クロアチアはMFモドリッチが左サイドにパスを送り、DFストリニッチのクロス→ファーサイドのクラマリッチの折り返しは相手にクリアされるが、こぼれ球を拾ったFWペリシッチが右足でシュート。しかし、ボールはポスト左に当たった後、ゴール右へ…。クロアチアもったいなさすぎる。
ロシアも後半27分、右サイド・DFフェルナンデスのクロスに、MFエロヒンがヘディングシュートを放ったが、枠を捉えることができず。試合は90分では決着がつかず延長戦へ。
延長前半11分、クロアチアは右サイドのCKのチャンスを獲得。モドリッチのセンタリングに、DFビダがヘディングシュートを決め、クロアチアが2-1と勝ち越し。
これでクロアチアが勝ったと思われましたが、延長後半10分、ロシアはペナルティエリア手前の位置でFKのチャンス。ジャゴエフが蹴ったボールを、フェルナンデスが飛び込んでゴール!ロシアが土壇場で2-2の同点に持ち込んだ!
運命のPK戦、先攻のロシアは1人目・スモロフが失敗。後攻のクロアチアは2人目のコバチッチがロシアGKアキンフェエフに防がれる。1-1で迎えた3人目、ロシアはフェルナンデスが登場するが、ゴール左に外してしまう。クロアチアは3人目と4人目を成功し、5人目のラキティッチがゴール左隅に決めて勝負あり。PK戦を4-3で勝利したクロアチアが、準決勝に進みました。







ヨーロッパ勢同士の対戦となった準々決勝2試合は、イングランドがスウェーデンに快勝し、クロアチアがロシアとの激闘を制しました。ロシアは地元サポーターの後押しを受け、チェリシェフ選手が先制点を決め、一旦は勝ち越されたものの、延長後半にセットプレーで同点に追いつきました。最後はPKで力尽きましたが、格上相手に大健闘と言えるでしょう。開幕前のFIFAランキングでは70位でしたが、開幕戦から快進撃を見せ、決勝トーナメント1回戦でスペインに奇跡の勝利。準決勝進出はならなかったけど、開催国としての面目は十分に保ちました。
28年ぶりのベスト4を決めたイングランドは、エースのケイン選手がノーゴールでしたが、ヘディングシュート2発でスウェーデンを撃破。守護神のピックフォード選手が、後半にビッグセーブを連発。ベリ選手のシュートを片手で止めると、至近距離のシュートもゴールを許さず。イングランド代表のGKと言えば、大舞台で珍プレーをやらかすというイメージが強かったんですが、ピックフォード選手は大きなミスが無いように思えます。
クロアチアはベスト16のデンマーク戦に続いてのPK戦勝利。キャプテンのモドリッチ選手は、延長前半に2点目をアシストし、今大会3度目の「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出されました。2点目を決めたビダ選手は、ユニフォームを脱いで喜びを爆発させました。クロアチアは初出場で3位に入った1998年のフランス大会以来、20年ぶり2度目のベスト4入り。準決勝のイングランド戦で、初の決勝進出に挑みます。

準々決勝4試合が終わり、残すは準決勝、3位決定戦、決勝の4試合。日本時間10日と11日深夜に行われる準決勝の対戦カードは、フランスVSベルギー、イングランドVSクロアチアという組み合わせになりました。2試合とも白熱した試合になるだろうし、どのチームにも優勝の可能性が十分あります。準決勝以降も見逃せません!



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

障害王者・オジュウチョウサンが平地で初勝利!藤田菜七子騎手も2年連続2ケタ勝利!

2018年07月08日 | 競馬

7月7日の七夕は、福島競馬場で「障害界の絶対王者」と言われるオジュウチョウサンが、平地のレースである「開成山特別(3歳以上500万円以下 芝2600m・12頭立て)」に出走。障害界で圧倒的な強さとスタミナを持つ馬が、平地でも実力を発揮できるかに注目が集まりました。


オジュウチョウサンは単勝のオッズで2.0倍の1番人気に支持。2番人気以降は③グリントオブライト、④ドリームスピリット、⑤ジュンファイトクン、⑨コンボルドと続きました。
スタートでオジュウチョウサンが好スタートを決めたが、⑪バレエダンサーと⑫ヨシヒコの8枠2頭が先行。3番手ジュンファイトクン、オジュウチョウサンは4番手追走。外側5番手⑩オワゾードール、6番手②バリンジャー、7番手コンボルド、8番手⑧アイスコールド、9番手ドリームスピリット。後方は⑦エイム、③グリントオブライト、①バンダムザブラッドと続く。
1周目のスタンド前のところで、バレエダンサーが先頭、ヨシヒコ2番手。ジュンファイトクン3番手、オジュウチョウサンはしっかりと折り合いをつけて4番手。ドリームスピリットは8番手、グリントオブライトは後方3番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎ、2周目の向正面で、先頭バレエ、2番手ヨシヒコ、3番手ジュン、オジュウは外側4番手をガッチリ。5,6番手の位置にバリンジャーとコンボルド、中団グループにはドリスピ・オワゾー・コールド・グリントの4頭が固まっている。後方には11番手バンダム、最後方にエイムという展開。
ゴール残り800mを切って、オジュウチョウサンが3番手に上がると、3コーナーで前を行く2頭をかわして早くも先頭に浮上。後続からはコンボルド、グリントオブライト、バリンジャーが追い上げる。
最後の直線コースに入って、オジュウチョウサンが先頭を行き、内からコンボルド、真ん中からドリームスピリット、アイスコールド、大外からグリントオブライトが追い込んでくる。しかし、残り100mでオジュウが後続を突き放し、堂々と先頭でゴールイン!オジュウチョウサンが開成山特別で圧勝!ファンの期待にしっかり応えて見せました。



