生目の杜運動公園(アイビースタジアム)で行われている福岡ソフトバンクホークスの宮崎キャンプは、26日にA組の最終日を迎えました。1週間ぶりとなる今回のキャンプレビューは、第6クールの選手たちの動きを振り返りたいと思います。
第6クール初日の24日は、WBC候補から外れた和田投手と松中選手が1週間ぶりに合流。午前中はグラウンドがぬかるんでいたため室内練習場で汗を流していましたが、午後はグラウンド整備が完了したことで紅白戦がありました。和田はすぐにブルペンで投球練習を行い、70球を投げ込みました。「感触を確かめながら投げた」のコメントの通り、プロ野球公式球を使用しながらのピッチングとなりました。一部報道からは今季の開幕投手の最有力候補に挙げられているそうで、オープン戦は常に内容と結果が求められることになるでしょう。
午後の紅白戦は、松田・多村派の紅組VS小久保・松中派の白組という構図。紅組4番・多村は、4回の第2打席にバックスクリーンへの豪快な一発を叩き出せば、白組5番・小久保は3安打3打点と大活躍。多村と小久保が好調の中、紅白戦初出場の松中は2打席無安打に終わりました。なお試合は6-2で白組の勝利でした。B組ではセガサミー野球部との練習試合があり、先発・内田好治が5回1失点、2番手の大西正樹が2回パーフェクト、3番手・柳川洋平が2奪三振と育成組トリオが揃って好投を見せました。試合のほうは1-1の引き分けです。西スポによると、3番手で登板した柳川投手がA組昇格→オープン戦に登板する可能性があることが報じられています。同じ育成枠の堂上隼人捕手と共に「支配下選手登録」をゲットできるかどうか?
25日もグラウンド不良のため室内での練習。そんな中、秋山監督がキャッチボールで強肩を披露。40mの距離からストライクを連発したことで、多村選手も「えぐいよ…」とビックリ。昨年秋のキャンプでは97mの遠投を見せていたそうで、距離はやや短めだけど現役顔負けの強肩を見せてくれました。投げ終えた後は「おれの弱点は肺かな」と息を荒げていました。さすがに内臓系では年齢に勝てないのね…。秋山幸二46歳、まだまだ若いです。
ブルペンでは、大隣投手が60球投げ込めば、大場投手は72球を投げました。大隣は左ヒジの不安が全く無く、今後は2軍オープン戦にも登板予定。本人は開幕戦(4月3日)までに間に合わせようとは思っていないようです。まあじっくり。一方大場は、日曜日の紅白戦で3回2失点と結果を出せず。不安を残したままオープン戦に臨むことになりそうです。
右ひざ痛のため別メニュー調整が続いていたアギーラは、24日に病院で検査を受けたところ異常無しだったため、久々の打撃練習を行いました。「焦ることはないさ」と余裕を見せていましたが、ぶっつけ本番状態でオープン戦に臨むのはちょっと心配です。
そして迎えた最終日。最後の紅白戦は両チーム乱打戦と言っても紅組の打線が大爆発&白組は投壊状態でした。2回に金子圭輔がソロ本塁打、3回には仲澤忠厚がレフトポール際への2ランなどもあって大量7得点。松中はタイムリー2塁打、小久保はこの試合もヒットを放って好調をキープ。松田は6回に2死2,3塁の場面で2点タイムリーヒット、4回にはレフトへの2塁打を放ちました。試合は1~4回まで紅組が毎回得点を叩き出し、12-4と圧勝しました。
そしてブルペンでは、和田投手が終日にキャンプ最高の158球を投げ込み、開幕に向け順調に調整を続けています。今回のキャンプで巽真悟投手がチーム最多の1451球を投げ込み、同じくルーキーの摂津正は2番目の1443球を投げました。巽投手は28日のオープン戦(広島戦)で開幕投手を務めることになりました。
紅白戦終了後、斉藤和巳選手会長の一本締めでA組キャンプは終了。秋山監督はこのキャンプを振り返って、「全体で70点」と辛口の評価。前半戦の80点よりダウンした理由には、新外国人の不調というのを挙げていたそうです。それでも「大きな怪我が出なかったことが良かった」とリタイヤした選手が少なかったことに満足していました。WBC合宿でアキレス腱を痛めていた松中も、ホークスキャンプに戻れば元気に動いていましたからね。
A組のキャンプが終われば、28日からはオープン戦が控えています。土曜日は都城で広島戦、3月1日(日曜日)はアイビースタジアムでの試合が行われます。3月4日~9日まではヤフードーム5連戦、10日~15日までは関東遠征が続き、17日以降は全試合ヤフードーム、20~22日は中日戦、24~26日は阪神戦、27~29日は広島戦とセリーグ勢との3連戦が続きます。ある意味これは交流戦の前哨戦とも言えそうです。オープン戦は全24試合、最低でも勝ち越しを目指してほしいですね。松田VS多村の3番争い、若手選手による開幕1軍サバイバルが今年のみどころとなりますか。WBCばっかり注目を集めますが、オープン戦の方もお楽しみに。
第6クール初日の24日は、WBC候補から外れた和田投手と松中選手が1週間ぶりに合流。午前中はグラウンドがぬかるんでいたため室内練習場で汗を流していましたが、午後はグラウンド整備が完了したことで紅白戦がありました。和田はすぐにブルペンで投球練習を行い、70球を投げ込みました。「感触を確かめながら投げた」のコメントの通り、プロ野球公式球を使用しながらのピッチングとなりました。一部報道からは今季の開幕投手の最有力候補に挙げられているそうで、オープン戦は常に内容と結果が求められることになるでしょう。
午後の紅白戦は、松田・多村派の紅組VS小久保・松中派の白組という構図。紅組4番・多村は、4回の第2打席にバックスクリーンへの豪快な一発を叩き出せば、白組5番・小久保は3安打3打点と大活躍。多村と小久保が好調の中、紅白戦初出場の松中は2打席無安打に終わりました。なお試合は6-2で白組の勝利でした。B組ではセガサミー野球部との練習試合があり、先発・内田好治が5回1失点、2番手の大西正樹が2回パーフェクト、3番手・柳川洋平が2奪三振と育成組トリオが揃って好投を見せました。試合のほうは1-1の引き分けです。西スポによると、3番手で登板した柳川投手がA組昇格→オープン戦に登板する可能性があることが報じられています。同じ育成枠の堂上隼人捕手と共に「支配下選手登録」をゲットできるかどうか?
25日もグラウンド不良のため室内での練習。そんな中、秋山監督がキャッチボールで強肩を披露。40mの距離からストライクを連発したことで、多村選手も「えぐいよ…」とビックリ。昨年秋のキャンプでは97mの遠投を見せていたそうで、距離はやや短めだけど現役顔負けの強肩を見せてくれました。投げ終えた後は「おれの弱点は肺かな」と息を荒げていました。さすがに内臓系では年齢に勝てないのね…。秋山幸二46歳、まだまだ若いです。
ブルペンでは、大隣投手が60球投げ込めば、大場投手は72球を投げました。大隣は左ヒジの不安が全く無く、今後は2軍オープン戦にも登板予定。本人は開幕戦(4月3日)までに間に合わせようとは思っていないようです。まあじっくり。一方大場は、日曜日の紅白戦で3回2失点と結果を出せず。不安を残したままオープン戦に臨むことになりそうです。
右ひざ痛のため別メニュー調整が続いていたアギーラは、24日に病院で検査を受けたところ異常無しだったため、久々の打撃練習を行いました。「焦ることはないさ」と余裕を見せていましたが、ぶっつけ本番状態でオープン戦に臨むのはちょっと心配です。
そして迎えた最終日。最後の紅白戦は両チーム乱打戦と言っても紅組の打線が大爆発&白組は投壊状態でした。2回に金子圭輔がソロ本塁打、3回には仲澤忠厚がレフトポール際への2ランなどもあって大量7得点。松中はタイムリー2塁打、小久保はこの試合もヒットを放って好調をキープ。松田は6回に2死2,3塁の場面で2点タイムリーヒット、4回にはレフトへの2塁打を放ちました。試合は1~4回まで紅組が毎回得点を叩き出し、12-4と圧勝しました。
そしてブルペンでは、和田投手が終日にキャンプ最高の158球を投げ込み、開幕に向け順調に調整を続けています。今回のキャンプで巽真悟投手がチーム最多の1451球を投げ込み、同じくルーキーの摂津正は2番目の1443球を投げました。巽投手は28日のオープン戦(広島戦)で開幕投手を務めることになりました。
紅白戦終了後、斉藤和巳選手会長の一本締めでA組キャンプは終了。秋山監督はこのキャンプを振り返って、「全体で70点」と辛口の評価。前半戦の80点よりダウンした理由には、新外国人の不調というのを挙げていたそうです。それでも「大きな怪我が出なかったことが良かった」とリタイヤした選手が少なかったことに満足していました。WBC合宿でアキレス腱を痛めていた松中も、ホークスキャンプに戻れば元気に動いていましたからね。
A組のキャンプが終われば、28日からはオープン戦が控えています。土曜日は都城で広島戦、3月1日(日曜日)はアイビースタジアムでの試合が行われます。3月4日~9日まではヤフードーム5連戦、10日~15日までは関東遠征が続き、17日以降は全試合ヤフードーム、20~22日は中日戦、24~26日は阪神戦、27~29日は広島戦とセリーグ勢との3連戦が続きます。ある意味これは交流戦の前哨戦とも言えそうです。オープン戦は全24試合、最低でも勝ち越しを目指してほしいですね。松田VS多村の3番争い、若手選手による開幕1軍サバイバルが今年のみどころとなりますか。WBCばっかり注目を集めますが、オープン戦の方もお楽しみに。