「FIFAクラブワールドカップ2010」の準決勝第1試合は、マゼンベがインテルナシオナルを撃破し、アフリカ勢初の決勝進出を果たしました。クラブW杯史上最大の下克上から一夜明けた現地時間の15日は、準決勝第2試合が行われます。この試合は今大会の優勝候補最有力であるインテルミラノが登場!今年5月に行われたUEFAチャンピオンズリーグの決勝で、バイエルン・ミュンヘンに2-0で勝利してビッグイヤーを獲得。クラブW杯は初出場となります。スナイデル、ミリート、エトーの攻撃陣がアブダビのサッカーファンを魅了させることは間違いありません。
対戦相手の城南一和天馬(韓国)は、初戦の準々決勝で開催国代表・アルワハダに4-1で快勝。立ち上がりにモリーナが先制点を奪い、一度は同点に追いつかれながらも3点を追加してアルワハダを撃沈。準々決勝の勢いをそのままにインテルからゴールを奪い、アジア勢初の決勝進出を目指します。
両チームのスタメン
城南一和 インテル
GK 1 チョン・ソンリョン GK 1 ジュリオ・セザル
DF 2 コ・ジェソン DF 2 コルドバ
DF 4 オグネノブスキ DF 4 サネッティ
DF 5 チョ・ビョングク DF 6 ルシオ
DF 16 キム・ソンファン DF 26 キブ
DF 22 ホン・チョル MF 5 スタンコビッチ
MF 11 モリーナ MF 10 スナイデル
MF 30 チョ・ジェチョル MF 19 カンビアッソ
FW 8 チェ・ソングク FW 9 エトー
FW 9 チョ・ドンゴン FW 22 ミリート
FW 10 ラドンチッチ FW 27 パンデフ
城南は前回の試合で負傷したチョン・グァンジンに代わり、チョ・ジェチョルが先発出場。そのほかは準々決勝と同じ。一方のインテルは、ベストメンバーの布陣。これは本気モードだ。
インテルボールで前半開始。開始30秒でいきなりスナイデルにアクシデント。相手にタックルを受けて左太ももを押さえていました。手当てを受けながらも続行不可能。いきなり司令塔を失ってしまった。その直後、左サイドにいたエトーのパスからチャンスが生まれ、DFラインの裏を抜け出したスタンコビッチのシュートが決まり先制!スナイデルの負傷退場の不安を一気に払拭。インテルはスナイデルに代わり、モッタが入ります。城南は8分にセットプレーのチャンス。右CKをモリーナがクロスするもオーバー。9分にはソングクがロングシュートを放つも左に外れる。11分、城南がカウンターを仕掛けるもインテルDFがクリア。15分、インテルは左サイドでのFKをラドンチッチが蹴るも、相手にクリアされた。16分、城南のモリーナが低いミドルを狙うも決まりません。
20分、インテルが自陣からカウンターを見せるが、パスは通らず。逆に城南もカウンターで対抗し、チョドンゴンが右からシュートも失敗。23分、城南の左サイドクロスにラドンチッチとコルドバが競り合い、コルドバがクリアした後にダウンするもプレー復帰。インテルは26分、左サイドでカンビアッソが相手のボールを奪い、スタンゴビッチがクロスを上げるも、カンビアッソには届かず。城南は28分にモリーナがFKを狙うもセザルがキャッチ。31分、スタンコビッチがオグネノブスキに倒される。32分、インテルはサネッティ→ミリートのヒールパス→最後はサネッティが右足で流し込んでゴール!素晴らしいパスワークでインテルに2点目!