障害重賞で9連勝中のオジュウチョウサン、平地のレースでも強い競馬を見せてくれました。好スタートを決めてから、4番手を追走し、3コーナーで先頭に立つと、そのまま押し切って1着。2着に3馬身差の完勝を収めました。スタートから上手く折り合っていたし、武豊騎手も直線で鞭を数発入れた後、ラスト100mで手綱を持ってゴール。オジュウ自体も余力を持っていたなって思います。ユタカさんのエスコートも完璧だったし、道悪の馬場も味方してくれました。
オジュウチョウサンは過去に平地で2度走っていましたが、2013年10月の2歳新馬戦で11着、11月の2歳未勝利戦で8着。平地挑戦は4年8カ月ぶりで、3戦目にして初勝利。今後に可能性を感じずにはいられない価値ある1勝だと思います。
平地&障害の重賞を勝った馬は、過去にゴッドスピード、ソロル、シンホリスキー、ナムラモノノフ、エーシンホワイティなど11頭います。オジュウチョウサンもこの中に入れるだろうか?今後も平地挑戦を続け、重賞制覇&GⅠに挑戦するところが見たい。
この日の福島競馬場はオジュウチョウサンフィーバーに沸き、入場者数が1万4247人、開成山特別の売り上げも、前年比195.6%増の11億4320万1100円を記録。ファンファーレが鳴った時、オジュウが先頭でゴールした瞬間、スタンドから拍手と大歓声が起きました。条件レースだけど、重賞競走のような盛り上がりでした。本当にオジュウチョウサンさまさまですな。





オジュウチョウサンの勝利もすごかったですが、福島第2レース・サラ系3歳未勝利(ダート1700m・15頭立て)で、JRA女性ジョッキー・藤田菜七子騎手が1着になり、今年10勝目を飾りました。
菜七子騎手は単勝7番人気の⑪コパノステラートに騎乗。スタートから前のポジションに位置を取り、1コーナーを回ったところで2番手につけます。向正面でも2番手をキープすると、3コーナーで早くも先頭に躍り出ます。4コーナーで⑭イザベルローズ,⑫ラヴァクールと競り合いになり、直線残り200mで引き離すと、外側から追い込んで来た⑩リンガスビンゴを振り切り、1着でゴールしました。
レース後のコメントで「最後まで踏ん張ってくれた。馬のおかげ」と話し、コパノステラートを管理する小島茂之調教師も「いい騎乗だった」と菜七子騎手の好騎乗を評価しました。JRA女性騎手で史上初となる2年連続2ケタ勝利を達成した菜七子騎手は、同時にJRA通算30勝目。増沢由貴子騎手の「通算35勝」まであと5つに迫りました。この勢いだと年内中にも増沢さんの記録を塗り替えてしまうかもしれません。
菜七子騎手は第8競走の「3歳以上500万以下(ダート1150m)」でも見せ場を作り、⑦ロードコメットで2着と健闘。七夕の日に7番人気の馬で勝利し、7番の馬に騎乗して2着に入ったなんて、出来すぎだろって思います。でもね、菜七子さんが馬券圏内に入れば、ファンもみんな喜ぶよね。七夕当日に福島競馬場に観戦した人は、菜七子騎手の勝利とオジュウチョウサンの勝利を生で見られたんだから、最高にいい思い出になったはずです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ロシアW杯】南米勢全滅!フランス&ベルギーが4強入り。

2018年07月07日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」も準々決勝に突入。日本時間6日深夜は、フランスVSウルグアイ、ブラジルVSベルギーの2試合が行われました。南米勢はアルゼンチンとコロンビアが敗退し、ベスト8に進んだのはブラジルとウルグアイのみ。ベスト4を前に南米勢全滅となるのか?



準々決勝第1試合 フランスVSウルグアイ@ニジニ・ノヴゴロドスタジアム
20年ぶりのW杯制覇を狙うフランスは、ベスト16でアルゼンチンに4-3で勝利。前回2ゴールを挙げた19歳の新星・エムバペが、母国をベスト4に導くか?対するウルグアイは、FWカバーニが欠場。点取り屋が不在でも、スアレスが抜けた穴を埋めるはず?
前半15分、フランスは右サイドのDFパバールのクロス→ファーサイドでFWジルーが頭で折り返し、MFエムバペが頭で押し込もうとしたが、シュートはクロスバーの上を超える。
ウルグアイは前半36分、右サイドの縦パスからチャンスを迎え、FWスアレスのクロスは相手にクリアされるが、DFカセレスがボールを拾い、パスを受けたMFベシーノがシュートを放ったが、フランスGKロリスにキャッチされる。
前半40分、フランスは右サイドでFKのチャンスを得る。FWグリーズマンが蹴ったボールを、DFバランがヘディングで合わせてゴール!フランスがセットプレーで先制点を奪います。
1点を追うウルグアイは44分、ゴールほぼ右の位置からFK。MFトレイラのセンタリング→カサレスのヘディングシュートは、GKロリスに防がれ、ゴール前でDFゴディンが詰めるもこぼれ球を押し込めず。
フランス1点リードで迎えた後半16分、フランスはMFポグバが中盤でボールを奪ってからドリブル突破。MFトリソがボールをつなぎ、グリーズマンが左サイドからミドルシュート。ボールはウルグアイGKムスレラの正面に飛んだが、キーパーの手を弾いてゴールネットへ。フランスに貴重な追加点が入ります。
2点を追うウルグアイは後半19分、右CKの流れから、DFロドリゲスがPA手前からシュートを放ったが、わずかにゴール左に逸れる。その後も反撃のチャンスはなく試合終了。フランスが2-0でウルグアイを破り、ベスト4一番乗りを果たしました。


