生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

何故極端に走るのか?

2007年03月31日 | 第1章:愛の領域
過度の尊敬と蔑視に何故走るのでしよう?その典型的患者さんの統計的分析をすると大半が思考と感情と行動にバランスがありません。分かりやすい例として、嫌いな人を褒めながら肩を揉んであげたりします。考え方が整理されていませんし、感情は抑圧気味で、気持に正直ではないので、判断力に狂いが多いようです。アイデンティティの統合に揺らめきがあり、防衛機制に抑圧、逃避、感情の転移が散見出来ます。このような場合は自信が無いので焦って右左を垣間見ながら生きています。この状態が人を尊敬する場合に現れ、良く観察しない内に粗忽にも早々に尊敬し、早々に蔑視する羽目になり、その人に結果として迷惑をかけ、社会を混乱させます。:<NPD7:性格分析:54-3>

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性格分析、どこを見抜くか?

2007年03月30日 | 第1章:愛の領域
占いにしても心理学にしても人は相手の性格の何を知るべきでしゅうか?その時の状況により知りたい内容は違うでしようがここでは愛を素直に受け止める性格があるかどうか、を見抜きましよう。こちらが命をかけて相手を愛しても愛を素直に受け止める力の無い人を愛してしまうと悲劇になるからです。<NPD7:性格分析:54-2>

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占いと心理学

2007年03月29日 | 第1章:愛の領域
心理学の歴史は約100年、古代から続く伝統的な占いの世界は数千年の歴史を持っています。西洋占星術とか易経にはそれぞれの深い意味があります。さて、ここで相手の性格を思索する場合、学問としての心理学の良さから考える場合は(1)ストレスを感じやすい人か、(2)幸福感(平安感、健康感、友情、統御感)を重視する人か、の2点に絞り込んで相手の性格を洞察する、この相手の性格を分析する方法について、5回にわけて考えてみます。:<NPD7:性格分析:54-1>:

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ひょっとして私がそれかも!

2007年03月28日 | 第1章:愛の領域
過激に尊敬し蔑視する習性は、ひょっとして私かも、と思ったら合格でしょう。自己愛パースナリテイ障害者は病識が無い所が問題だからです。とにかく<過激>な現象に病理あり、と考えた方が本人は幸せになれます。右から左へと過激に揺れ動く精神現象にはとかく問題が山積しています。自分にもし、その習性があれば、今から修行して、心の平安感を大切にしつつ、アイデンテイテイーの統合(考え方の統合)を心の安らぎを何よりも大切にする考え方を優先せていくと、いつも自然に明るくのびのびと生きて行くことができます。考え方の整理統合の方法で一番重要なポイントは義務感からは駄目で、居心地の良い心の平安感を選択基準とした方が健全です。:<NPD7:自然体:53-5>:

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尊敬と蔑視を激しく揺れ動く人の実体は?

2007年03月27日 | 第1章:愛の領域
あなたを尊敬したかと思うと、逆に激しく蔑視する人、このタイプの人は、あなたばかりでなく、全ての人にたいして、そうなる傾向があります。特にあまり知らない初対面の人に好意を感じた場合、感じられた人が犠牲者になります。このタイプの人の実体はほぼ間違いなく<愛の孤独感>が原因です。その人から絡まれた場合、私達は疲れますが、それでも自然体を保持する努力をして生き抜きましょう。自分の自然体とは何か、をこの際、十分研究する必要があります。どんな状況に追いやられても私達は自然に、明るく、元気に、爽やかに生きていきましょう。:<NPO7:自然体:53-4>:

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相当の犠牲に気づいていますか?

2007年03月26日 | 第1章:愛の領域
人生では思わぬ現象が起きてきます。ある時、あなたは、ある人から過激に尊敬されたかと思うと、その後、その人から突然に、また激しい蔑視をうけてしまう現象です。こんな時は、どちらの場合でも、自然体で乗り越えていくのがよいのですが、生身の人間ですから、複雑な反応を示してしまいます。尊敬されている時は、素直に感謝、侮蔑され蔑視された時は、素直に哀しみを、これが中々出来ません。
あなたを尊敬したり蔑視したりする人も相当無理をしています。あなたは相手に怒りを感じます。こんなことで、人は過激な尊敬と激しい蔑視を体験すると能面のようになりがちですが、この能面現象が人を不幸にしていきます。やはりわかっていても五感と体感を正直に表現して自然体で生き抜く事が老後のぼけ、認知症防止に非常に役立ちます。自然体で素直に喜怒哀楽を知覚する事が重要です。喜怒哀楽を顔に出すか、出さないかはその人の自由ですが、心の奥では正直に意識し知覚して生きていきましょう。:<NPD7:自然体:53-3>:

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尊敬されちゃった、どうしよう!

2007年03月25日 | 第1章:愛の領域
人生では思わぬ現象に遭遇します。或る日、ある時、ある人から、明らかに自分が尊敬されている事に気づきます。特に仕事上の場合は、その成り行きいかんで、運命が変わる場合もあります。自分の立場、相手の立場、それぞれが医師と婦長、医師と医師、あるいは、それに該当する場合、嫁と姑でも、それぞれの立場から尊敬を受けた場合を想定してください。ある事例は傲慢への道を、ある場合は傲慢な謙遜への道を、そして最後は、今まで自分を尊敬しすぎていた相手が、何故か、いきなり自分を突然、蔑視し、悪口を言い出す、この過度の理想化と蔑視の両極端の精神現象のお陰で、人々は不幸な人生を歩みます。この流れは人生では避けがたい現象なので<自分にとっての自然体>とはどんな事か、時々思索しておく必要があります。:<NPD7:自然体:53-2>:

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人生の宝もの

2007年03月24日 | 第1章:愛の領域
日常生活、特に今日一日、その一日のうちでも<今ここで>感じる気持ち良い事、その感覚こそ人生の宝物です。その宝物を意識するようになると、殆どの患者さんは回復の方向へと走り出すのですが、理由は人、様々です。この気持ち良い、という感覚を意識すると、どんな変化、現象が起きてくるのでしょう?読書していても、気持ちの良い思想、音楽を聴いていても、気持ちの良い音階、絵を見ても、気持ちの良い絵、人にお会いしても気持ちの良い人、こうして意識すると、気持ちの良い森羅万象が身近に沢山見えてきますし、段々と、何故か、気持ち良いものに囲まれてくるし、自分のそばにどんどん集まってきます。生き甲斐の見つけ方の一つ。お金持ちが益々お金持ちになるように、気持ちよいものを意識し知覚する訓練は自分と人を幸せにもしていきます。:<NPD7:自然体:53-1>:

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心地よい香りは平安感の源

2007年03月23日 | 第1章:愛の領域
人の心の中には、色々の鬼が住んでいます。自分にはとても勝てないと思われた鬼が美しい香りと共に消え失せる場合もあります。神話や民話の中にも、美しい香りと共に、恐ろしい鬼が消失していった話は沢山ありますが、古代の人々は五感の中の嗅覚の大切さに気づいていたのでしょう。美しい香りは理屈抜きで人を幸福に導きます。人は日々、色々の選択を迫られますが、自分を幸福感へと導いた選択肢には満足と感謝をしますが、困難と不幸と厳しさの生活をもたらした選択肢には何故か、涙を流します。多忙な日常生活で忘れがちなこの香りの神秘をもう一度、思索したいものです。人それぞれ心を安定する香りは違います。自分の心を無条件に安定させる香りを再確認すると、難しい本や会話よりも短時間に問題が解決する道が開けます。:<NPO7:鬼論:52-5>:

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大好きな色による安心感は大きい!

2007年03月22日 | 第1章:愛の領域
子供の頃、赤鬼、青鬼、黄色鬼と、それぞれ好きな色の鬼、嫌いな色の鬼がいました。色の好みは大きな理由があります。大人になっても好き嫌いの色があります。色は日々の感情を支配していますので、意識した方がいいでしょう。森を散歩すると心が安定します、理由は色々ですが、木々の緑が安定の素因でもあります。嫌な気分の時は、好きな音楽もありますが、意識して大好きな色をいつも手元に置いておいて(財布、定期券、名刺入れ)じーっと見ると、心が落ち着きます。大好きな人の肌色が一番心を安定させるそうですが、そうそう好きな人はいないので、お好みの大自然の色、好きな色がふんだんにある絵を愛好すると、大げさな方法(カウンセリング)でなくても、心が幸せになります。大好きな色を意識して日常生活に取り入れたいものです。:<NPD7:鬼論:52-4>:

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尊敬している人に裏切られた!

