日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

山口県光市母子殺害事件 元少年の死刑確定へ。

2012年02月21日 | Weblog
1999年4月に山口県光市で起きた母子連続殺人事件で、殺人や強姦致死などの罪に問われ、2008年の差し戻し控訴審で死刑判決を受けた当時18歳の元少年(現在30歳)の差し戻し上告審判決が最高裁判所で開かれ、被告側の上告を棄却する判決を下しました。これで大月(旧姓・福田)孝行被告の死刑が確定します。


判決について裁判長は「何ら落ち度のない被害者らの尊厳を踏みにじり、生命を奪い去った犯行は冷酷、残虐で非人間的。被告は殺害態様などについて不合理な弁解を述べており、真摯な反省の情をうかがえることはできない」と厳しく指摘すると、「犯行時少年であったことや、更正の可能性もないとはいえないことなど酌むべき事情を十分考慮しても、刑事責任はあまりにも重大だ」と述べました。
少年法では18歳未満への死刑は禁じられていて、今回の裁判では、事件当時18歳1か月だった大月被告に死刑を適用するかが焦点となっていましたが、「情状酌量がない」として死刑となりました。

裁判を傍聴した本村洋さんは、大月被告の死刑が確定した事について、「社会正義が示された。判決には大変満足しているが喜びの感情はない。厳粛な気持ちで受け止めなければならない」と述べ、大月被告には「罪をかみしめ、それを乗り越えて受け入れてほしい」と語りました。
一方、大月被告側の弁護団は、最高裁の判決に「極めて不当」だと主張し、「被告は逮捕以来13年間、社会から遮断された中で被害者の無念さと遺族の憤りを受け止め反省しているのに、裁判所は目を向けず、更生可能性を否定した」と批判。日本弁護士連合会の宇都宮健児会長は「少年事件の特性を考慮することなく死刑を確定させるのは誠に遺憾だ」という声明を発表し、政府に対して犯行時少年の死刑を廃止するよう求めました。


事件発生から13年が経ち、長きに渡る裁判がようやく結審の時を迎えました。元少年に対して「死刑」を訴え続けてきた本村さんの思いと執念がようやく実りました。2人を殺害した、犯行当時は「18歳1か月」だったから、死刑は当然の結果でしょう。少年法の壁と大月被告の死刑に反対する弁護団のせいで裁判がこんなにも長引きました。
母子殺害事件の裁判を振り返ると、2000年3月に山口地裁での一審で無期懲役、2年後の広島高裁での控訴審判決でも無期懲役。2006年6月に最高裁で二審の判決を破棄して「審理差戻し」決定。2008年4月、広島高裁で開かれた第2次控訴審で死刑判決が下るも、弁護側が即日上告。そして今回、最高裁で上告が退けられて大月被告の死刑が確定。実に判決が5回も言い渡されるという、異例な裁判でした。
本村さんも長い戦いを終えて肩の荷が下りた気分になった事でしょう。今後は再婚した奥様と幸せな生活を送れる事を願っています。
元少年の死刑が確定した事により、実名報道に切り替えるニュース番組が相次ぎました。今ごろになって解禁だなんて、非常に遅すぎませんか?名前と顔写真がわかっただけでもよかった。メディアは未成年の犯罪者を匿名にしてしまう。実名を公表すれば、未成年の犯罪抑止に繋がるのに。
あと、弁護団が「不当判決だ」と批判していますが、最後の悪あがきにしか見えません。まさか再審請求でもしないだろうな?その弁護団は死刑廃止の人権派ばかりだと思います。2人も殺し、反省のかけらも無い人間は、死をもって償うべきだ。法務大臣には大月被告の早期死刑執行を希望します。



にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トランセンド撃沈!フェブラ... | トップ | ダイスケはん&ナヲのギンギ... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事