準々決勝第2試合 ブラジルVSベルギー@カザンアリーナ
FIFAランク2位のブラジルは、グループステージ第2戦のコスタリカ戦から3試合連続で無失点。FIFAランク3位のベルギーは、4試合で12得点。決勝トーナメント1回戦の日本戦では、2点を先行されながらも3点を奪い返して逆転勝ちを収めています。勝つのはベルギーの攻撃力か、ブラジルの守備力か?
先にビッグチャンスを迎えたのはブラジルでした。前半8分、ネイマールの左CKから、ニアサイドでDFミランダが頭で反らし、ゴール前でDFチアゴ・シウバが飛び込んだが、シュートはポストに当たる。
ベルギーは前半13分、左CKをMFシャドリが蹴ると、ブラジルMFフェルナンジーニョの肩にボールが当たり、そのままゴールマウスに吸い込まれる。オウンゴールでベルギーが先制します。
31分、ネイマールのCKをベルギーDFがクリアすると、中盤にいたFWルカクがルーズボールを収めてからカウンターに持ち込む。ルカクが中央突破から右サイドにパスを送り、MFデブライネがPA手前から右足シュートを決める。またも高速カウンターが決まり、ベルギーが2-0とリードを拡げます。
ブラジルは37分、左のショートコーナーから、MFコウチーニョが右足ミドルを狙ったが、ベルギーGKクルトワにセーブされる。ベルギーも前半41分に左サイドのFKをデブライネが直接狙うも、GKのセーブに阻まれる。
後半6分、ブラジルは左サイドでDFマルセロが鋭いクロス→ゴール前でFWフィルミーノが飛び込むも、ボールを合わせられず。後半7分にはネイマールがPA内で倒れるもホイッスル無し。
後半17分、ベルギーは左サイドでボールを奪ったシャドリが相手を一人かわすと、パスを受けたデブライネがドリブルで仕掛けると、スルーパスからMFアザールが左からシュートを放ったが、右に外れた。
ブラジルは後半29分、途中出場のFWドウグラス・コスタが、PA右からシュートを狙ったが、クルトワのセーブに阻まれる。パウリーニョがこぼれ球に反応するが、シュート打てない。その2分後の後半31分、パウリーニョの浮き球パス→途中出場のMFレナト・アウグストが頭で叩きつけて1点を返す。
ブラジルは勢いに乗ってさらに攻め続ける。33分にフィルミーノ、36分にはレナト・アウグストがシュートを放つも枠を捉えられず。後半アディショナルタイムには、右サイドのドウグラス・コスタがドリブルで相手をかわすと、パスを貰ったネイマールが右足を振り抜いたが、ベルギーGKクルトワの好守に阻まれる。結局試合は2-1がベルギーが逃げ切りました。






南米勢VS欧州勢の構図となった準々決勝1日目は、フランスとベルギーが準決勝に駒を進めました。ブラジルとウルグアイが揃って敗退した事で、南米勢はベスト8で全滅となりました。ウルグアイはカバーニ選手の欠場が大きく響き、スアレス選手も不発。ブラジルは前半にオウンゴールとカウンターで2失点を喫し、後半に猛反撃を見せるも1点に留まりました。ネイマール選手も惜しいシュートを放ったんですが、決められませんでした。

フランスはグリーズマン選手が1ゴール1アシストを記録。前半41分にフリーキックでバラン選手の先制ゴールをアシストすると、後半16分には左足ミドルシュートを決めました。強烈な無回転シュートにウルグアイのキーパーも防ぎきれませんでした。そんなグリーズマン選手は、ウルグアイに強い思い入れがあり、プロデビュー時の監督がウルグアイ人だったこと、ウルグアイ主将・ゴティン選手とは友人関係。この日の試合でゴールを決めた時も喜ぶ事をしませんでした。こういう選手ってカッコいいですね。

ベルギーは日本戦の終了間際で見せた高速カウンターが、ブラジル戦でも炸裂。相手のセットプレーをクリアすると、ルカクがドリブル突破→デブライネ選手がフィニッシュに持ち込みました。攻撃力が凄いけど、今回のブラジル戦は守備が固かったですね。クルトワ選手がネイマールやコウチーニョのシュートを防ぐ好プレーを披露しました。それにしても、日本はよくクルトワから2点取れたな…。
ベルギーのベスト4進出は、1986年のメキシコ大会以来実に32年ぶり。あの時は準決勝でアルゼンチンに敗れ、3位決定戦ではフランスに2-4で敗れて4位に終わっています。日本に逆転勝ち、優勝候補のブラジルを撃破し、勢いそのままに初めてのW杯決勝進出&世界一となるでしょうか?

