福岡ソフトバンクホークスVS千葉ロッテマリーンズ in 鹿児島。小久保サヨナラ打で３連勝！

現在２連勝中で貯金２の福岡ソフトバンクホークス、今週末の千葉ロッテマリーンズ戦は「九州新幹線全線開業記念シリーズ」と称して鹿児島と熊本で主催試合を行います。その第１戦となる23日は、鹿児島県立鴨池野球場で開催されました。鴨池球場といえば、ロッテが2007年まで春季キャンプ地として使われていた場所でもあります。鹿児島在住のロッテファンも多くいる事でしょう。また、ホークスが鹿児島で試合するのは実に13年ぶりだそうです。共に連勝中で好調なチーム同士の一戦は、終盤に波乱の展開になりました。


スタメンはこちら
１（遊）川宗則
２（二）本多雄一
３（左）内川聖一
４（指）カブレラ
５（一）小久保裕紀
６（右）多村仁志
７（三）松田宣浩
８（中）長谷川勇也
９（捕）細川　亨
　（投）杉内俊哉
開幕戦で右手親指に死球を受け、剥離骨折で戦線離脱していた小久保がこの試合から１軍に復帰し、５番ファーストで先発出場。好調の松田が７番に起用され、長谷川が８番センターでスタメン入り。オーティズと松中信彦は共にスタメンから外れました。鹿児島実業出身の杉内俊哉がこの日の先発投手、同じく鹿実OBの本多、鹿児島生まれの川崎も故郷に錦を飾れるか？


初回、杉内はロッテの上位３人を全てフライに打ち取って３者凡退の好スタートを見せた後、その裏に１死から本多がセンター前ヒットを放ち、内川の場面で２塁への盗塁を決めます。１死２塁と先制のチャンスに、内川がロッテ先発・マーフィーの低めの変化球をセンター前に弾き返すタイムリーヒット！２塁から本多が生還してホークスが幸先良く１点を先制します。
味方の援護を杉内は、２回に福浦とサブローを連続で見逃し三振に仕留めるなど３者凡退、３回は里崎に死球を与えたものの、今江を併殺打に打ち取ります。４回には井口に初ヒットを許すも、後続を抑えて０点。４回まで投げ終えて１安打無失点の好投が続きます。
ところが５回、先頭のサブローにど真ん中のチェンジアップを狙われ、左中間スタンドへの本塁打を浴びて同点とされてしまいます。これで動揺したのか、四球とキム・テギュンの２塁打で無死２,３塁と勝ち越しのピンチを招き、里崎にライト前タイムリーを許して逆転されます。なおも追加点のピンチが続いたものの、後続打者をしっかりと抑え、２点に留めました。
ホークス打線の方は、マーフィーの前に追加点が奪えず。４回まで１安打に抑えられます。１点ビハインドの５回裏、ホークスすぐさま反撃。先頭の松田がセンター前ヒットを放つと、長谷川の犠打、細川のセンターフライで３塁まで進み、一打同点の場面で川崎がマーフィーの初球を上手く流してレフト前へのタイムリーヒットで２－２の同点に。
６回、内川とカブレラが連打を放つと、小久保の投手ゴロ併殺崩れで１死１,３塁で、通算1000試合出場を果たした多村がレフト前ヒットで内川生還。３－２とホークスが勝ち越します。７回には、川崎がセンターへの２塁打を放つと、相手の守備がもたつく間に３塁まで進みます。１死３塁で内川がロッテ３番手・伊藤の初球ストレートを上手く弾き返してレフト前タイムリー。４－２と２点差に拡げました。
先発の杉内が７回まで投げ切った後、８回にファルケンボーグが３者凡退の好リリーフで２点差のまま９回に突入。マウンドには不振が続く守護神・馬原孝浩が登板。なぜ出したんだ！？その馬原はサブローと大松に連続ヒットを許して無死１,２塁とピンチを招き、テギュンのライト前タイムリーで１点を返され、１点差に詰め寄られます。なおも無死１,３塁の場面で、里崎に犠牲フライを打たれて４－４の同点。これで杉内の初勝利は消滅…。馬原は更に今江にヒットを浴びてしまう。１死１,２塁のところで、ホークスは馬原を代えて森福允彦が急きょ登板。一打逆転の場面で登場した森福は、清田を投手ゴロ、続く荻野を３塁ゴロに打ち取って逆転を許さず！
同点の９回裏、１死から本多がロッテ４番手のカルロス・ロサからヒットで出塁し、続く内川がストレートを打ち上げ、セカンドフライかと思われましたが、２塁手・井口とライト・サブローの間にポトリと落ちるラッキーなヒットで１死１,２塁とサヨナラのチャンス！このシーンでカブレラに打席が回り、ファウルで粘り続けるも最後はセンターフライ。２死となり、ここまで無安打の小久保がカルロスの２球目のストレートを上手く捕らえ、打球はセンターの頭上を越えるサヨナラタイムリー！小久保の今季初安打となるサヨナラ打でホークス３連勝だ！


