日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

MAZDAオールスターゲーム2009第1戦  青木のホームランでセリーグが乱打戦を制す。

2009年07月25日 | Sports

セリーグとパリーグの威信をかけた真夏の球宴が今年も開幕。「MAZDAオールスターゲーム2009」が24日、北海道日本ハムの本拠地・札幌ドームで第1戦が行われました。今年の球宴は投手力のパVS強打のセ、田中VS坂本の同級生対決、おかわり君VSブランコの本塁打王対決など好カード目白押し。初戦は点の取り合いや好プレー続出でお祭りに相応しい試合となり、終盤に意外なドラマが待っていました。

両チームのスタメン
  パリーグ             セリーグ
1(中)糸井嘉男           (遊)坂本勇人
2(二)井口資仁           (中)青木宣親  
3(右)稲葉篤紀           (三)小笠原道大
4(三)中村剛也           (左)ラミレス
5(一)小久保裕紀         (指)金本知憲
6(遊)中島裕之           (一)ブランコ
7(左)大村直之           (右)内川聖一
8(捕)里崎智也           (捕)阿部慎之助
9(指)二岡智宏           (二)荒木雅博
 (投)ダルビッシュ有        (投) ゴンザレス
パリーグは日ハム勢4選手、セリーグは巨人5選手が先発を占め、4番にはおかわり中村とラミレスが入りました。この日の先発投手はダルビッシュ(日ハム)とゴンザレス(巨人)です。


1回、全パ先発・ダルビッシュは坂本と青木を打ち取って2死としますが、小笠原に初球をセンター前に弾き返されます。2死1塁でラミレスがピッチャー強襲の内野安打。しかし、小笠原が飛び出してしまい2塁タッチアウト。強襲されたダルビッシュは右肩に直撃し、ベンチで手当てを受けるも続投は断念。パリーグにとっては非常事態。その裏、先頭の糸井が四球で出塁すると、井口の場面で盗塁を決めます。無死2塁で井口が2塁内野安打→悪送球の間に糸井が生還してパリーグが1点を先制します。
パリーグは2回から田中将大(楽天)が2番手で登板。1死からブランコにレフト前ヒットを許しますが、後続をしっかり抑えて2回を無失点。3回には坂本VS田中の同級生対決が実現。直球勝負の結果は、ファウルフライで田中に軍配が上がりました。後続も打ち取って3者凡退の好投を見せます。
3回裏、先頭の二岡が館山昌平(ヤクルト)からライトへの2塁打を放つと、1死3塁で井口がライト前タイムリーを放ってパリーグが1点を追加して2-0としました。セリーグは4回、1死後にラミレスが田中の初球スライダーを捕らえ、左中間スタンドへのソロ本塁打で1点を返します。ここまで好投を続けていた田中、セリーグ4番に一発を浴びてしまいました。
5回、セリーグはパ3番手・岸孝之(西武)から内川・阿部の連打で無死1,3塁、荒木がセンターへの犠牲フライで同点に追いつき、6回には青木がセンターへの2塁打、小笠原が右中間を破るタイムリー2塁打で勝ち越しに成功します。パリーグはその裏、10勝無敗の川井雄太(中日)を攻め立て、高橋信二(日ハム)・中島・草野大輔(楽天)の3連打で1死満塁。この場面で里崎が押し出し四球を選んで3-3の同点に。なおも逆転のチャンスに二岡がライトフライ、3塁から中島がタッチアップしますが、右翼手・内川などの連携プレーで本塁タッチアウト。セリーグが好プレーを見せてパリーグの逆転を許さず。
3-3の同点で迎えた7回、パリーグは糸井の代打・サブロー(ロッテ)がヒットで出塁すると、続く川崎宗則(ソフトバンク)の投手ゴロを川井が2塁悪送球。無死1,2塁で稲葉がバントヒット、小笠原の悪送球の間にサブローが生還、1塁から川崎が快足を飛ばして一気にホームイン。2点が入って勝ち越し。この後無死2,3塁で高橋がライト前2点タイムリー、無死1,3塁で草野の併殺打の間に1点追加し、この回5得点の猛攻で8-3としました。
パリーグは8回に有銘兼久(楽天)が登板。しかし、先頭の青木に四球を許し、小笠原、ラミレスの連打で1点を失う。なおも無死満塁でブランコの内野ゴロの間に小笠原が生還して3点差とされ、内川の右中間への2点タイムリー2塁打で1点差とされる。有銘は4失点で降板、6番手に摂津正(ソフトバンク)が登板。井端弘和(中日)にヒット&盗塁で1死2,3塁と同点または逆転のピンチを背負います。この場面で東出輝裕(広島)をセンターフライ、3塁走者・内川がタッチアップするが、長谷川勇也(ソフトバンク)→金子誠(日ハム)の好返球で内川を本塁憤死。守備陣が摂津を助け、セリーグの同点を阻止!
8-7でパリーグ1点リードで迎えた9回、ハムの守護神・武田久が登板。反撃を阻止して試合を締めたいところ。その武田は先頭の石原慶幸(広島)にヒットを許すと、続く青木に5球目の直球を狙われ、打球はライトポール際に運ばれてスタンドイン!青木が値千金の一発でセリーグが逆転に成功!勢いに乗るセリーグはこの後、2死2塁でブランコがレフト前タイムリーで1点追加し、この回3得点。武田が本拠地でまさかの炎上…。その裏、パリーグは8回から続投の三浦大輔(横浜)を打ち崩せず試合終了。オールスター第1戦は10-8でセリーグが逆転勝利です。