メッシ選手とクリスティアーノ・ロナウド選手がベスト16で姿を消し、ネイマール選手とスアレス選手がベスト8でロシアを去りました。世界的なスタープレーヤーが続々といなくなるので、今大会の主役は誰になるんだろうか?



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逮捕から23年。オウム真理教の麻原彰晃が死刑執行される。

2018年07月06日 | Weblog
1995年の地下鉄サリン事件など、多くの殺人事件を起こしてきた宗教団体「オウム真理教(現・アレフ)」の教祖として知られた麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚が、6日午前に東京拘置所内で死刑が執行されました。逮捕から23年の時を迎え、オウム事件は新展開を迎えました。


法務省によると、麻原彰晃こと松本死刑囚の他に、井上嘉浩、早川紀代秀、新実智光、土谷正実、中川智正、遠藤誠一といった、かつての教団幹部だった6人の死刑囚も同日に執行。松本、土屋、遠藤の3人は東京拘置所、新実、井上の2名は大阪拘置所、中川死刑囚は広島拘置所、早川死刑囚は福岡拘置所で執行されました。

上川陽子法務大臣は、死刑執行を受けての臨時会見で「慎重に検討を重ねた上で死刑執行を命じた」と話し、「一連の犯行は社会を震撼させ、被害者、家族が受けた恐怖、苦しみ、悲しみは想像を絶する」と指摘しました。

オウム真理教がこれまでに起こした凶悪事件は、
・1989年2月 オウムの男性信者をロープで殺害。
・1989年11月にオウム問題に取り組んでいた坂本堤弁護士一家3人を殺害。
・1994年1月 富士山総本部で元信者だった薬剤師をリンチ殺害。
・1994年5月に滝本太郎弁護士をサリンで襲う。
・1994年6月 長野県松本市でサリンを散布し、7人が殺害される。(松本サリン事件)
・1994年7月 山梨県上九一色村第2サティアンで男性信者を殺害。遺体はマイクロウェーブ焼却装置を使って処分。
・1994年11月 大阪市内の路上で、「公安警察のスパイ」と疑った28歳の男性会社員をVXガスをかけて殺害。
・1995年1月 教団批判を続けていた「オウム真理教被害者の会」会長をVXガスで襲撃。
・1995年2月 目黒公証役場事務長・仮谷清志さんを拉致、監禁して死に至らせる。
・1995年3月20日 地下鉄丸ノ内線、日比谷線、千代田線の車内でサリンを散布。乗員・乗客13人が死亡、6300人が負傷。(地下鉄サリン事件)

松本死刑囚は1995年5月に地下鉄サリン事件の首謀者として逮捕され、後に坂本弁護士一家の殺害、松本サリン事件にも指示。最終的には17の事件で起訴されました。裁判では「弟子が悪い」と無罪を主張し続けていましたが、2004年2月の一審で死刑判決が言い渡され、2006年に死刑が確定。
裁判中に不規則な発言や奇行が相次いだこと、日常的におむつ着用、拘置所内で異様な行動が見られるとして、「精神障害」が疑われていましたが、関係者の話では「自分で歩いて運動場に行っていて、精神的な問題はなかった」と言われています。死刑執行を逃れようと、最期まで詐病を演じていたのでしょうか…。


オウム真理教は2000年に「アレフ」に改称。その後、2007年に元幹部の上祐史浩氏が「ひかりの輪」を設立。2014年にはアレフから分裂した「山田らの集団」が誕生しました。アレフは現在「麻原帰依」が進んでいて、オウム事件を知らない若い世代の信者を多く獲得しているそうです。「山田らの集団」は、公安調査庁の立ち入りを拒否していました。


オウムを初めて知ったのは幼稚園の頃、地下鉄サリン事件から麻原逮捕のときは10歳のときでした。オウムの強制捜査が始まった頃から、オウム関連の報道特番が毎日のように放送されていたのを覚えています。逮捕から23年、死刑確定から12年目でようやく執行されました。突然の死刑執行も驚いたけど、「20年以上たって今頃か」、「むしろ遅すぎたな」って感じもあります。松本死刑囚から一連の事件についての真相、被害者への謝罪がなかったのもね…。
一部の弁護人からは「違法な執行だ。再審請求し、刑の執行を求めていたので残念だ」と松本死刑囚の執行に抗議していますが、多くの凶悪事件を指示し、多数の犠牲者を出したから、国にポアされて当然でしょう。
心配されるのは、「アレフ」と「山田ら」が麻原彰晃を神格化する、麻原を崇拝する信者が暴走行為を起こすということ。地下鉄サリンの惨劇を二度と起こさないでほしい。
一連のオウム事件の死刑囚は、松本死刑囚を含め13人でしたが、7人が執行されたことにより、残り6人となりました。麻原が死刑執行されても、被害者の遺族の悲しみは一生続きます…。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西野JAPANベスト8逃すも、優勝候補・ベルギーと大熱戦を演じる。

2018年07月03日 | soccer

決勝トーナメントが続いている「2018 FIFA ロシアワールドカップ」は、日本時間3日深夜にロストフアリーナで日本代表VSベルギー代表の試合が行われました。2大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たした日本代表は、勝ち点と得失点差でセネガルと並びましたが、「フェアプレーポイント差」で辛くもH組2位通過。対するベルギーはグループステージで3戦全勝、グループGを首位で通過しています。日本の初のベスト8進出に挑んだ一戦は、大熱戦となりました。