2007年03月21日 | 第1章:愛の領域
しばしば身近に、尊敬している人に裏切られた哀しみの話があります。あーあ、と思います。さてここでは自己愛パースナリテイ障害7の事例を考えています。<対人関係の過度の理想化と蔑視の両極端で激しく揺れ動く>人の事例の事です。勝手に相手を自分の思いこみで理想化してしまう、勝手に理想化する恋人、勝手に思いこんでおいて、そうでないと激しく相手を軽蔑する、こんな次第で、勝手に尊敬し、勝手に理想化し、勝手に激しく蔑視した上に裏切られたと激怒する人生はもうやめましょう。:<NPD7:鬼論:52-3>:

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心の中に壺を置く方法

2007年03月20日 | 第1章:愛の領域
簡単な悩みの解決方法として古代から<とりあえず胸に納める方>があります。現代では壺療法と呼ばれている方法です。子供の頃から大好きな綺麗なオルゴールで蓋のついたものとか、清楚で美しく心地よい壺とか箱をお持ちの方は、心の中に、そのお気に入りの壺をイメージします。そして平素の気になっている悩み、問題などをいったん、その壺の中にそーっと入れてしまいます。全てを入れ終わったら、静かに蓋を閉めます。今は、全部入れておこう、元気になったら、沢山ではなく、一つずつ取り出して考え解決していこう、と言う方法です。この方法は実に多くの患者さんを救いました。:<NPD7:鬼論:52-2>:

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精神衛生と日本文化での鬼の関係

2007年03月19日 | 第1章:愛の領域
現代医学は複雑で専門的です。古代の人々は迷信だらけな点もありましたが単純に治療してしまう良さもありました。その一つに鬼の存在があります。その歴史時代と環境と習慣の中で、良いこと、悪いこと、が識別されて生きているのが人間社会です。その人にとっての良心の呵責で苦しみ悩み自殺する古代人もいました。人々はそんな時、自分の心には鬼が住んでいたからだ、とか、あの人の心には<ーー鬼>が住んでいたからだと言いながら良心の呵責を解決していました。現代でも自分の心に住む鬼のせいだ、お払いをしてもらおう、と神主さんにお願いして、元気になつていく人も居ます。14の防衛機制(抑圧、昇華、逃避、などの事)を分析しつつ心理療法を進めるのも一つの方法ですが、日常生活の中での、単純な概念(鬼のせいにする)で精神衛生を爽やかにするのは悪い事ではありません。鬼のせいにしておいて、その後、少々勉強しましょう。:<NPD7:鬼論:52-1>:

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鬼を愛した男女

2007年03月18日 | 第1章:愛の領域
<ドラキュラを愛した女>等といいますと、何か映画の世界のようです。渡る世間は鬼ばかり、と言うとテレビドラマでおなじみですが、さて、私の<鬼>のイメージは桃太郎の鬼。桃太郎の鬼へのイメージも何故か育った環境によって相当違います。日本の神話、民話、故郷での鬼の話、それぞれ違いますので、今、ここでは、この文章を読んで下さる方々がそれぞれ深層心理の中に浮かび上がってくる<鬼>のイメージを思索します。鬼、という言葉を意識した最初の瞬間にあぶり出されてくる鬼のイメージは心理療法ではとても大切な治療のキーワードです。どんな鬼が浮かんできたか、倫理道徳の枠をはずして、しっかりと意識し知覚してみて下さい。その浮かんできた鬼のイメージこそ、その人を幸せにする入り口ですので、明日から、その辺りを書いていきます。:<NPD7:尊敬論:51-5>:

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敬う相手で運命が決まる!

2007年03月17日 | 第1章:愛の領域
人はその折々に出会う尊敬する先輩で人生が決まっていくようです。中学生の頃は、国語と英語の先生が好きでしたので、その科目は楽しい時間でした。嫌いな先生ですと、興味があっても深める事が出来ず、焦った思い出があります。社会にでると、時々、はっとする人物に出会いましたし、その方が私の恩人にもなりました。人は敬う相手が出現すると心が安定するので、何となく尊敬出来る人物を求める習性があります。信仰生活でも対象がキリスト教、ヒンドゥー教、仏教、イスラム教と色々ありますが、その選択で人生も変わります。たまたま相手が自己愛パースナリテイ障害(カリスマ性が豊かな人物が時々居ます)の場合は悲劇です。敬う相手を時々冷静に観察する事が必要です。:<NPD7:尊敬論:51-4>:

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