生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

大好きな童話を利用した精神衛生管理

2007年11月15日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
朝、目が覚めて夜、寝ていく、この一日が貴重な人生に許された時間です。昨日はもう過去の問題、明日はどうなるか分からない将来の問題、こんな貴重な一日で、どうしても好きになれない人物に遭遇します。しかも避けて通れない人物の場合は悲劇です。嫁姑の関係、医者と患者、仕事先の人物、このようなときの対処方法で一番有効なのが、子供時代に愛読した童話です。その中の嫌な人物にこの人々を当てはめてしまうのです。この作業は何か程度が低いような錯覚を持ちますが、深層心理の法則を当てはめていくと一番賢い方法であることに気づきます。時間のかかる自己修行は後にして、当面は童話の中の鬼退治、天狗、かぐや姫、などの事例から自分の心をやすらがせる方法で自分を苛めないようにしたいものです。:<子供時代:100-1>:

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愛のイメージの重要性

2007年11月14日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
人が<幸福感>を感じるか、感じないかの分かれ道が、それぞれが持つ<愛のイメージ>のようです。長い心理療法の生活で、一番難しい治療が、愛とは何でしょう?と悩み続ける患者さんです。古来からの哲学、宗教、文学書を読破して、それでも愛とは何でしょう?と真剣に悩む患者さんに残された治療分野は<信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの>の治療方法しかありません。自分の成育史の中に、どんな小さな愛でも経験した事を思い出し、その時の安心感、平安感を思い出すと、自分の愛の有り様についての自信を少し回復し、もう一度、愛を信じようと思うようになり退院していきます。人間は必ず愛の体験を持っていますので、どんなに小さな愛の体験であつても、その体験時に見えていた安心感、平安感を頼りに治療を進めることが出来ます。自分が持つ愛のイメージつて、どんなイメージだろう、と時々立ち止まり点検してみましょう。:<イメージアップ:99-5>:

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あの世のイメージ

2007年11月13日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
終末治療やその悩み相談で必ず出てくる話題が<あの世>のイメージです。相談を受ける側がいい加減な対応をするのが一番不誠実な事です。自分は天国に真っ直ぐ御昇天出来る、と考えている人はほとんどいません。どうなるんだろう、と悩んでいます。神仏の恩寵にすがれば安心立命出来る事を説明しなけれは、その場面を乗り越えられません。さて<あの世>についての健全なイメージは(あの世は非常に良い所で、その世界は愛そのもので、そこに行けば、もはや老いることもなく、病むこともなく、永遠不滅なもの、生きていた時の哀しみも罪悪も全てが許されていて、明るく楽しく心配事の無い世界)、これがあの世のイメージです。比較宗教学を学び学問としてのあの世をきちんと学び死に行く人に誠実に対応し希望をもって死を迎えられるよう努力したいものです。<イメージアップ:99-4>:

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<as if person>って何?

2007年11月12日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
人の心は紙一重、<健全な心>と<病んだ心>の分かれ道も紙一重、人間の心理の微妙な所です。心理学ではしばしば<as if person>という言葉が話題になります。その意味は<あたかも総理大臣かのごとくーー><あたかも天下の美人かのごとくに振舞う>、現実にそうでないのに、あたかも、そうであるかのごとく振舞う事を意味しています。イメージアップは成功のキーポイントですが、現実吟味力の訓練をしていないと、時々、このようにドンキホーテを演じてしまいます。心の奥深くで<成功した後の自分を想像する事>が無理なく成功する秘訣なのですが、弱い人間はとかくこの<as if person>の悲劇、世間からの物笑いになることもあります。ここの微妙な心の有り様、危険性を意識し、楽しみながら生きていきたいものです。:<イメージアップ:99-3>:

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夢から生まれる善と悪

2007年11月11日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
今から6000年程前の人類最古の記録<ギルガメシュ叙事詩>にも役人の汚職が書いてありますし、現代の防衛省のMにも汚職の話が進行中です。そのMも、少年時代には清々しい夢を描いていたのでしょうに大人になって、どんな夢を描いたから、汚職に巻き込まれたのでしょうか? かたや現代インドのマザーテレサのような優しく美しい心の女性もいます。いずれも夢を持っています。夢は厳しい現実を生き抜く為のエネルギーですが、その夢の内容で人生が変わります。悔いの無い人生はそれぞれの夢を追求する事ですが、その内容・考え方で勝負が決まります。倫理道徳を考え出すと夢は萎縮していきますので、まずは、のびのびと明るく自然に心の中に生まれてくる夢を静かに育む事から始めたいものです。一人静かに座り瞑想しつつ悔いの無い人生とは、と思索していると、泉の湧くように色々の夢が湧き出します。それを頼りに生き抜いてみましょう:<イメージアップ:99-2>:

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イメージアップの中身で人生が決まる!