スタメンはこちら
[日本]
GK 1 川島永嗣
DF 3 昌子源
DF 5 長友佑都
DF 19 酒井宏樹
DF 22 吉田麻也
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
MF 10 香川真司
MF 14 乾貴士
MF 17 長谷部誠(Cap)
FW 15 大迫勇也

[ベルギー]
GK 1 クルトワ
DF 2 アルデルワイレルト
DF 4 コンパニ
DF 5 フェルトンヘン
DF 15 ムニエ
MF 6 ツェル
MF 7 デブルイネ
MF 11 カラスコ
FW 9 ルカク
FW 10 アザール(Cap)
FW 14 メルテンス



開始2分、日本は香川がPA手前から左足シュートを放つが、ゴール右に外れる。7分には左サイドで乾がクロスを上げるが、相手DFにクリアされる。
ベルギーも15分過ぎからペースを掴み、前半25分に右サイドからメルテンスのクロス→ルカクにボールが通ったが、DF吉田が対応すると、GK川島がこぼれ球を押さえる。日本にとっては危ない場面だった。27分にはアザールの強烈な左足シュートを川島がパンチングでクリア。28分には左サイドクロス→DFコンパニがファーサイドで飛び込んだが、ボールは右に流れた。
押し込まれていた日本は31分、香川がドリブルでペナルティエリア左に進入してからヒールパス→長友がダイレクトで折り返し→乾のヘディングシュートはGKの正面。前半44分には長友が左サイドからシュート性のクロスを入れ、大迫が足に当ててコースを変える。ベルギーGKクルトワが一度は後逸するも、ゴール手前でキャッチ。前半は両チーム0-0のまま終了。

後半3分、日本に歓喜の瞬間が訪れます。中盤で柴崎が前線にスルーパスを出し、ベルギーDFの足に当たると、右サイドを上がっていた原口がボールを収め、右足のシュートをゴール左隅に突き刺した!原口が値千金のゴールで、日本が格上ベルギーから先制点を奪います!
だがその1分後、ベルギーはアザールがシュートを狙うが、ボールはポストに直撃して同点ならず。これは助かった。日本は後半7分、PA手前で香川がボールをキープしてから乾にパス。ボールを受けた乾は迷わず右足を振り抜いてゴール右隅へ!乾の無回転シュートで、日本が2-0とリードを拡げます!
2点を追うベルギーは、後半20分にメルテンス→MFフェライニ、さらにカラスコ→MFシャドリと2人同時投入。すると後半24分、ペナルティエリア内の混戦から、左サイドに回っていたDFベルトンゲンが頭で折り返す。これがGK川島の頭上を越え、ゴール左隅へ吸い込まれた。これで1点を返すと、後半29分には左サイドのアザールのクロス→フェライニが頭で叩きつけてゴール。ベルギーが2-2と振り出しに戻します。
追いつかれた日本は、残り10分でMF本田圭佑とMF山口蛍を同時投入。すると後半39分、左サイドから長友折り返し→香川縦パス→本田が飛び込んだが、シュートは左に外れる。後半41分、ベルギーはシャドリがヘディングシュートを放つが、川島がファインセーブ。弾いたボールをシャドリがクロスを上げて、ルカクが頭で合わせたが、ここも川島が防いだ!川島がこの時間帯でビッグセーブを連発!
後半アディショナルタイム、日本はゴール正面の位置でFKを獲得。本田が左足で無回転シュートを放ったが、惜しくもGKクルトワに弾かれる。続く左CKを本田が蹴るも、GKクルトワにキャッチされる。その直後にベルギーがカウンターに持ち込み、デブルイネがドリブル突破から右サイドへスルーパス→ムニエがグラウンダーでクロス→ルカクを通り越してシャドリが押し込んでゴール。この1点が決勝点となり、ベルギーが3-2で勝利を挙げました。






本当に夢を見たかと思いました。FIFAランク61位の日本が、3位のベルギーを相手に前半を0点に抑え、後半に原口選手と乾選手のゴールで2点を奪いました。グループリーグ初戦のコロンビア戦に続いての大金星で、初のベスト8進出も近づいたと思われました。しかし、ベルギーが選手交代してから流れを変え、連続ゴールで同点。日本も追いつかれながらも攻撃を続け、川島選手の連続セーブもありましたが、終了間際に力尽きました。2点差をひっくり返されての逆転負けで、またもベスト16の壁を超えることができず。サッカーにおいて2-0は、決して安心できる点差ではないってことが改めて実感させられる試合でした。
西野朗監督も試合後のインタビューで「何が足りないんでしょうね」と仰っていました。地力の差もあるし、選手層の差、それに体格差がありました。エースのルカク選手は191センチ94キロとサッカー選手としては規格外の体格を持ち、同点ゴールを決めたフェライニ選手は194センチの長身を誇ります。日本の吉田選手でも189センチだから、190台の選手がいないのは課題といえるだろうなぁ。
ベルギーに大敗するかと思ったけど、予想以上の大熱戦。結果と内容からしてもったいないけれど、選手たちが最後まで力を出し切ったし、チームも素晴らしい戦いぶりを見せてくれました。この経験は来年のアジアカップ、2020年の東京五輪、4年後のカタール大会に繋がることを信じています。