2点を追う城南は34分、中央からのFKをモリーナ直接狙うも右に外れる。36分、左サイドのFKをラドンチッチが頭で合わせるが、インテルGK・セザルが片手で防ぐ。40分を経過し、城南がインテル陣内に攻め込む場面が続くが、インテルがしっかりとした守りで反撃を許しません。42分、右サイドのFKをビョングクがヘディングシュートするも、GKと接触。前半ロスタイム、エトーが中盤でフェイントで相手を翻弄。前半終了間際、城南はエリア手前でFKを獲得し、モリーナがシュート。しかし左に外れて前半終了。
後半開始早々、城南は裏へ飛び出してエリア内に入ったソングクかシュートするが、枠を捉えられず。インテルは3分、速攻からスタンコビッチのパスにミリートがシュート放ったが、威力なくGKにキャッチされた。後半5分、インテルは左CKをショートで繋いだ後、パンデフが狙うも右に外れる。10分、城南の右CKをオグネノブスキが合わせるも決まらず。11分にはエリア手前でボールを繋ぎ、モリーナが狙うも高かった。16分、インテルはスタンコビッチが抜け出すも、GKのブロックに阻まれる。18分の右CKではコルドバがヘッドもキャッチされた。
後半20分、城南はカウンターからソングクが左サイドで粘り、チョ・ジェチョルが強烈なシュートを放って行ったが、バーの上。23分、城南はソン・ホヨンとチョン・ガンジンの2人を同時に投入。26分、インテルはスタンコビッチが右サイドでクロス入れるが、城南DFがクリア。28分、スタンコビッチのパスを受けたエトーが左からシュート。これはGKソンリョンが弾きましたが、こぼれ球をミリートが押し込んで3点目。インテルに待望の追加点が入る。後半30分、城南は中央でのFKをオグネノブスキが低めに直接狙ったが、セザルが鋭く反応。こぼれ球をラドンチッチ押し込むもポスト左。
インテルは後半30分過ぎに立て続けに選手交代を行いミリート→ムンタリ、キブ→サントンが入りました。城南は1点を返そうとインテル陣内を攻め込んでいくが、インテルDF陣がシュートを打たせない。後半40分、城南はラドンチッチを下げ、キム・ジニョンを投入。後半ロスタイム、インテルが久々に攻め上がっていくも、ムンタリがオフサイドを取られる。47分、インテルのカウンターからパンデフにボールが渡るが、シュート打てず。試合終了。インテルが3-0で勝利。欧州王者の貫録を見せて決勝進出を果たしました。
インテルはやっぱり強いねえ。スナイデルが開始早々に左太もも肉離れを起こして負傷退場した直後に先制点を奪い、その後もサネッティとミリートのアルゼンチンコンビが追加点を挙げて城南を圧倒。この日はスタンコビッチが攻撃面で目立ち、スナイデルの穴を埋める活躍を見せました。城南の反撃をインテルDF陣が「カテナチオ」でシャットアウト。スナイデル不在でも盤石の強さで決勝行きを決めたインテル、決勝ではアフリカ№1ストライカーのエトーが、マゼンベGK・キディアバの壁を打ち破ることができるでしょうか?
城南はマゼンベと同様のミラクルを起こそうとしたのですが、インテルの壁は厚かった。セットプレーで何度もチャンスを作り、モリーナ・オグネノブスキ・ラドンチッチの外国人トリオが奮闘するも、1点を奪い返すことができず。キム・ソンファンがスライディングタックルでスナイデルを負傷退場に追い込んだのは最悪です。インテルナシオナルとの3位決定戦では、アジア勢4年連続の3位がかかっております。でも南米王者が相手だから、今回同様苦戦を強いられそうです。
FIFAクラブワールドカップも準決勝が終わり、3位決定戦と決勝のカードが決まりました。3位決定戦は「インテルナシオナルVS城南一和」、決勝戦は「インテルミラノVSマゼンベ」という組み合わせ。今までは欧州VS南米というのが続いていましたが、今年はその構図が崩壊し、アフリカ王者のマゼンベが決勝に駒を進めました。昨年未勝利に終わったチームが急激に進化し、南米王者を破るまでに成長しました。こういった波に乗っているチームが相手だと、インテルも正直うかうかしていられない思います。クラブ世界一をかけた戦いは、日本時間午前2時にキックオフです。
対戦相手の城南一和天馬(韓国)は、初戦の準々決勝で開催国代表・アルワハダに4-1で快勝。立ち上がりにモリーナが先制点を奪い、一度は同点に追いつかれながらも3点を追加してアルワハダを撃沈。準々決勝の勢いをそのままにインテルからゴールを奪い、アジア勢初の決勝進出を目指します。
両チームのスタメン
城南一和 インテル
GK 1 チョン・ソンリョン GK 1 ジュリオ・セザル
DF 2 コ・ジェソン DF 2 コルドバ
DF 4 オグネノブスキ DF 4 サネッティ
DF 5 チョ・ビョングク DF 6 ルシオ
DF 16 キム・ソンファン DF 26 キブ
DF 22 ホン・チョル MF 5 スタンコビッチ
MF 11 モリーナ MF 10 スナイデル
MF 30 チョ・ジェチョル MF 19 カンビアッソ
FW 8 チェ・ソングク FW 9 エトー
FW 9 チョ・ドンゴン FW 22 ミリート
FW 10 ラドンチッチ FW 27 パンデフ
城南は前回の試合で負傷したチョン・グァンジンに代わり、チョ・ジェチョルが先発出場。そのほかは準々決勝と同じ。一方のインテルは、ベストメンバーの布陣。これは本気モードだ。
インテルボールで前半開始。開始30秒でいきなりスナイデルにアクシデント。相手にタックルを受けて左太ももを押さえていました。手当てを受けながらも続行不可能。いきなり司令塔を失ってしまった。その直後、左サイドにいたエトーのパスからチャンスが生まれ、DFラインの裏を抜け出したスタンコビッチのシュートが決まり先制!スナイデルの負傷退場の不安を一気に払拭。インテルはスナイデルに代わり、モッタが入ります。城南は8分にセットプレーのチャンス。右CKをモリーナがクロスするもオーバー。9分にはソングクがロングシュートを放つも左に外れる。11分、城南がカウンターを仕掛けるもインテルDFがクリア。15分、インテルは左サイドでのFKをラドンチッチが蹴るも、相手にクリアされた。16分、城南のモリーナが低いミドルを狙うも決まりません。
20分、インテルが自陣からカウンターを見せるが、パスは通らず。逆に城南もカウンターで対抗し、チョドンゴンが右からシュートも失敗。23分、城南の左サイドクロスにラドンチッチとコルドバが競り合い、コルドバがクリアした後にダウンするもプレー復帰。インテルは26分、左サイドでカンビアッソが相手のボールを奪い、スタンゴビッチがクロスを上げるも、カンビアッソには届かず。城南は28分にモリーナがFKを狙うもセザルがキャッチ。31分、スタンコビッチがオグネノブスキに倒される。32分、インテルはサネッティ→ミリートのヒールパス→最後はサネッティが右足で流し込んでゴール!素晴らしいパスワークでインテルに2点目!
