日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

FIFAクラブワールドカップUAE 2010 準々決勝第1試合 パチューカVSマゼンベ

2010年12月11日 | soccer
今月9日に「TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ UAE 2010」。大会2日目の11日から準々決勝が始まりました。その第1試合は、3度目のクラブW杯出場の北中米カリブ海王者・パチューカ(メキシコ)、2年連続出場となるアフリカ王者・マゼンベ(コンゴ)が激突。パチューカは2008年大会の4位が最高。マゼンベは前回大会で2試合戦って未勝利、6位でUAEを去りました。今年は昨年のリベンジ&大会初勝利を目指します。この試合はカレロVSキディアバのGK対決が見どころと言っていいでしょう。両選手の好セーブに注目です。

両チームのスタメン
  マゼンベ        パチューカ
GK 1 キディアバ    GK 1 カレロ
DF 2 キムワキ     DF 2 ロペス
DF 3 カススラ      DF 22 アギラル
DF 4 ヌクルクタ     DF 26 ムノス
MF 13 ベディ       MF 11 ルナ
MF 16 スンズ      MF 18 トーレス
MF 20 ミハヨ       MF 21 マンソ
MF 24 エカンガ     MF 24 マルティネス
FW 10 シングルマ    MF 27 ペーニャ
FW 11 カバング     FW 19 ツヴィタニッチ
FW 15 カルイトゥカ    FW 25 アリサラ

この試合は日本人の審判団が試合を仕切り、西村雄一さんが主審を務めます。
立ち上がりからマゼンベが攻め上がり、2分に右CKをショートで繋ぎ、クロスボールにシングルマが頭で合わせますが、バーの上。さらに1分後、またもシングルマがシュート!これはパチューカGK・カレロがキャッチ。前半6分、右サイドでFKを獲得したマゼンベは、カススラが狙いますが、外れました。8分、右サイドのクロスにシングルマが反転してシュートもパチューカDF陣クリア、さらにオーバーヘッドもありましたがカレロキャッチ。ペースを握られているパチューカは9分、中盤でボールを繋ぐもオフサイド。
14分、パチューカはマンソのクロスにFWの誰かがヘディングを見せるもノーゴール。16分、ルナが左サイドをドリブルで仕掛けてクロスを上げるが、マゼンベDFがクリア。18分、中央のパスを受けたマンソが、左から強烈なミドルシュート!ボールは枠に飛んだが、ポスト左に直撃。そして前半20分、カバングのスルーパスに反応したベディが抜け出し、シュートが決まりマゼンベ先制!キディアバがお尻をピョコピョコ跳ねております!25分、カバングのシュートをカレロが一旦キャッチしそこなったが、追加点は許さない。1点を追うパチューカ、パスが上手つながらない。
32分、パチューカはペナルティエリア手前中央でFKを獲得。絶好の位置のFKをマンソが狙いましたが、マゼンベDFが頭を出してクリア。36分、マゼンベはカルイトゥカが中央でドリブルした後、左サイドを駆け上がるシングルマがシュートも右に逸れた~。パチューカは39分、右サイドで速攻を仕掛けるが、相手DFの素早い守りにブロックされる。41分、アリサラが粘ってふわりとボールを上げたが、誰も合わせられない…。42分、右CKからのヘディングシュートをキディアバが飛び出してパンチング。43分にはペーニャがミドルシュートを放つもキディアバの正面。前半終了間際の45分、右サイドのFKをサインプレーで見せ、クロスをロペスが飛ぶも届かない。前半はマゼンベが1点リードで折り返し。パチューカ後半追い上げるか?