ベルギー戦で先制ゴールを挙げた原口選手は、全速力で右サイドを駆け上がり、柴崎選手の長いスルーパスを受けた後に迷わず右足を振り抜きました。ベルギーのDFも足を伸ばしてパスをカットしようとしたけど、ミスしましたね…。原口選手のゴールは、日本代表の決勝トーナメントでの初得点となりました。これもまた歴史に残りますね。
2点目のミドルシュートを決めた乾貴士選手は、今大会2得点目。香川選手のパスから、無回転シュートをゴール右隅に。セネガル戦の時と同様、芸術的な一撃でした。来季からスペインのベティスに所属しますが、ベティスのサポーターに良いアピールを見せたのではないかと思います。



今大会の日本代表は、30代の選手が多く選出され、「おっさんJAPAN」と言われていました。31歳の長友選手は全試合フル出場。32歳の本田圭佑選手はスーパーサブとしてチームに貢献し、コロンビア戦で1アシスト、セネガル戦では同点ゴールを決めました。その本田選手はベルギー戦後に「最後のW杯」と話し、代表引退を示唆。3大会連続でキャプテンを務めた長谷部誠選手も代表引退を表明しました。今大会ミスが目立ったGK川島選手も年齢的に最後となるでしょう。
ロシアW杯後からは大規模な世代交代が起きることは必至。柴崎岳選手を中心としたチームに生まれ変わり、W杯メンバー23人から漏れた中島翔哉選手,井手口陽介選手,久保裕也選手、さらには堂安律選手や久保建英選手といった東京五輪世代がフル代表に選出される可能性もあります。それに若手のゴールキーパーが出てきてほしいですね。
次期監督については未定ですが、7月中にも結論を出すとのこと。西野監督が続投の意思を見せれば、来年のアジア杯まで指揮を執るでしょう。退任ならば、日本人は森保一氏、外国人ならJリーグ監督経験者がいいと思います。
3度目の決勝トーナメントもベスト16で終わった日本代表。2022年のカタールW杯こそは悲願のベスト8進出を達成してくれることを願ってやみません。日本代表の選手の皆さん、西野朗監督お疲れ様でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年もあつ~い夏競馬がスタート!CBC賞&ラジオNIKKEI賞。

2018年07月02日 | 競馬

上半期のGⅠシリーズが終わり、今週から夏のローカル競馬が開幕。開設100周年の福島競馬場は3歳馬のハンデ重賞「ラジオNIKKEI賞」、中京競馬場はサマースプリントシリーズ第2戦「CBC賞」が行われました。FIFAワールドカップの開催地・ロシアも暑いですが、日本の夏競馬はとにかくあつい…。だって関東地方が6月に梅雨明けするんだもの。




中京のメイン・第54回CBC賞(GⅢ・芝1200m 18頭立て)は、安土城ステークスで後の安田記念馬・モズアスコットに勝利した⑫ダイメイフジ、中京コース2勝の⑯ペイシャフィリシタ、メンバー唯一の3歳馬⑱アサクサゲンキ、10歳馬⑪スノードラゴン、新潟1000mで2連勝の⑦ダイメイプリンセス、函館SSで8着だった⑮ワンスインナムーン、昨年2着⑨セカンドテーブル、昨年3着⑥アクティブミノル、⑧アレスバローズなどが参戦しました。
スタートで好ダッシュを見せた②トウショウピストがハナを主張するが、外からワンスインナムーンがかわして先手を奪う。セカンドテーブルが2番手に上がり、トウショウピスト3番手。その後ろの4番手グループには、③レーヴムーン・⑬ナリタスターワン・ペイシャフェリシタの3頭が並ぶ。7番手アクティブミノル、内側8番手①トーキングドラム、9番手⑭フミノムーン、10番手アレスバローズ、11番手⑩ナガラフラワー。⑤グレイトチャーターと⑰トシザキミが12,13番手で並び、14番手ダイメイフジ、すぐ後ろの15番手にダイメイプリンセス。後方は16番手アサクサゲンキ、その内側④コウエイタケル、しんがりスノードラゴン追走。
3,4コーナー中間を過ぎ、ワンスインが単独先頭、テーブル2番手、スターワンが3番手に浮上。フェリシタは6番手、アレスバ8番手、アクティブ9番手。ダイフジ、ダイプリ、アサゲンはまだ後方待機。
最後の直線に入り、ワンスインナムーンが先頭をひた走り、2番手からセカンドテーブルが迫る。後続からはトーキングドラム、トウショウピスト、レーヴムーン、ナリタスターワン、外からアレスバローズが追い込む。ゴール残り100mのところで、テーブルが前に出るも、外からアレバロが抜き去り、後続からナガフラが2番手に上がるが、アレスバローズが先頭でゴール!直線突っ込んだアレスバローズ、中京で重賞初勝利!