パ・リーグ　2011/04/23（土）
ソフトバンク－ロッテ　１回戦　（ソフトバンク１勝、鹿児島、13:01、19002人）
M　０００　０２０ ００２　　４
H　１００　０１１ ００１x 　５
【投手】
（ロ）マーフィー、古谷、伊藤、ロサ－里崎
（ソ）杉内、ファルケンボーグ、馬原、森福－細川
【責任投手】
（勝）森福7試合2勝
（敗）ロサ4試合1敗
【本塁打】
（ロ）サブロー1号ソロ（5回、杉内）


19000人の観客が詰めかけた鹿児島でのソフトバンクVSロッテ戦は、一時はホークスが２点をリードしながらも、９回に馬原がまたもや炎上して同点に追いつかれたのですが、その裏に小久保のタイムリーでホークスがサヨナラ勝ちを収めました。これでホークスは今季３度目のサヨナラ勝利となります。
劇的な勝利なのはよかったけど、馬原があまりにも不甲斐なさすぎます！５回も登板していて、投げる度に失点しているじゃないですか！この日も２失点で杉内の白星を消しやがった。秋山監督もどうして不振続きの人間を使い続けているんですか！？大場翔太が投げていたら０点で終わっていたのに…。最初の頃は家族の不幸があって「辛いなあ」と思ったけど、今じゃ馬原に対する不信感と嫌悪感はレベル７に達してますよ。あの大バカ野郎には愛想つきそうです。もうね、正直いいかげんにしてもらいたい。「ダメ魔神」と化した馬原は、今すぐ２軍に落ちるか、しばらく熊本の実家に帰った方がいいんじゃないかな。２軍での再調整の期間は無期限でいいです。代役はファルケンボーグか大場のどちらかを希望します。
先発の杉内投手は、７回まで投げて打者28人に対して107球、被安打６・４奪三振・２四死球・２失点という内容。味方の援護もあり今季初勝利かと思われましたが、馬原が打たれたため前回に続いて勝敗なし。杉内かわいそうだよな～。勝利投手になったのが４人目の森福投手で今季２勝目となります。チームの危機を見事に救いましたね。
打線の方は13安打と３試合連続の２ケタ安打。絶好調の内川選手は５打数４安打２打点と大当たり。打率も.465まで上昇中！鹿児島に縁のある本多と川崎は共に２安打。本多選手は２盗塁、川崎選手は２点目のタイムリーを放っております。1500試合出場を達成した多村選手は３試合連続タイムリー。１軍復帰した小久保選手は、サヨナラヒットを打つ前は４打数無安打でしたが、最後の最後でキャプテンとしての仕事を果たしましたね～。400号に王手をかけており、熊本で達成できるでしょうか？
好調のロッテを破って３連勝、今季最多の貯金３の福岡ソフトバンクホークスは、この日の夜に日本ハムが楽天にサヨナラ負けを喫したため、今季初の単独首位に躍り出ました！やった～。24日は熊本の藤崎台球場に舞台を移して行われ、ソフトバンクは摂津正、ロッテは光原逸裕の予告先発となっています。摂津は前回の登板で８失点とKOされ、先発での厳しさを痛感させられる結果に終わりました。２度目の先発で初勝利を目指します。日曜日も勝って４連勝＆首位固めと行きましょう。