マツダオールスターゲーム 第1戦 2009/07/24(金)
パ・リーグ-セ・リーグ 第1戦 
(セ・リーグ1勝、札幌ドーム、18:35、38370人)
セ・リーグ 000 111 043  10
パ・リーグ 101 001 500  8
【投手】
(セ)ゴンザレス、館山、山口、川井、三浦-阿部、相川、石原
(パ)ダルビッシュ、田中、岸、ファルケンボーグ、有銘、摂津、武田久-里崎
【責任投手】
(勝)三浦1試合1勝
(敗)武田久1試合1敗
【本塁打】
(セ)ラミレス1号ソロ(4回、田中)、青木1号2ラン(9回、武田久)


両チーム合わせて31安打、18得点の乱打戦となった初戦は、セリーグが10-8で逆転で制しました。7回終了時点でパリーグの勝利かと思われたんですが、8回に有銘投手を打ち崩して4点奪い1点差に追い詰めると、9回に青木選手が武田久投手から逆転2ランを放つなど3得点。この2イニングで7点挙げた事になりますね。試合を決定づける一発を打った青木選手は、この試合の最優秀選手(MVP)を受賞して賞金300万円を獲得。青木選手の他にも、小笠原選手が5打数3安打、ラミレス選手は4打数3安打2打点でベストバッター賞に選ばれました。
敗れたパリーグは、高橋信二選手が3打数2安打2打点でベストプレー賞、井口選手は3打数2安打1打点、おかわり中村は5打数2安打でしたがホームランは無し。おかわり君の一発は翌日に持ち越しです。日ハム打撃陣は金子選手が8回に同点を阻止するプレーを見せれば、稲葉選手は7回にバントヒットを見せました。
この日の勝利投手・三浦大輔投手は、8回に5番手として登板し、2イニングを無安打・2奪三振の好投でベストピッチャー賞を獲得。日ハムの投手陣はダルビッシュ投手が初回のアクシデントで降板、守護神・武田投手は3失点の炎上で敗戦投手に…。本拠地だから気合十分で臨んだのに、予想外の悪夢を味わうとは…。8回に4失点の有銘投手は、ベンチに戻った後オリックスの大村選手に「お前正座しろ!」と怒られてしまったそうです。

さてさて、今回8選手が出場する福岡ソフトバンクホークスですが、この日は小久保選手が5番ファーストで出場しましたが、結果は2打数無安打に終わりました。途中出場組では、川崎選手は6回の守備から登場し、慣れない2塁を担当。7回に1塁から一気に生還する好走塁を見せてくれました。田上秀則選手は8回に代打で登場しましたが、遊撃ゴロに倒れました。マツダスタジアムでの第2戦は場外アーチをもう一度放ってもらいたいのですが…。長谷川選手は9回に打席に立ちましたが、死球を喰らってほろ苦い球宴デビュー。
打撃陣は結果を残せませんでしたが、投手陣は健闘しました。ファルケンボーグが7回に4番手で登板し、井端選手に2塁打を浴びるも、ヤクルト・相川亮二選手をフォークで空振り三振に仕留めて無失点。摂津投手は1死2,3塁のピンチを背負ったけど、味方の好プレーに助けられてこちらも無失点に抑えました。

土曜日は広島東洋カープの本拠地・マツダスタジアムで行われます。先発投手がセリーグが大竹寛(広島)、パリーグは涌井秀章(西武)の予定です。広島の選手は初戦で良い仕事を見せているみたいで、石原捕手は逆転の口火を切るヒットを打てば、赤松選手はヒットと盗塁を決めています。2戦目は広島4番・栗原が地元ファンの期待に応える一発を放つ事が出来るのか?ホークスはこの日出番の無かった松中信彦選手と杉内俊哉投手が出場するでしょう。気になる広島の土曜の天気は、雨の予報が出ているみたいです。もしかしたら中止→日曜日にやるかもしれません。セリーグの連勝か、それともパリーグが雪辱なるか?第2戦は午後6時10分にプレーボールです。



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