夏の中京の重賞第1弾・CBC賞は、単勝4番人気のアレスバローズが優勝。2着のナガラフラワーは9番人気の伏兵。鞍上の高倉稜騎手は、先週の宝塚記念に続き、重賞競走で穴を開けました。3着のセカンドテーブルは、2年続けてこのレース上位入線だから、相性いいのかな?3連単は⑧-⑩-⑨で166,090円。
3番人気のアサクサゲンキは大外から追い込むも4着まで。1番人気のダイメイフジは11着、2番人気のペイシャフェリシタは15着と、人気上位2頭は2ケタ着順の惨敗に終わっています。
6歳で重賞初勝利のアレスバローズは、父・ディープインパクト、母・タイセイエトワールの間に生まれ、栗東・角田晃一厩舎に所属。昨年12月17日の南総ステークス以来、通算6勝目を飾りました。今年は3戦走り、シルクロードステークスで11着、春雷ステークス4着、鞍馬ステークスで5着。この日のレースは、道中は中団を追走、最後の直線では父譲りの末脚で突き抜けました。キャリア26戦目で待望の重賞勝ちを収め、秋の目標はスプリンターズステークスとなるだろう。






福島メイン・第67回ラジオNIKKEI賞(GⅢ・芝1800m 13頭立て)は、デビュー2戦2勝の⑥フィエールマン、白百合ステークス快勝の②メイショウテッコン、プリンシパルステークス3着⑩イエッツト、共同通信杯3着⑧エイムアンドエンド、福島での勝利経験がある①ロードアクシス、2連勝中の⑬グレンガリー、4戦2勝③キューグレーダー、⑤ケイティクレバーらが出走。
正面スタンド前のスタートで、フィエールマンが少し出遅れ。⑦キボウノダイチが先手を取り、⑪シセイヒテンが外から並びかける。メイショウテッコンとエイムアンドエンドは4,5番手あたり。キューグレーダー7番手、イエッツト8番手、フィエールマンは後方3番手で1コーナーを回った。
縦長の状態で2コーナーから向正面に差し掛かり、キボウノダイチが先頭、2番手にシセイヒテン、メイショウテッコン3番手、4番手に⑫ロードライト。5番手にエイムアンドエンド、6番手キューグレーダー、7番手ロードアクシス、8番手イエッツト、フィエールマンは9番手、内側10番手ケイティクレバー。後方手段は、11番手グレンガリー、12番手④マイハートビート、最後方⑨マルターズルーメンという展開。
3コーナーを回り、ゴールまで残り600mを切ってもダイチが先頭だが、ヒテンが外から迫る。テッコン3番手を守り、エイムアンドが最内を通り、キューグレが外に回り、間にアクシス。イエッツトは大外ぶん回し、フィエールはまだ後方2番手。
最後の直線に差し掛かっても、キボウノダイチが逃げ粘るが、残り200mでメイショウテッコンが2番手から接近。3番手争いはエイムアンドエンド・マイハートビート・ロードアクシスが競り合い、大外からフィエールマンが追い込んで来た。ラスト100mを切って、テッコンが抜け出して先頭、フィエールが2番手に上がってテッコンに襲い掛かるが、メイショウテッコン先着!フィエールマン猛追届かず2着…。


秋の3歳戦線に繋がる一戦は、2番人気のメイショウテッコンが、フィエールマンの強襲を凌ぎ切って優勝しました。1番人気のフィエールマンは半馬身差の2着。4コーナーで最後方あたりにいたけど、直線で大外から一気の追い込みを見せましたが、あと一歩届かず。スタートで出遅れちゃったのが響きました。良い脚をもってるのに、出遅れ癖があるのはいただけない。スタートから先行し続けたキボウノダイチが3着に粘りました。3番人気のイエッツトは、直線でキューグレーダーにぶつけられたのが影響して11着。キューグレーダーも10着でした。
重賞初勝利のメイショウテッコンは、前走の白百合ステークスに続いての連勝で通算4勝目。うち3勝が1800mで挙げております。前走は序盤から影を踏ませぬ逃走劇で3馬身差の圧勝。この日はトップハンデの56キロを背負って控えた競馬をして1着。この馬は意外と強いかもしれないぞ…。京都の2400mのレースでも勝ったこともあるから、菊花賞の有力候補の1頭に挙げられるはずです。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メッシ&クリロナのロシアW杯が終了。フランスとウルグアイがベスト8進出!

2018年07月01日 | soccer

連日熱戦が続いている「2018 FIFA ロシアワールドカップ」は、グループステージが終わり、いよいよ決勝トーナメントに突入。日本時間6月30日の深夜は、フランスVSアルゼンチン、ウルグアイVSポルトガルの2試合が行われました。W杯制覇を目指しているクリスティアーノ・ロナウドと、リオネル・メッシの夢は続くのか?



