日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2010AFCチャンピオンズリーグ第3戦 ガンバ大阪と川崎フロンターレがようやく初白星

2010年03月24日 | soccer

2010年のアジア№1のクラブチームを決める「AFCチャンピオンズリーグ」、日本からは鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島の4チームが出場。ここまで2戦が終わり、鹿島が2連勝と絶好調なのに対し、ガンバは2試合連続ドロー、広島と川崎は開幕2連敗と苦しい出だしとなりました。23日は第3戦の1日目が各地で行われ、ガンバ大阪はアウェーでシンガポール王者・アームドフォーシズと、川崎はホームでメルボルン・ヴィクトリー(オーストラリア)と対戦しました。


川崎フロンターレVSメルボルン・ヴィクトリー@等々力陸上競技場
中村憲剛&ジュニーニョ離脱の影響はやはり大きかったのか?ACLで2連敗を喫すれば、直前の横浜Fマリノスとの「神奈川ダービー」で屈辱の4失点。ホームで勝ち点3を獲らなければならないメルボルン戦は、序盤からFW陣が大爆発!
まず開始3分、レナチーニョが右サイドを一気にドリブルで駆け上がってラストパス、これを鄭大世が右足で押し込んで早くも川崎が1点を先制!12分には右サイドのFKを黒津勝がヘディングで合わせ、高く浮いたボールはGKの頭上を越えてゴールネットに突き刺さりました。芸術的なヘッドループで2点目。22分、レナチーニョが左サイドからドリブル突破し、中央からのミドルシュートが決まって3点目。前半25分以内で3点奪い、川崎が圧倒します。しかし前半終了間際、鄭大世が相手選手に暴力を振るった疑いで一発退場。後半は残り10人で戦う事になってしまった。
後半は3点を追うメルボルンが1点を取り返そうと反撃に出ます。11分にCKをウォードがヘディングで狙うも決まらず。24分にはウォードがペナルティエリア内でクロスを入れるが、誰も合わせられない。26分にはムルジャがシュートもダメ。29分と31分にウォードが立て続けにシュートを放っても1点が遠い…。川崎は後半33分に小宮山尊信が左から強烈シュート、相手DFに当たってコースが変わるもGKの好セーブに阻まれる。そしてロスタイム、右サイドでレナチーニョが突破してグラウンダーのクロスを入れ、谷口博之が倒れ込みながらも右足で合わせてダメ押しの4点目。ホームでメルボルンに4-0と圧勝、3試合目で勝ち点3を獲得しました。


アームド・フォーシズVSガンバ大阪@ジャラン・ベサールスタジアム
公式戦6試合で未だ勝ち星なし、特にここ3試合はドローが続いているガンバ大阪。土曜日のアルビレックス新潟戦ではペドロ・ジュニオールが途中交代に不満を訴え、ユニフォームを脱ぎ捨てるという「造反騒動」が発生。今回のアームド戦はチームの司令塔・遠藤保仁を帯同せず、しかもルーカスが負傷で欠場。造反・主力不在と非常事態の中、ガンバを救う若手が大活躍を見せました。
前半7分、明神智和のパスに抜け出した平井将生がシュート、ポストに直撃もゴールネットに吸い込まれて幸先良く1点を先制。その後もガンバの主導権が続き、20分過ぎには平井、チョ・ジェジンがシュートもGKに阻まれ、二川孝弘が左サイドからミドルを狙いますが、GKのファインセーブの前に2点目を奪う事ができない。迎えた33分、アームドがカウンターを仕掛け、クロスにアーワンが頭で押し込んで同点に追いつく。格下相手に勝ち点の取りこぼしは許されないガンバ、38分に安田理大がゴール前でシュートするも枠を捉えられず。前半は1-1で折り返し。
後半、ガンバは安田に代わり佐々木勇人を投入。キックオフ直後、二川が左サイドでクロス、ジェジンが飛び込むもGKと接触。そのこぼれ球を平井が押し込んで勝ち越しに成功!勝ち越して勢いに乗ると、更に追加点を上げようと攻めまくる。後半7分の連続CKを中澤聡太、ジェジン、高木和道とシュートを放っても決まらない。後半15分には佐々木の低いクロスに中央から走り込んでいたジェジンが合わせたが、GKの正面。続くCKを高木が頭で合わせるもまたもアームドGK・ジャンタンがファインセーブ。アームドは後半17分、中央からのFKをサンドバーグが頭で決めて2-2の同点。またも振り出しに戻った。
追いつかれたガンバは後半25分、二川がFKを蹴った後、ゴール前の混戦から中澤のボレーが決まり3点目。再び勝ち越しに成功。後半31分、途中出場のゼ・カルロスがシュートを狙うもポスト直撃。後半36分、加地亮のクロスに平井が流し込んで追加点を決める。平井はこれでハットトリック達成!その後もガンバの攻撃の時間帯が続いたままタイムアップ。4-2でガンバがシーソーゲームを制し、公式戦7試合目で今季初勝利を飾りました。


両チームともACL3戦目で初白星。Jリーグ2チームが勝利するのは本当にうれし限りです。川崎は終始メルボルンを圧倒し、レナチーニョ・鄭大世・黒津勝のFW3選手が全てゴールを挙げました。特にレナチーニョは1得点2アシストの大活躍。前半に退場した鄭大世は、今回の一発レッドで次節出場停止、更には今大会2度目の警告を受けたため最低2試合の出場停止処分が濃厚となっています。AFCの規律委員会では、グループリーグ残り3試合出場できない恐れがあるそうです。チームメイトの愚行に稲本潤一選手は「勝ってるのにいらないプレーだった」とバッサリ。待望の初勝利を挙げたけど、ベスト16入りへ今後も厳しい戦いが予想されるでしょう。
ガンバ大阪は長いトンネルを抜け出しました。両チームで6得点という激しい試合、「超格下」を相手に2失点と苦戦しましたが、4-2でガンバがアウェーで勝ち点3を獲得。22歳の平井選手が「ガンバの救世主」となり、プロ初のハットトリック達成で勝利に大きく貢献しました。途中から出場したゼ・カルロスは、シュートを2度ポストに直撃。ホンマに惜しかったわ。これで3試合終えて勝ち点5、初勝利を挙げた事で日本に残っている遠藤さんも大喜び、チームも上り調子になっていくはずだ。

水曜日は鹿島アントラーズがホームでペルシプラ・ジャヤプラ(インドネシア)と、サンフレッチェ広島はアウェーでアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)と対戦します。広島は3連敗したら決勝トーナメント進出はほぼ絶望的となりそうです。鹿島は勝って当然、広島はそろそろACL初勝利が欲しい。



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