生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

嫌いなタイプを言語化できない人

2008年11月30日 | 第6章:明るい感情の領域
日常生活ではいとも簡単に、あの人が好き、この人が嫌いと言いあって生きていますが、さて少々心理学的に具体的に何故、嫌いなのか、言語化せよ、と言われると、殆どの人が明確にその理由を言えません。この<好き、嫌いの感情>は原初感情と言われていて、人類発生と同時に形成された初期の感情なので分析のしようがないのです。複雑な現代文明ともなると、その原初感情に更に複雑な感情が絡み合い、たたみこまれてしまいました。日常の意識としては、顔つきが嫌い、言い回しが嫌い、考え方が嫌い、お金がない人は嫌い、政治家は嫌い、色々です。ここで重要になってくるのが何故嫌いなのかを分析する視点です。最終的に他者肯定、自己肯定となるような視点で考えていかないと心は友好的になりえません。その橋渡しが<愛の原型>といわれる分析です。愛の原型を理解しあえた時、わたしとあなた、という二人の平和が始まります。<好きなタイプ:211-2>:
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友好的な感情を持ちたいと願う人

2008年11月29日 | 第6章:明るい感情の領域
人を見たら泥棒と思え、人を見たら親の敵、と言った人間嫌いの人がいます。そのようなタイプの人間になった理由が生育史にあるのでしょう。さて、人間関係の中で揉まれいる内に、人嫌いに陥ったAさんは、何とか他者に対して友好的な感情を持ちたいと願うようになりました。<この願い>が心に芽生えたら、ほぼ100パーセント、人間好きになっていくでしょう。この人間好きなタイプ、人間嫌いのタイプ、いづれも両方から色々学べますが、特に今回は人間嫌いなタイプから非常に貴重な知恵が学べます。数回に分けて思索していきます。:<好きなタイプ:211-1>:
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何故、独身が増えたのか? 

2008年11月28日 | 第6章:明るい感情の領域
身近に若い人の独身が増えてきました。さりげなく聞いていくと結婚は面倒だそうです。性の関係もめんどう、経済も面倒、一人でいたほうが気楽に生きていけるそうです。さて人間は魂と心と身体から成立していますが、そのどれをとっても複雑で奥が深く神秘的で興味が尽きません。人類の歴史のように、どろどろしていてはいますが、その味わいは深く人間臭い生身の問題を味わううちに宇宙の真理、暖かい神仏の心に触れてきます。男女の誠実な愛は魂のレベルでも、心のレベル、身体のレベルでも大きな生きる喜びを与えてくれるものです。人間への深い興味、好奇心を是非持って欲しいものです。:<現実受容:210-5>:
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神の摂理とは何?

2008年11月27日 | 第6章:明るい感情の領域
今日の表題<神の摂理とは何?>と言う言葉に触れて、わー、気味が悪い、と感じた人は人類誕生以来の原始の心を忘れ、ひたすら現代病に走っている遠因を作りつつあると思って間違いありません。この言葉はキリスト教の概念ですが、私達日本人の概念に置き換えれば、祖先様のおかげ、仏様のおかげ、ということです。比較宗教学を学びますと、その表現は国、文化、歴史で全部違いますが、同じことを言いたいだけの話です。神様の愛を信じると、いろいろのものが見えてきます。人は魂、心、身体で成立構成されています。心と魂の世界に潜む温かい人情、愛情、友情、優しさは、全部見えないものばかりです。人間は悪も多いのですが、それ以上に実は愛そのものの動物とも言われています。見えないものに一番大切な愛の世界があります。信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの、この研究は非常に面白い世界です。:<現実受容:210-4>:
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自己実現への道を歩いている人の精神構造

2008年11月26日 | 第6章:明るい感情の領域
Aさんはいつお会いしても元気で明るく爽やかです。Bさんはいつも暗く世間の悪口と不満をぶつぶつ言い続けています。周囲は自然とAさんと共に生きていきたいと思います。さて生き甲斐の心理学で定義している<自己実現への道>とはどんな意味かと言いますと次のように生きている人の事を言います。暗い感情と明るい感情は生身の人間ですから当然存在していますが、セルフコントロールが上手で自分の思考と感情と行動を全て人生の目的に統合しています。現実吟味力も的確で、自然に湧いてくる感情も否定も肯定もせず受け止めています。どんな事件が身近に生起しても解釈が明るく、教訓として現実を受け止めています。さてこの理想的なあり様は自分に出来ないと思っている人が多すぎます。自分の生きている意味を明確に意識し知覚すれば誰でもこの自己実現への道を歩き出します。:<現実受容:210-3>:
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逃避の基準

2008年11月25日 | 第6章:明るい感情の領域
危険が迫れば人は当然回避します。ここでは暴走車を回避する、といった逃避ではなく、無意識に真実から逃避している習性が無ければ、自分はもっと幸せになれるのに、と言った意識で苦しんでいる人の場合を考えてみます。この意識があれば必ず解決します。理由はすでに意識化出来ているからです。ストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5段階)の第3段階である身体症状を感じるまで自分を追い込むストレスは回避すべきでしょう。人間の器が大きくなれば、どんなストレスでもそれをばねにして飛躍できるようになります。その折々の器において、身体症状が出るまで自分を追い込むと人生そのものが破滅していきます。器を大きくする修行を楽しむようにすればストレスもかえって貴重な刺激剤となります。:<現実受容:210-2>:
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現実を楽しむ人、避ける人

2008年11月24日 | 第6章:明るい感情の領域
成育史が違うので、現実をどう受け止めるか、避けることが悪い事とは一概に言えませんが現実を避けるタイプは本当の愛にも遭遇しないし、本当の幸福も中々得られないタイプではあります。理想と現実の混濁は精神病が生まれやすくなります。まずは現実を素直に受け止める必要があり、その為には、悔いのない大きな夢を持たないと厳しい現実だけですと、現実生活は地獄となります。可能性のある夢、ひょっとして可能かなあ、という夢、駄目かも、しかし諦められない楽しい大きな夢、この3種類の段階の夢を持って生きていると必ず大きなチャンスがありそうです。<人は考えた通りの人間になる><求めよ、さらば与えられん>。この考え方は数千年前からのもので、長い歴史のある重みのある思想です。:<現実受容:210-1>:
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本能を捨てたがる人

2008年11月23日 | 第6章:明るい感情の領域
人間が本能に従って生きたら、その人生はほぼ破滅します。そこで色々の学問が生まれました。人が自分の本能をどう取扱うかをあえて分類すると2種類のタイプがあります。本能を否定するタイプ、本能を上手に昇華させるタイプです。上手に昇華する知恵を身につけた人は生き抜く力と知恵にたけています。本能のエネルギーは実に大きく必殺の力を有しています。学問への情熱、仕事への情熱、修行への力、健全な好奇心と探究心を養う力、さてどう昇華するかは<生き甲斐の心理学>の14の防衛機制をこつこつと学ぶ努力が必要です。簡単には身につけられません。:<全てを捨てる:209-5>:
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神仏を捨てると、どうなる?

2008年11月22日 | 第6章:明るい感情の領域
意識して<神仏を捨てた、私は無神論者になる>と断言した友人は数け月で神経症になってしまいました。さて、人間はアフリカで誕生して以来、死者には花を手向けて生き抜いてきました。どの歴史、人種、文化を問わず、霊魂を大切にして生き抜いてきました。わざわざ、無理に宗教を求めずとも、自然に生きていますと、何となく手を合わせる精神状態になるものです。何故、無理をしてまで神仏を排除する必要があるのでしょうか? 難しい学問をしなくても心の自然のままに、素直に手を合わせて生きるのが明るく健康に爽やかにコツのようです。
:<全てを捨てる:209-4>:
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一度愛した人を捨てる前に

2008年11月21日 | 第6章:明るい感情の領域
愛し合って結婚した人が何故互いを捨てる(離婚等)のでしょうか?色々の人生模様がありますので何とも言えませんが<愛の原型>という知識があれば、そのような現象はおきません。愛の原型というのは愛し方、愛され方のパターンを意味します。成育史の中で、愛されかた、愛し方がいつのまにか形成されていますので、そのパターンを意識し、相手が感じるような愛し方をしないと努力が無駄になります。時々互いに愛の原型を確認しあいながらそのパターンを学び合う努力が必要です。:<全てを捨てる:209-3>:
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理想と夢を捨てる勇気

2008年11月20日 | 第6章:明るい感情の領域
人は身体症状(眠れない、食欲がない、お色気喪失?)が出てくるくらいの悩みを時々持ちます。その悩みの原因を心理学では、その人の理想(こうありたい、こうあらねばならない)と現実のギャップからのストレスだと診断しています。人間は何故か、その理想と夢に固執し、10分といえども捨て去る勇気がありません。10分間、1日、1ケ月、1年、とりあえず捨てておく勇気がないのです。理想を捨てる、ということは現実をあるがままに受け入れて生きる、ということになります。大切な理想と夢を時間限定で捨て去ると、信じられない開放感が訪れてきます。大きな気づきも生まれてきます。一度全部を捨ててみる勇気は更なる明るい人生を見させてくれます。:<全てを捨てる:209-2>:
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全てを捨てる決意と平安感の関係図

2008年11月19日 | 第6章:明るい感情の領域
この地上で味わえる最大の平安感は<全てを捨てる決意>をした瞬間だ、と言われています。色々の場面がありますが、今年は源氏物語誕生1000年紀で改めてその素晴らしさが見直されています。王朝文化の中での<出家>もその一つですし、迷いに迷って過去を捨て新しい門出もまたその形でもあります。固執障害症を克服し完治するのも全てを捨てる決意で健康を手にいれます。この世での幸福を得る為に全てを捨てる営みについて思索していきます。<全てを捨てる:209-1>:

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天に向かって祈る習慣

2008年11月18日 | 第6章:明るい感情の領域
人間の自然な心の流れとして<神聖で頼りがいがあり、優しい偉大な天>に向かって語りかける習性があります。この古代からの習性を科学的ではないと軽蔑すると神経症的な心の病が必ず生まれてきます。この習性に気付かない現代人が犯罪、自殺、愛の欠落、自己否定、他者否定に陥る傾向があります。艱難に遭遇したとき、困り果てた時、愛に餓えて孤独を感じた時、この偉大なサムシンググレートに向かって素直に感情をぶつけ祈ってみましょう。この習慣を3年続けると体験的に心が明るく爽やかに、平安感を感じだします。難しい哲学の習得の前に、この祈りの習慣から得た体感を楽しんでいくと大きな勇気と自信と困難を恐れない心が必ず生まれます。感情の転移は人間ばかりでなく相手が天の場合も起きてきます。心が貧しいとそれなりの会話しか出来ませんが、心が豊かであれば、豊かな会話がサムシンググレートとの間で出来ます。:<感情転移:208-5>:
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感謝と憎悪、どちらが自由な心を生むか?

2008年11月17日 | 第6章:明るい感情の領域
憎しみの感情があると心の自由は生まれません。同じ病気の人でも幸せな気分で生き抜いている人と人生を怨んで生きている人がいるのは何故でしょうか?答えは日々の出来事の解釈の仕方に問題があります。コップの中の水が半分の時、まだ水があると感謝するタイプと,もう水が無いと不満を言うタイプの違いです。この違いはどこからくるのでしょうか?その答えは人間観にあります。人間の心とは何か?<人間の心の本質はもともと不安なのです>という真理を知らないからです。不安定な人間、宇宙の中の小さな人間の存在そのものが不安定なことに気づいていないと、いまこうして生きていること自体が感謝の状態であることに気づきません。もっと焦点を絞ると呼吸が出来る幸せな自分、心臓が動いている幸せな自分に、ああ、生きていて幸せだと手を合わせる哲学がないと何をしても幸せは訪れません。この基本哲学を生き甲斐の心理学では平安感の原型と言います。:<感情転移:208-4>:
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性格は変わらない

2008年11月16日 | 第6章:明るい感情の領域
自分の性格を変えようと思っても無理ですし無駄な事です。それよりも考え方と森羅万象の解釈の仕方を変えたほうが賢明です。Aさんは人嫌いでしたが考え方を変えたら人好きになりました。人好きになりましたら友達が沢山出来て今はとても幸せです。生みの母親を嫌っていた自分は感情転移が原因で全ての人を嫌っていた現象に気づきました。自分が生来の人間嫌いではない事に気づき、それ以来生活に希望が出てきました。:〈感情転移:208ー3〉
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