後半、マゼンベはエカンガに代えてFWのカソンゴを投入。追加点狙いだ!後半2分、パチューカはアギラルがミドルを放つが、枠外で決まらず。後半4分マンソ→ペーニャ、最後はマンソがシュートもダメ。さらにアギラルも狙うも失敗。7分、左サイドのルナのクロスに中央にいたマンソにボールが渡るが、シュートが合わせられない。なぜだあ?後半9分、中央やや右寄りのFKをマンソが上げるが、ラインを割ってしまった。11分、マンソのクロスにツヴィタニッチが飛び込もうとしたところを、キディアバがジャンピングキャッチ!13分、パチューカはペーニャOUTでベニテスが入る。
15分過ぎからマゼンベの警告が相次いでいます。後半16分、マルティネスが右足のロングシュートを放ちますが、惜しくもポスト直撃。パチューカはこの試合2度目のポスト…。ついてない。18分、左サイドのパスを受けたマンソが抜け出すも、マゼンベDFがブロック。20分、マンソのロングボールからベニテスが突破を図るが、キディアバが先にキャッチ。マゼンベは22分、カウンターからカソンゴがシュートするもカレロキャッチ。25分、べディのミドルシュートをカレロが片手でセーブすると、パチューカはアリサラが強烈なシュートを放つもポスト左。27分にはヌクルクタが果敢にロングシュートを狙いますが、惜しくもバーの上。決定的チャンスが続く事で、次のゴールが生まれそうな予感。
パチューカは28分、一気に2人選手交代。ブランビラとゴメスをピッチに入れた。マゼンベは29分、カルイトゥカがエリア内で倒されるもファウルなし。30分、パチューカはツヴィタニッチが飛び込むもポスト右。34分、パチューカ左サイドのFKをロペスがヘディングもDFに当たる。36分、マゼンベのスンズがこの日2枚目の警告で退場。残り10分弱で10人戦わなければならないマゼンベ。1点守り切れるか?流れを変えたいパチューカ、ゴメスが蹴るもダメ。逆にマゼンベがマンソからボールを奪ってカウンターを仕掛けるが、マンソ奪い返す。38分、パチューカの波状攻撃をマゼンベ守り抜く。直後にマゼンベはカバング→チャニが入る。後半40分、パチューカのゴメスのクロスをキディアバが両手パンチでセーブ。さらに42分、アギラルがエリア外から狙うも味方に当たる。逆にマゼンベは速攻からシングルマがシュート放つもバーの上。43分、カレロが上がってロングボールを入れるも、マゼンベDFにクリアされた。その後、右のクロス→アリサラがシュートもわずかに右。44分、カルイトゥカのシュートをカレロセーブ。
ロスタイム、マゼンベはカルイトゥカ→カンダが入る。パチューカの猛反撃が続くが、マゼンベ跳ね返す。47分、ブランビラが倒されてFKを獲得。GKカレロも上がってきた。マンソが直接狙うが、キディアバがギリギリキャッチ。さらに48分、ツヴィタニッチがオーバーヘッドもダメ。終了間際、ベニテスのシュートをキディアバが足で防ぎ、CKもゴールならず。そしてタイムアップ!マゼンベがパチューカの猛反撃を凌ぎベスト4進出!


最後まで激しい試合だった準々決勝第1試合は、1-0でマゼンベが勝利しました。大会2度目の出場、通算3試合目で嬉しい初勝利です。ベディが先制ゴールを奪ったんですが、後半はパチューカの反撃の前に防戦一方。イエローカードを5枚貰い、スンズが2枚の警告で退場処分を受けました。数的不利となったものの、べディの1点を守り切りました。チームの守護神・キディアバ選手はこの日もファインセーブを連発し、パチューカ攻撃陣をシャットアウト。お尻ダンスも2回見られました。14日の準決勝でも南米王者・インテルナシオナルを相手に好セーブを連発できるか?
パチューカは後半に猛攻を見せたんですが、マゼンベDF陣を崩すことができませんでした。攻撃の要であるマンソが前半にミドルシュートがポストに直撃、その後は精彩を欠く場面が見られました。次戦の5位決定戦でも勝てずにUAEを去ることはできないでしょう。クラブW杯の常連チームの意地を見せてもらいたいところですが…。
12日は準々決勝の第2試合、城南一和天馬(韓国)VSアリ・ワハダ(UAE)のアジア勢同士の対決。今大会2試合目となるアリ・ワハダは、前回のヘカリユナイテッド戦で3-0と快勝し、開催国の面目を保ちました。第2試合の勝者が15日の準決勝でインテルと対戦できます。両者とも気合い入っていると思います。欧州王者への挑戦権を獲得するのはどちらなのか?



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