2007年11月10日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
子供の頃は自然に、あれこれ空想するように創られています。幼い命に知恵をつける為に、そのように創造されているからです。3-4才の頃までは全ての幼児はインスピレーションで生きていますから天才に見えるのはその空想力に大人が感動し子供が天才に見えるのです。その内、小学生頃になり、いまだ現実と空想の世界を混濁した発言をすると両親に怒られ、だんだんとそのイメージの世界を抑圧していきます。大人になり、仕事をこなす段階からイメージアップの豊かな大人ならば発想も豊かになり仕事上、成功の道を歩みだします。これから5回にわたりイメージアップと心の健全度について思索していきます。:<イメージアップ:97-1>:

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自分を食べて美しくなる人

2007年11月09日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
人は物を食べ、栄養を摂取し、無駄なものを排除して成長していきます。心の世界は、あることを意識すると何かを悟るように設計されていますので、この法則を上手に利用している人々が沢山います。その利用、応用の一つに過去の心の傷を上手に活用し生き抜くエネルギーにしている知恵を持つ人もいます。どんなに爽やかに生き抜こうとしても、他者を食い物にする変な人々が必ず絡んでくるのが人生ですが、避けて通れない、この人食い人種に食い尽くされないよう、また心に傷をつけられたとしても、この事件の解釈を暗くしないで、人生を逞しくさせてもらった、と明るく前向きに解釈して、元気に生き抜いていきましょう。過去の嫌な思い出、将来の不安、この二つは<今日を不幸>にしてしまいます。今日一日が人生の全てなので、過去を全て呑み込み、将来の不安を希望に変換したいのもです。:<人食い:98-5>:

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自分は恋人の鬼か、天使か?

2007年11月08日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
短い人生の貴重な一こまの時間なのに、何故か恋人同士でも、醜い争いが起きています。好きなのに喧嘩をするのは可愛いものですが、離婚裁判、事件に迄に発展する事例は胸が痛みます。さて恋人は良い意味で愛を食べあう関係ですが、自己愛パースナリテイ障害的に相手を食べる人は相手の人生を破壊してしまいます。本当の恋人は相手の個性の美を尊重し、互いの才能を伸ばしあうものですが、何故かひたすら食べつくす人がいるようです。食べつくされる方は、ひたすらストレス曲線(不安、怒り、身体症状、欝、錯乱)へ追いやられる傾向があります。今は恋人関係で天使に見えても、実は相手は悪魔か鬼か、と言う事が多いので注意しましょう。:<人食い:98-4>:

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政界の人食い

2007年11月07日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
難しい歴史解釈に抵触しますが、現代の政界にも人食いは存在します。国民を戦場に駆り立てる仕事を<人食い>と言います。政治家の仕事は国民の生命を支配する仕事なので国民はいつもこの戦場に追い込む政治家の仕事ぶりを厳しく監視する必要があります。政治家が不幸にして不治の病になつた場合は、自分から身を引くのが常道ですし、国民もその政治家を引退させる義務があります。政治家は心身ともに頑強である条件が基本です。不祥事を起こした政治家にはすぐ引退してもらう必要があるのです。政治家の権力は大きく責任も大きいので人食い政治家をすぐ退治する義務を国民は勇気をもつて対処する必要があります。:<人食い:98-3>:

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職場のドラキユラ

2007年11月06日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
吸血鬼ドラキュラを例えにしたい人物が職場に居る事があります。自分の出世の為に部下を使い捨てる、有難うと言う感謝の気持ちが無いばかりか、適当に甘え上手で淋しがり屋なので、人の愛情をひたすら飲み込んでいく、こちらは貧血が起きたかのような気分になってくる、少しでも批判しようものなら急に怒り出す、このような人物を上司に持つと部下の才能は延ばされません。そればかりか下手をすると自殺者を出す場合もあります。上司は自己愛パースナリティ障害と言う人格障害の病気なのです。この事例の場合の部下の立場の人は決して自分が悪いと思ってはいけません。相手が病人なので一段上に立った気分で対処する必要があります。:<人食い:98-2>:

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実母の介護

2007年11月05日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
増えつつある哀しい実母殺しの悲劇を防ぎたい心境です。心理療法の勉強会でも、各地での講演会でも、身近な知人との会話でも、実母を介護するときの複雑な心境問題です。子供の頃から実母へは頭があがりません。その深い愛情を想うと、ついつい母親のわがままを聞かねばならない切ない状況が生まれます。実子からの介護しか受けないよ、という実母の言葉にしたがいつつ、ついには殺人事件へと展開する可能性がある事例が激増しています。心を鬼にして介護を介護制度に委ねる勇気が必要なようです。介護の中で<実母が早く死んでくれないかなあ>と思ってしまつた自己嫌悪からの自殺も増えてきました。その前に介護制度に委ねる勇気を持ちたいものです。:<人食い:98-1>:

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解釈の仕方が運命を決める!

2007年11月04日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
友人、知人の死に触れる度に、何となく、その死に様が、成る程なあ、と思う事があります。若くして死を迎えながら、明るく死んでいったYさん、高齢で死を迎えたのにいまだ、恨みつらみを言いながら死んでいったBさん、この違いは何だろう、と思います。長い付き合いだったので、何となくその気持ちが分かります。若い頃から身近に生起する現象の解釈がYさんはあくまでも明るく前向きに解釈し、Bさんはいつも恨みつらみの暗い解釈をしていました。<三つ子の魂、百までも>とはよく言ったものです。森羅万象を明るく前向きに解釈すると前途が開けますが暗く解釈するとどんどん地の底に落ちていきます。考え方(思考)が人生を決めるようです。思考、感情、行動の中心はなんといつても思考です。:<思考、感情、行動:97-5>:

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森の花と小鳥たち

2007年11月03日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
ふと、これでいいのかなあ、と不安に思う事があります。一度ならず、何となく日々この種の不安感を感じたときは、気楽に森の散歩をする必要があります。日本人は森の民でしたから尚更、森や林の綺麗なお花や優しい小鳥たちの声を聞いたときの感情を<平安感>の<基準>として意識し知覚することが重要です。不安と怒りと身体症状、欝の生活が続くと人間は心を病んでいきます。<平安感の基準>を森の散歩で見るお花と小鳥の声を聞いたときの感情に焦点を合わせて生き抜くことが健全な感覚を取り戻す秘訣です。砂漠の民は心乱れたときは、いつもオアシスを訪問していました。:<思考、感情、行動:97-4>:

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<怒り喰い>と<やけ寝>

2007年11月02日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
人生、どんなに心掛けを良くして生きていても、何となく腹立たしく、気がつくと普段より色々食べている自分に気付く事があります。特に不安、怒りの感情は大脳のエネルギーを消耗させますので自律神経が補給しようと働いてくれます。その法則に気がつく人はセルフコントロールしますが気付かない人は過食障害等を起こしていきます。心の仕組みとしては暗い感情を何とか明るい感情へと無意識に働くので、何か自分で補給方法を習慣づけしておく必要があります。無駄な買い物、怒り食い、窃盗、人により色々と反応の仕方が違います。最良の習慣づけは<やけ寝>をする事。やけに対してはやけが最良で、変に聖人ぶっても効果はありません。やけ寝は大脳を適宜に調整してくれますし健全な意欲をもたらしてくれます。:<思考、感情、行動:97-3>:

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いきなり笑い出した女

2007年11月01日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
電車の乗り、珍しく一つだけ空席がありましたので、喜んで座りました。ほつとして一息ついた途端、左側に座っていたご婦人は突然、ケケケと大声で笑い出したのでぎょっとしてお顔を拝見すると仏様のようなかわいい表情をしていました。2-3分ごとに<ケケケ>と笑い出すのです。抱きつくとか、噛み付く危害は無いと判断してそのまま座り続けました。何故空席か、やつと理由が分かりました。皆さんは理由を知っていてあえて、そこを避けていたのです。そこに知らない私がいそいそと、嬉しそうに乗り込んで座り込んだので、多分、内心クスクスしていたことでしょう。10分ほど、私は色々の患者さんを思い出しながらすわり続けていました。思わぬ場面に遭遇した時、自分の思考、感情、行動を楽しく分析してみましょう。その折々の自分の反応そのものが自分の人生のありようを決めているのが分かります。:<思考、感情、行動:97-2>:
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