日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

箱根駅伝2011 早稲田大学が18年ぶり総合優勝!東洋大は21秒差の2位に敗れる。

2011年01月04日 | Sports

第87回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、3日に復路が行われました。前日の往路では早稲田大学が1区から4区まで首位を独走していましたが、5区で東洋大学・柏原竜二が2分54秒差をひっくり返し、3年連続3度目の往路優勝を成し遂げました。東洋大は総合3連覇に大きく前進しましたが、東洋と早稲田の差はわずか27秒。2校の優勝争いは復路でも熾烈を極めました。そして大混戦のシード権争いは、ゴール前で波乱の結末が…。


復路は往路のタイム差順にスタート。箱根・芦ノ湖は3日未明に雪が降り、スタート時には晴れてきたものの、積雪がありました。そして午前8時、東洋大の6区・市川孝徳がトップでスタートし、それから27秒後2位の早稲田・高野寛基が走りだす。その後、東海大・明治大・駒澤大と続き、10分後に関東学連選抜と上武大学が同時に芦ノ湖に別れを告げた。
早稲田の高野は下り坂を活かして東洋を猛追。5キロ過ぎに14秒差、6キロで9秒差まで肉薄。9キロ手前で高野と市川が並びかけ、9キロの小涌園前チェックポイントで高野が一旦前に出るが、その数秒後に市川が首位を奪い返し、その後も2人の競り合いは続く。後方では、駒澤・千葉健太が明治を抜いて4位に上がると、15キロ手前で東海大を抜いて3位に躍り出た。
市川と高野の攻防が続く中、高野が15.5㎞付近のカーブを曲がった途端にスリップして転倒!まさかのアクシデントもすぐさま立ち上がり、市川に喰らいつく。そして18.2kmで高野がスパートし、市川との差をどんどん拡げ、そのまま小田原中継所をトップでたすきリレー。東洋・市川は36秒差の2位。5位でスタートした駒大・千葉は、2人抜きで3位でタスキを渡し、58分11秒の区間新記録!シード権争いでは、往路で13位だった山梨学院大が山口大徳の5人抜きで8位、12位スタートの帝京大も10位に上がった。逆に往路6位の国学院大は11位に後退。

7区、早稲田・三田裕介が順調な走りで首位をキープ。10㎞通過時点で29分29秒と30分台を切り、11.7㎞の二宮地点で東洋・大津翔吾に1分25秒差。シード争いでは、城西大・拓殖大・山梨学院・国学院・青山学院・帝京の6チームが8位集団を形成し、それから数十秒差で東京農業大が14位で追走。実は東農大も集団の中にいたが、脱落してしまったのである。その後、拓大・野本大喜が日体大を抜いて7位に浮上。
首位の三田は終盤にペースが落ちたものの、平塚中継所を先頭で8区・北爪高志にタスキを渡す。1分24秒差の2位に東洋大、東洋から約32秒後の3位に駒澤・窪田忍がたすきリレー。その後東海・明治が続く。6位以降はシード争いが激しくなり、6位に中央大、拓大7位、8位・城西、9位・日体大、帝京がシードギリギリの10位。11位・国学院、神奈川大が12位に浮上し、山梨学院は13位に下がり、青学大14位。神大・山梨学院・青学大の3チームはタイム差なし。8位・城西から14位・青学大までの差は約45秒。

8区、首位を独走中の早稲田・北爪は、10kmを30分21秒とやや遅めのペースで通過。2位の東洋・千葉優は、道中脇腹を抑える仕草を見せながらも懸命に早稲田を追い続け、15キロ通過時点で1分程度まで差を詰める。後方では国学院・青学大・山梨学院の3校が11位集団を形成し、ボーダーライン・10位の城西を追う。早稲田はこの区間も首位を守り、戸塚中継所をトップで通過。9区・八木勇樹も続けるか?2位の東洋・千葉は57秒差まで縮めました。57秒差ならまだ逆転のチャンスはある。
後方では、帝京9位、城西10位とギリギリでシード圏内をキープ。11位・青学大、山梨学院は12位、国学院は13位。戸塚中継所では1分以内に5チームがひしめきあっている。そんな中、最下位の日本大学が繰り上げスタートで母校の襷が途切れる危機を迎えたが、残り48秒で無事にリレー完了。繰り上げの危機は免れた。

後半のエース区間・9区も早稲田の独走が続く。八木は順調にペースを刻み、東洋・田中貴章に権太坂辺りで1分以上の差をつける。しかし、10㎞を過ぎたところで田中がペースアップ。13㎞を過ぎて1分を切ると、横浜駅前で52秒差。後方では東海大と明治大が4位争い、シード権争いの方は青学大・小林剛寛が日体大を捕らえて10位に上がり、シード圏内に入る。
八木と田中の差はその後も縮まり、生麦で39秒差まで詰まった。アンカーが待ち構える鶴見中継所、先頭の早稲田が八木から中島賢士にたすきリレー。トップから遅れる事40秒、2位の東洋大は田中から山本憲二に繋ぐ。一時は1分以上も離された田中、中盤で盛り返した。駒澤は依然として3位、4位争いは東海大が制し、僅差で明治5位。青学大は10位、国学院は青学大から21秒差の11位。12位の日体大&13位・山梨学院はこのままではシード確保は厳しいか。
トップの早稲田が通過して19分が経過し、上武大と日大が繰り上げスタートの危機。残り30秒近くで上武の原茂明が中継所に姿を現し、残り12秒とギリギリの時間で地下翔太にタスキを渡した!間にあった上武に対し、日大は無念の繰り上げスタート。寺田裕成は渡す相手を待たずに10区を走りだした。9区・坂下大直は3分後に戸塚に到着。

いよいよ最終10区。早稲田VS東洋の優勝争い、大激戦のシード権争いも佳境を迎える。5キロ通過時点で早稲田・中島が14分57秒に対し、東洋・山本は中島より5秒早い14分52秒で通過。両校の差は30秒まで縮まった。13.4㎞の新八ッ山橋で、中島が後ろを確認するとペースを上げてきた。山本は新八ッ山橋で28秒差、田町で22秒差まで接近。一方、シード権争いの方は青学大・帝京の9位集団と日体大・国学院・山梨学院の11位集団の差は約20秒。16キロ付近で5チームが一塊に。まさにサバイバルレース!
残すは日本橋~ゴール・読売新聞本社前。両校の差は21秒だが、あまり詰まらなくなってきた。中島は田中の猛追を振り切り、最後までトップを守り抜き総合優勝のゴールイン!東洋大学は21秒差で2位フィニッシュ。早稲田がゴールしてから約4分後に駒澤が3位、その後に東海大、明治、中央、拓殖大と続々とフィニッシュ。
シード権争いは日本橋を過ぎても大激戦!山梨学院と帝京が脱落し、城西・青学大・国学院・日体大の4チームが8位争いを繰り広げる。残り400mで青学大・小林駿祐がラストスパートをかけ、日体大・谷永雄一もついて行く。城西大・甲岡昌吾も必死で喰らいつく。残り200mで国学院・寺田夏生が前に出るが、ゴール直前でまさかのコースアウト!しかしすぐさまコースに戻った。4校のスプリント勝負は、まず日体大が8位、青学大が9位ゴール。国学院は城西を抜いて10位フィニッシュでシード獲得!城西大は2秒差の11位でシード落ち…。



1位 早稲田大学   10時間59分51秒=総合新
2位 東洋大学     11時間00分12秒=総合新
3位 駒澤大学     11時間03分53秒
4位 東海大学     11時間08分12秒
5位 明治大学     11時間08分24秒
6位 中央大学     11時間11分24秒
7位 拓殖大学     11時間11分28秒
8位 日本体育大学  11時間13分19秒 
9位 青山学院大学  11時間13分20秒
10位 國學院大學   11時間13分23秒
(上位10校がシード権を獲得 )
--------------------------------------------------
11位 城西大学     11時間13分26秒 
12位 山梨学院大学  11時間13分50秒
13位 帝京大学     11時間14分21秒
14位 東京農業大学  11時間15分43秒  
15位 神奈川大学   11時間16分37秒 
16位 中央学院大学  11時間19分00秒  
17位 専修大学     11時間21分05秒
18位 関東学連選抜  11時間21分17秒
19位 上武大学     11時間25分11秒
20位 日本大学     11時間28分00秒
 
区間賞
1区(21.4km) 大迫 傑   早稲田大学    1時間02分22秒
2区(23.2km) 村澤明伸   東海大学     1時間06分52秒
3区(21.5km) コスマス   山梨学院大学   1時間02分19秒
4区(18.5km) 西村知修   帝京大学         54分34秒=区間新
5区(23.4km) 柏原竜二   東洋大学     1時間17分53秒
6区(20.8km) 千葉健太   駒澤大学         58分11秒=区間新
7区(21.3km) 窪田 忍   駒澤大学     1時間03分43秒
8区(21.5km) 千葉 優   東洋大学     1時間06分13秒
9区(23.2km) 田中貴章   東洋大学     1時間09分46秒
10区(23.1km) 山本憲二  東洋大学     1時間09分36秒



早稲田大学VS東洋大学の2強対決となった今年の箱根駅伝は、早稲田大学が11時間台を切る総合新記録で18年ぶり13回目の総合優勝を果たしました。出雲と全日本大学駅伝も制した早稲田は、2010年シーズンの3大学生駅伝を全て制覇。3冠達成は1990年度の大東文化大学、2000年度の順天堂大学に次いで史上3校目の偉業達成です。ゴール後には選手たちが渡辺康幸監督を胴上げ。渡辺監督はこの日のためにダイエットを敢行したそうです。
往路3連覇の東洋大学はわずか21秒差の2位で総合V3ならず。前回2位の駒澤大学は3位。4位・東海大は4年ぶりのシード復帰。2区で17人抜きを見せた村沢明伸選手が大会MVPに選ばれ、金栗四三杯を獲得しました。7位の拓殖大は13年ぶりのシード権獲得。熾烈な8位&シード権争いは、日体大が8位。10位の国学院大学は5度目の出場で初のシード権獲得。城西大は2秒差でシード落ち。山梨学院、東農大も次回は予選会行き。20位でゴールした日大は実に81年ぶりの最下位という屈辱。来年の箱根は出場できるのか?

早大は渡辺監督自らが1年生で2区を走った1993年大会を制して以降優勝から遠ざかり、99年大会ではまさかのシード転落。2004年に渡辺氏が監督に就任した当初も成績が低迷しましたが、2007年大会の6位入賞で復活の狼煙を上げ、その後は2位→2位→7位と頂点までもう少しのところまで来ておりました。今季は出雲で優勝を飾ると、全日本では15年ぶりの大学日本一で2冠を達成。
そして今回の箱根では、1区の大迫傑がスタートダッシュに成功し、4区までトップを守り抜きました。5区で柏原竜二選手に抜かれ、27秒差の2位で終えました。一夜明けた復路では、6区で高野選手が市川選手との競り合いを制して首位を奪い返すと、7区の三田選手、8区・北爪選手、八木選手、中島選手が首位を守り抜きました。区間賞は1区の大迫選手だけで、総合力の高さで優勝をもぎ取りました。総合優勝もそうですが、5時間29分34秒の「復路優勝」というおまけも付いてきました。
3冠制覇で早大時代の幕開け到来、来季は早稲田を中心に東洋・駒澤・東海・明治が覇権を争うかもしれません。早稲田は出場メンバー10人中7人が残り、東洋は初優勝のメンバー達が最終学年に入り、駒澤は区間賞を獲得した千葉健太と窪田忍、更には上野渉といった将来性のある選手が主力となるでしょう。早稲田は来季「箱根王者」のタイトルを防衛する事が出来るのでしょうか?



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