フランス(C組1位)VSアルゼンチン(D組2位)@カザンアリーナ
20年ぶりの世界一を目指すフランスは、グループリーグを2勝1分けでC組首位通過。アルゼンチンはD組最下位まで転落しながらも、ナイジェリア戦で勝利し、2位に滑り込みました。優勝経験チーム同士の一戦は、激しい点の取り合いとなりました。
前半8分、フランスはFWエムバペがペナルティアーク内でFKを獲得すると、グリーズマンがFKを狙ったが、ポストに弾かれノーゴール。前半11分、エムバペが自陣でボールを奪うと、そのままドリブルで中央突破を図る。そして、ペナルティエリア内でアルゼンチンDFロホに倒されてPKを獲得。先制のチャンスを作ったフランスは、FWグリースマンが決めて、1点を先制します。
しかし前半41分、アルゼンチンは左サイドのMFバネガのパスを受けたMFディ・マリアが、ゴール正面の位置から左足ミドルシュート。これがゴール左隅に決まり、アルゼンチンが1-1の同点に追いつきます。
アルゼンチンは後半3分、左サイドのFKの流れから、FWメッシがPA右から左足シュート→DFメルカドがコースを変えてゴールイン。アルゼンチンがラッキーな形で1-2と勝ち越しに成功。
劣勢に立たされたフランスでしたが、後半12分に左サイドのクロスが右に流れると、逆サイドからDFパバールが右足シュート。強烈なシュートはゴール左隅に突き刺さり、スコアも2-2とまた同点に。
パバールの一撃で流れはフランスに傾き、後半19分に左サイドでDFエルナンデスが低いクロス→MFマテュイディのシュートはDFに当たるが、跳ね返りのボールを拾ったエムバペがニアサイドから左足シュートを決めて3-2と逆転!さらに23分、FWジルーのスルーパス→右サイド抜け出したエムバペが右足で流し込み、フランス4点目!
意地を見せたいアルゼンチンは後半アディショナルタイム、メッシのクロス→途中出場のFWアグエロのヘディングシュートで1点を返すも反撃はここまで。4-3でフランスがアルゼンチンとの乱戦を制し、ベスト8一番乗りを果たしました。



ウルグアイ(A組1位)VSポルトガル(B組2位)@フィシュトスタジアム
ウルグアイはグループリーグで無傷の3連勝。エースのFWスアレスが2試合連続得点を挙げれば、FWカバーニもロシア戦でゴールを決めました。それに3試合で失点ゼロと守備も堅実。2年前の欧州王者・ポルトガルは、クリスティアーノ・ロナウドが4得点。スペインと勝ち点で並びましたが、総得点で2位通過となりました。
前半6分、ポルトガルが先に決定機を迎え、FWロナウドがPA手前から鋭い右足ミドルを放ったが、ウルグアイGKムスレラの正面。前半7分、ウルグアイは右サイドのカバーニが、左サイドのスアレスにロングパスを送ると、スアレスが右足でクロスを入れ、ファーサイドのカバーニが頭で合わせてゴール!長距離ワンツーでウルグアイが先制!
ウルグアイは21分、ゴール正面の位置でのFKをスアレスが低い球で狙ったが、ポルトガルGKパトリシオに弾かれます。ポルトガルも30分過ぎにPA手前でFKを獲得し、ロナウドが右足で蹴るも壁に当たってゴールならず。
後半10分、ポルトガルは左サイドのCKをショートでつなぎ、DFゲレイロの左足クロス→DFペペのヘディング弾で同点とします。
初失点を喫したウルグアイでしたが、その7分後の後半17分、MFベンタンクールのスルーパス→左サイドにいたカバーニがフリーの位置から右足ダイレクトシュートを鮮やかに決め、2-1と勝ち越し。
1点を追うポルトガルは、後半25分にゴール前で相手GKのファンブルから、MFベルナルド・シウバがシュートを放つもクロスバーの上。後半アディショナルタイムにはGKも攻撃に参加するも、同点ゴールが奪えぬまま試合終了。ウルグアイが2-1でポルトガルに勝利しました。





決勝トーナメント1回戦の1日目は、フランスがアルゼンチンとの激戦を制し、ウルグアイがポルトガルを破って準々決勝に進出。この2チームが日本時間7月6日に対戦することになります。
フランスはエムバペ選手が大活躍。序盤から速いドリブルで敵陣に攻め込み、前半に先制のPKを獲得。後半19分に左足でゴールを奪い、その4分後に今度は右サイドからシュートを決めました。19歳の若手選手に10番は重いんじゃないかと思ったけど、3得点に絡んでマン・オブ・ザ・マッチに選出。アルゼンチンの10番・メッシ選手を上回るインパクトを残し、世代交代をアピールしました。メッシから主役の座を奪った19歳のエムバペ選手、ベスト8以降も期待したくなりますね。
アルゼンチンは前回準優勝でしたが、今大会はベスト16止まり。ディマリア選手の強烈なミドルもあったり、メッシ選手が2アシストを記録しましたが、DF陣が崩壊してしまいました。エムバペのスピードに翻弄され、ファウルで止めざる得ない状態でしたもん。今大会のアルゼンチンは、アイスランド戦で引き分け、クロアチア戦で惨敗、ナイジェリア戦で劇的勝利でギリギリ突破。メッシ選手はこの大会1ゴールに終わりました。
ウルグアイはカバーニ選手が2ゴール。前半にスアレス選手との長~いパス交換から、ヘディングで押し込んで先制点を奪い、後半には右足で決勝点を挙げました。2得点目のシュートはインサイドで蹴り、軌道も美しかったですね~。スアレス選手がワイルド系なら、カバーニ選手はルックスもプレースタイルもセクシーといったところでしょうか?試合中にふくらはぎを痛めて途中交代したけど、次のフランス戦は大丈夫なのか?

大会の主役と言われていたクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシが、同じ日に敗退してロシアを去ることになりました。共に4度目のW杯出場でしたが、世界一の夢はまたも潰えてしまいました。ロナウド選手は33歳、メッシ選手は31歳だから、代表引退も避けられないはず。年齢のことを考えると、今回が最後のW杯になるんでしょうか。準々決勝でアルゼンチンVSポルトガルが見られないのは悲しいですし、メッシとロナウドのプレーをもっと見たかったです…。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする