日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

今週のWIN5は1万円台。3歳戦線&スプリント戦線に新星誕生!

2011年07月04日 | 競馬

上半期のGIシリーズも終わり、本格的な夏競馬シーズンに突入。7月最初の日曜日だった3日は中山競馬場でラジオNIKKEI賞、函館競馬場ではサマースプリントシリーズの開幕戦・函館スプリントステークスが行われました。そして、先週史上初の2億円が飛び出し、2週連続2億円の期待がかかる「WIN5(5重勝単勝式)」の結果はどうなったのか?


函館のメイン・第18回函館スプリントステークス(GⅢ・芝1200m)には12頭によって争われ、現在2連勝中で阪神牝馬ステークスを勝った②カレンチャン、同レース2着の①アンシェルブルー、3歳勢から⑨ヘニーハウンドと③テイエムオオタカが参戦してきました。
スタート後の先行争いは、横一線からテイエムオオタカが抜け出して鼻を奪い、2番手に④ナイアードと⑪パドトロワ。アンシェルブルーは4番手を走行し、その後ろにカレンチャンが追走。⑦クリアンサス8番手、9番手に⑥ケイアイストン、その外側からヘニーハウンドが上がって行く。後方では⑧マジカルポケット11番手、⑩ベイリングボーイ最後方で3,4コーナーへ。
逃げるテイエムオオタカは先頭で残り400mから最後の直線に入り、アンシェルブルーが2番手に接近。人気のカレンチャンは外に持ち出した。オオタカ、アンシェル、ケイアイアストン、カレンチャンの4頭が先頭争い。残り100mを切り逃げ粘るテイエムオオタカとアンシェルブルーが並ぶが、ゴール手前でカレンチャンが前の2頭をまとめてかわしてゴールイン!
カレンチャンが1番人気に応えて函館SSを制覇。逃げたテイエムオオタカがクビ差の2着、3着に2番人気のアンシェルブルーが入りました。カレンチャンは中団で待機、直線は大外に回り、若干ロスしたけれど、残り100mで一気に伸びて最後はズバッと差し切りました。開幕戦を飾り重賞2連勝とサマースプリント王者に名乗りを上げ、自身も3連勝と絶好調なカレンチャン。秋のスプリンターズステークスが楽しみな存在だ。


中山のメイン競走・第60回ラジオNIKKEI賞(GⅢ・芝2000m)は、14頭の予定でしたが、⑨エポワスが出走取り消しのため13頭立てで行われました。3歳馬のハンデ重賞であるこのレース、最軽量が⑭ディアフォルティスの52.0㎏、ダービーに出走した⑬ショウナンパルフェが57.0㎏の斤量を背負いました。デビュー2連勝中の⑩フレールジャック、⑤ターゲットマシン、⑧プランスデトワールなどのディープインパクト産駒から5頭出走。他にも②カフナ、⑦マイネルラクリマ、⑥アバウトが参戦しました。
全馬ゲートイン直後、⑪ダーズンローズがゲート内で立ち上がってしまいますが、無事にスタートできました。スタンド前の先行争いは、好スタートを切ったアバウトが先手を取り、マイネルラクリマとプランスデトワールの5枠2頭が2番手の位置で競り合い、フレールジャックは中団より前の位置で1コーナーを回ろうとしたその時、デトワールが突然の逸走!ショウナンパルフェが煽りを受けると、ディアフォルティスが巻き込まれて失速してしまいました。結局この2頭は競走中止。
波乱の展開となったラジオNIKKEI賞、向正面に差し掛かったところで、アバウトが先頭、ラクリマ2番手、3番手の位置にターゲットマシンと③ヒラボクインパクトが並び、フレールジャックは5番手追走。6番手に④フルアクセル、ショウナンパルフェ7番手。後方8番手集団にカフナと①ヴィジャイ、⑫ミヤビファルネーゼ最後方で3コーナーへ。
残り600mを切り、アバウトが依然として先頭、ターゲットマシンが4番手から追い上げ開始。フレールはまだ5番手。直線に向いたところでマイネルラクリマが逃げるアバウトをとらえて先頭に立ち、大外からフレールジャックとカフナが猛追。残り100mでフレールジャックが一気に突き刺して先頭ゴールイン!

ディープ産駒のフレールジャック、3戦3勝で重賞初制覇!道中5番手で待機し続け、最後の直線で大外から差し切り勝ち。父譲りの末脚が中山で炸裂しましたね。重賞初挑戦のプレッシャーを跳ね除け、デビュー3連勝を見事に飾りました。3歳戦線に期待の新星、オルフェーヴルの強力なライバルが現れたか?今のところ1800mしか走っていませんが、秋になれば2000m超の距離に挑戦するでしょう。
今回のレースは新星登場もありましたが、なんといってもプランスデトワールの逸走事件が印象に残りました。1コーナーで急に斜行すると、外側にいたディアフォルティスの走行を妨害。不利を受けたディアフォルティスと一緒に外ラチ沿いまで行ってしまい途中棄権。煽りを受けたショウナンパルフェは、最後まで響き9着敗戦。20年以上競馬を見ていますが、こういう形で競走中止になったのは初めてですよ。レース後、デトワールは3週間の出走停止、横山典弘騎手には1日間の騎乗停止処分が下りました。2頭とも異常なしだったのが不幸中の幸いだったな。
それにしても今開催の中山競馬場は事故とアクシデントが多い気がします。先週はサクラミモザとイコピコが競走中の疾病で死亡、土曜日の中山グランドジャンプでメジロラフィキが最終障害で首から落ちて即死。そしてこの日のラジオNIKKEI賞での逸走事件…。震災を乗り越えて再開できたけど、一度安全祈願を行った方がいいのでは…。
ちなみに余談ですが、この日の夜にTBSで放送された「炎の体育会TV」での競馬対決で、タレントの板尾創路さんが乗っていた馬がデトワールみたいに逸走。地方・盛岡競馬場の2歳新馬戦でもエトセトラという馬が4コーナー手前で逸走してしまいました。(問題の映像がこちら)まさに「逸走デー」の1日でした。


さて、2週連続で2億円の配当金が出るか注目が集まった「WIN5」の結果です。
対象その1 京都10R・若狭湾特別…2番人気②グリッターウイングが差し切り勝ち(1番人気⑥ツルマルスピリットは11着)
対象その2 中山10R・常総ステークス…1番人気の⑤ヤングアットハート快勝。
対象その3 函館11R・函館スプリントステークス…1番人気の②カレンチャンが勝利。
対象その4 京都11R・米子ステークス…⑦リディルが1番人気の期待に応えて1着。
対象その5 中山11R。ラジオNIKKEI賞…2番人気の⑩フレールジャックが制しました。(1番人気・カフナは3着)
3日の的中馬番は「②-⑤-②-⑦-⑩」という組み合わせ。5レース中1番人気が3勝、2番人気2勝と固すぎる結果に終わりました。キャリーオーバー効果なのか、2200万票・22億円以上を売り上げ、的中したのが10万8638票。配当金は1万9680円でした。1週間前の史上最高額・2億円から一転、2万円未満の史上最低額を樹立。反動大きすぎるわ~。来週は1レースでもいいから大荒れにならないかな…。



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