2点を追う城南は34分、中央からのFKをモリーナ直接狙うも右に外れる。36分、左サイドのFKをラドンチッチが頭で合わせるが、インテルGK・セザルが片手で防ぐ。40分を経過し、城南がインテル陣内に攻め込む場面が続くが、インテルがしっかりとした守りで反撃を許しません。42分、右サイドのFKをビョングクがヘディングシュートするも、GKと接触。前半ロスタイム、エトーが中盤でフェイントで相手を翻弄。前半終了間際、城南はエリア手前でFKを獲得し、モリーナがシュート。しかし左に外れて前半終了。
後半開始早々、城南は裏へ飛び出してエリア内に入ったソングクかシュートするが、枠を捉えられず。インテルは3分、速攻からスタンコビッチのパスにミリートがシュート放ったが、威力なくGKにキャッチされた。後半5分、インテルは左CKをショートで繋いだ後、パンデフが狙うも右に外れる。10分、城南の右CKをオグネノブスキが合わせるも決まらず。11分にはエリア手前でボールを繋ぎ、モリーナが狙うも高かった。16分、インテルはスタンコビッチが抜け出すも、GKのブロックに阻まれる。18分の右CKではコルドバがヘッドもキャッチされた。
後半20分、城南はカウンターからソングクが左サイドで粘り、チョ・ジェチョルが強烈なシュートを放って行ったが、バーの上。23分、城南はソン・ホヨンとチョン・ガンジンの2人を同時に投入。26分、インテルはスタンコビッチが右サイドでクロス入れるが、城南DFがクリア。28分、スタンコビッチのパスを受けたエトーが左からシュート。これはGKソンリョンが弾きましたが、こぼれ球をミリートが押し込んで3点目。インテルに待望の追加点が入る。後半30分、城南は中央でのFKをオグネノブスキが低めに直接狙ったが、セザルが鋭く反応。こぼれ球をラドンチッチ押し込むもポスト左。
インテルは後半30分過ぎに立て続けに選手交代を行いミリート→ムンタリ、キブ→サントンが入りました。城南は1点を返そうとインテル陣内を攻め込んでいくが、インテルDF陣がシュートを打たせない。後半40分、城南はラドンチッチを下げ、キム・ジニョンを投入。後半ロスタイム、インテルが久々に攻め上がっていくも、ムンタリがオフサイドを取られる。47分、インテルのカウンターからパンデフにボールが渡るが、シュート打てず。試合終了。インテルが3-0で勝利。欧州王者の貫録を見せて決勝進出を果たしました。
インテルはやっぱり強いねえ。スナイデルが開始早々に左太もも肉離れを起こして負傷退場した直後に先制点を奪い、その後もサネッティとミリートのアルゼンチンコンビが追加点を挙げて城南を圧倒。この日はスタンコビッチが攻撃面で目立ち、スナイデルの穴を埋める活躍を見せました。城南の反撃をインテルDF陣が「カテナチオ」でシャットアウト。スナイデル不在でも盤石の強さで決勝行きを決めたインテル、決勝ではアフリカ№1ストライカーのエトーが、マゼンベGK・キディアバの壁を打ち破ることができるでしょうか?
城南はマゼンベと同様のミラクルを起こそうとしたのですが、インテルの壁は厚かった。セットプレーで何度もチャンスを作り、モリーナ・オグネノブスキ・ラドンチッチの外国人トリオが奮闘するも、1点を奪い返すことができず。キム・ソンファンがスライディングタックルでスナイデルを負傷退場に追い込んだのは最悪です。インテルナシオナルとの3位決定戦では、アジア勢4年連続の3位がかかっております。でも南米王者が相手だから、今回同様苦戦を強いられそうです。
FIFAクラブワールドカップも準決勝が終わり、3位決定戦と決勝のカードが決まりました。3位決定戦は「インテルナシオナルVS城南一和」、決勝戦は「インテルミラノVSマゼンベ」という組み合わせ。今までは欧州VS南米というのが続いていましたが、今年はその構図が崩壊し、アフリカ王者のマゼンベが決勝に駒を進めました。昨年未勝利に終わったチームが急激に進化し、南米王者を破るまでに成長しました。こういった波に乗っているチームが相手だと、インテルも正直うかうかしていられない思います。クラブ世界一をかけた戦いは、日本時間午前2時にキックオフです。