日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

5日遅れの高校サッカー決勝戦!鵬翔高校が宮崎県勢初優勝!

2013年01月20日 | soccer

第91回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦「鵬翔(宮崎)VS京都橘(京都)」が19日、東京・国立競技場で行われました。当初は成人の日の14日に開催される予定でしたが、大雪のため中止になり、19日に延期。5日遅れの決勝戦は、PK戦までもつれ込む激闘となりました。


両チームのスタメン
 鵬翔
GK 1 浅田卓人 (3年)
DF 3 原田駿哉 (3年)
DF 5 矢野大樹 (3年)
DF 7 日高献盛 (3年)
DF 14 芳川隼登 (2年)
MF 6 東 聖二 (3年)
MF 8 小原裕哉 (2年)
MF 9 川崎皓章 (2年)
MF 12 松永英崇 (3年)
FW 4 澤中拓也 (3年)
FW 10 北村知也 (1年)

 京都橘
GK 1 永井建成 (2年)
DF 2 倉本光太郎 (1年)
DF 3 林 大樹 (1年)
DF 4 橋本夏樹 (3年)
DF 13 吉中波緒人 (3年)
MF 8 釈 康二 (3年)
MF 9 宮吉悠太 (2年)
MF 8 伊藤大起 (3年)
MF 11 中野克哉 (1年)
FW 10 小屋松知哉 (2年)
FW 7 仙頭啓矢 (3年)


どちらかが勝てば初優勝となるこの試合、京都橘が先にチャンスを作ります。前半9分、仙頭→小屋松と繋ぎ、最後は宮吉がシュートを放ちますが、鵬翔GK・浅田のセーブに阻まれます。鵬翔は23分、右サイドの折り返しからチャンスを迎え、北村がシュートを狙うも、京都橘のDFに阻まれて得点ならず。26分にはCKを原田が頭で合わせるも枠外。30分、京都橘が速攻を仕掛け、小屋松が右サイドをドリブル突破から右足シュートを振り抜いたが、ボールはサイドネットに当たる。
両チーム無得点で迎えた41分、ようやく試合が動きます。京都橘は左サイドで中野がクロスを上げ、宮吉が頭で落とし、伊藤が右からボレーを放つも不発。こぼれ球を小屋松→林がダイレクトで右足シュート。鵬翔GK・浅田が一度は反応して手に触れたが、弾かれてゴールイン。1年生DFの先制ゴールで京都橘1点リードで前半を終えます。
後半に入り、1点を追いかける鵬翔は4分、小原の左CK→芳川のヘディングシュートがゴールに吸い込まれ、1-1の同点に追い付きます!後半19分、京都橘は中野とのワンツーから抜け出した小屋松が左サイドでクロスを入れ、仙頭が右足をスライディングで押し込み勝ち越しゴール!キャプテン・仙頭の今大会5得点目で京都橘が2-1と再びリードを奪います。
またもや1点ビハインドとされた鵬翔は後半27分、右サイドの浮き球のパスを受けた東が、左足の強烈なシュートを放ちますが、京都橘のGKの好セーブに阻まれます。すると後半38分、左サイドを突破していた日高が、ペナルティエリア内で橘DF・林に倒されてPKを獲得。決まれば同点というPKを矢野がゴール左上に決めて2-2と再び振り出しに戻します。
試合は2-2と90分間で勝敗つかず延長戦(10分ハーフ)へ突入しますが、お互い決め手を欠き、優勝の行方はPK戦へ。迎えた運命のPK戦、先攻・鵬翔の1人目・矢野が成功。対する後攻・京都橘の1人目は仙頭が出るが、シュートは無情にもポスト右を直撃…。その後、両チームとも2人目から4人目まで成功し、鵬翔が4-3とリード。優勝へ王手をかけた鵬翔5人目は、GKの浅田が登場。浅田は右足で転がし、ゴール左下に決めて勝負あり!鵬翔が死闘を制し、初の高校日本一に輝きました!


全国4175校の頂点を決める一戦は、取られたら取り返すという壮絶な試合となり、京都橘が2度も先行しながらも、鵬翔が粘って追い付く展開で進みました。決勝史上2回目のPK戦は、5人成功した鵬翔高校に軍配が上がり、12回目の出場で悲願の初優勝を果たしました。宮崎県勢はこの大会初優勝、九州勢の優勝は2004年度(第83回大会)の鹿児島実業以来8年ぶりとなります。あの時もPK戦で優勝を決めていたと思います。
鵬翔高校は、準決勝の星稜高校戦と同様に2度の劣勢を跳ね返し、PK戦で勝利。後半4分にCKからのゴールを決めたDFの芳川選手のヘディングシュートは高さも打点も良かったし、小原選手のセンタリングも上手かったです。今大会は6試合戦い、PK戦で4試合勝利。3回戦では佐野日大に3-0で快勝、準々決勝では立正大淞南(島根)に3-1で勝利しました。6試合で総得点は10得点、矢野選手と芳川選手と東選手の3人がそれぞれ2得点ずつ挙げています。「PK勝利の強運」と「粘り強さ」がチームの優勝の要因でしょう。鵬翔高校サッカー部の皆さん、優勝おめでとうございます。
京都橘高校は、6試合連続で先制点を奪い、小屋松&仙頭のホットラインがまたしてもつながりました。しかし、先制点を決めた林選手が後半に同点のPKを献上するファウルを犯すと、2点目のゴールを決めた仙頭選手がPK戦で失敗。小屋松選手と仙頭選手は6試合で5得点を挙げ、揃って大会得点王に輝きましたが、チームが優勝できない悔しさの方が大きいでしょう。小屋松選手はまだ2年生、それに1,2年生のメンバーもたくさん残っているから、来年こそ雪辱Vなるでしょうか?

12月30日に開幕した91回目の全国高校サッカー、悪天候による順延という史上初の事態もありましたが、決勝戦まで終えて無事に閉幕。ただ、決勝戦のテレビ中継が大いに不満が残りました。決勝は正午キックオフなのに、日本テレビは高校サッカーではなく「メレンゲの気持ち」を優先。サッカーは「メレンゲ」のあとに録画で放送されました。放送時間内に収めようと試合の内容を大幅カット、途中でCM入りもありました。5日遅れの決勝戦を楽しみにしていたから、「メレンゲ」を休止して生放送でやってほしかった。高校サッカー視聴者の気持ちを無視するなんて許せません。





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