生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

永遠の生命は本当にあるのか?

2007年10月25日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
生き甲斐を感じるには生身の人間への深い愛情が前提ですが、嫌な人間を見たり聞いたりしますと人間嫌いに、時としてなるものです。何省の汚職事件などを知ると本当に嫌になります。さて、学問を身に着けて修行を積んだ高徳の僧侶が山奥で読経をしているとき何となくお寺が騒がしい、と思うことがあり、その翌日、世間で大きな死亡事故があった、と言う話を聞いたり、古来からの歴史を学んでいくと、人類がいかに人間の永遠の生命に憧れ追及し、信じているかが、よく分かります。自分の生命も臨終と共にはかなく消滅するのか、永遠の生命の世界に旅をするのか、この課題を楽しく追求すると、日々の周囲の生身の人間が何となく愛おしく感じ、生活も味が深まります。:<人間の神秘:170-5>:

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人は何故、死ぬのか?

2007年10月24日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
沢山の人々の臨終に立ち会いましたが<今から楽しい旅にでるんだ>と本気で死後の世界に大きな夢と希望を持ちながら死んでいったAさんの臨終は私を元気にさせましたし、周囲の人々も暗い悲壮感の無い雰囲気の内に帰宅していきました。古来から人類はこの死後の世界を考え、色々の説をとなえています。どの説を採用するかはその人の問題ですが、紆余曲折の後に私が信じた説は<永遠の生命への通過儀礼が死>というカトリツクの立場でした。この<人は何故死ぬのか、死とは何か>と言う人間の神秘を、ハムレットのようにあまり深刻な顔をしないで楽しく考えたいものです。:<人間の神秘:170-4>:

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愛の神秘

2007年10月23日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
貴重な人生の時間を使って神秘現象を思索したい場合、愛の神秘を考える事が最良です。愛の精神力動(愛の領域の情動と思考の力の事)と人間のDNAは深い関連があります。DNAを勉強していくと宇宙のサムシンググレートと呼ばれているものが、このDNAの仕組みを創造したのに違いない、と確信してしまいます。確信する流れの方が自然です。さて人との出会いの神秘もまたサムシンググレートの愛の摂理を感じてしまいます。自然体になり自分と私を愛してくれている人々の心を傾聴していると、DNAが生き抜く方向を探るように人も生き抜く方向に気付いていきます。自分の本音を素直に傾聴し人の心も素直に聞き取る内に歩む道が明確に見えてきます。気がついたら幸福な環境に生きている自分に驚きます。愛し合う人々の切ないばかりの深い愛情は智恵の宝庫です。この智恵はどこから生まれてくるのでしようか?:<人間の神秘:170-3>

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命って何?

2007年10月22日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
DNAについての優れた本を読むと<自分の命と神秘的な自分>を益々知りたいと思うようになります。心理療法の中でも(自分を知りたい)と願うのは最高の治療の一つですが占いや下手な自己分析をする前にDNAの基礎知識を知らなかったばかりに神経を無駄に擦り減らしてしまいます。例えばDNAはどんな厳しい環境におかれても習慣や法則を超えてまで環境適応の<生き抜く智恵>を必ず探しだします。自分の身体のDNAが適応しているのにご主人である私達が、必死で働いて適応したDNAを無視したら、そのDNAは戸惑います。数カ月は事の成り行きを静かに明るい気持ちで見守り免疫、分泌、自律神経を緩やかに自由に働かせてあげないとDNAは困ってしまいます。このDNAの仕組みを勉強すればする程、その生き抜く智恵に感動してしまいます。素晴らしいDNAを自由に活躍させる条件はただ一つ、明るい心と自然な笑いと微笑みです。日々の体験の解釈を暗くせず明るい解釈をしながら楽天的に生きていきましよう。:<人間の神秘:170-2>:

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人生は大変だけれど面白い!

2007年10月21日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
色々面倒な人生ではありますが、これほど楽しいものはありません。身近に老若男女で、ボーっとして人の悪口を言い、面白くない、生きていてもしょうがないと嘆く人々を見ると、あーあ、もったいない、と思います。やりたいこと、読みたいこと、付き合いたい人、一日40時間くらい欲しいと思うときもあります。自殺をする人を観察すると胸が痛む経歴があります。批判は出来ません、あまりにも、さもありなん、と言う人生劇場があるからです。さて、生き甲斐を感じ、人生に夢と希望を保持し、息を引き取るまで愛と情熱で生き抜く方法を今日から5回に分けて思索していきます。:<人間の神秘:170-1>:

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自分の幸福感を乱さない他者否定も必要

2007年10月20日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
他者否定という考え方は日常生活では色々の容で現れます。人類が誕生してから今日まで生き抜けた理由の一つに相手を否定する、と言う心の営みが必要でもありました。例えば相手が密かに私を誘惑し、落としいれ、殺害しようとしている目論見を本能的に察知して相手を否定する場合です。他者否定は悪いことではありません。しかし平和な現代の日本社会では、心の中で他者否定をすると何となく幸福感に乱れが生じます。自分の幸福感を乱さないような上手な他者否定も必要です。
他者否定と幸福感の関連は深いので、この関連を意識し知覚しておくだけで十分です。他者否定をする自分を責めないようにしましょう。:<他者否定:169-5>:

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人を褒めるとどうなるか?

2007年10月19日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
仕事のパートナーを選ぶとき、結婚するとき、大事な相談の相手を選ぶとき、相手が他者否定のタイプですと、良い知恵はあまり期待出来ませんし、こちら側の判断に支障をきたします。私の長年の心理療法で観察したコツなのですが、少々意地悪ですが、対象の相手も知っている人で、ライバル関係?にあるらしい人、同じ職業の人を雑談の折にタイムリーに褒めるのです。そうすると人間には嫉妬心が本能として存在していますので、面白い反応が出てきます。こちらが褒めると、必ずけちをつけだす人、不快な顔をする人、怒り出す人、様々です。人間大好き、他者の個性を大切にする人は、それなりの好意的反応を示します。人間嫌いな人、他者否定の人ほど、自分以外の人が褒められると不快感をあらわにするものです。個性の美を大切にする人と生きていきましょう。:<他者否定:169-4>:

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信じる力はどの程度あるか?

2007年10月18日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
親、兄弟、友達等を不信の目で生活する事自体不幸なことですが、この<信じる>と言う営みの取り扱いを慎重に考えないと不幸のどん底に陥ります。<わたしとあなた>の関係において、信じすぎてもいけないし、信じないのも不幸だしーーー。さてさて<どの程度、信じるべきか>は人類の大きな課題です。信じる程度は3つに分類されます。魂を信じる場合、人の心を信じる場合、身体を信じる場合の3つです。魂は100パーセント信じる価値はありますが、心と身体は本質的に信じる相手ではありません。心と身体は環境、老化、免疫、分泌の変化で、どんどん変わるからです。信じようとする対象が魂か、心か、身体か、この3つを意識するだけで、問題は半減します。裏切られたと恨む前に、自分の信じ方を検証しましょう。:<他者否定:169-3>:

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良い所を探す気が無い人の運命

2007年10月17日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
政治家、経済人、色々の職業を生き甲斐にしていても、愛する人に支えられていないと人は幸福にはなれません。相思相愛の人はあまり見かけませんが、今を、幸せに生きている人を観察すると共通項目が一つだけあります。その共通項目とは良い所を探す努力をしている点です。人の悪い所は努力しなくても見えてきますが、良い所は知恵と努力と人への愛情が無いと見えてきません。良い所を探す楽しみは小説を読むより遥かに楽しいものです。そのコツは傾聴。つまらない話は無視し、心の響く話は<嫉妬心を捨てて傾聴を楽しむ>と,次から次へとチャンスも訪れ知恵も湧いてきます。良い所を探す気の無い人の運命は先が見えています。:<他者否定:169-2>:

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嫌いな人に愛を求める人

2007年10月16日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
一概には言えませんが晩年離婚によく見る事例です。財産、社会的な地位、ルックスに惹かれ、相手の話を静かに傾聴していれば<その人間を好きになれない事>が見抜けたはずの人と結婚してしまった、これも人生の生き方の一つかもしれません。しかし晩年離婚は辛いものです。好き、嫌いは傾聴すれば、必ず見分けられます。自分が愛するに値する人とは<あるがままを、そっくり、そのまま一旦受容出来る人>です。深層心理の世界で他者否定している相手に愛を求める人が何故存在しているのでしょう?相性は倫理道徳を超えて識別しないと不幸になります。人生は心から愛せる人と生きていきたいものです。:<他者否定:169-1>:

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現代の悲劇の最たる自己否定は?

2007年10月15日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
古代から自殺、殺人はありますが現代社会での自殺、殺人の特色は伝統的宗教の否定も大きな遠因の一つになっています。宗教を否定する場合、赤ちゃんまで水に流してしまわないようにしましょう。さて人間の本能は3つあります。食欲、性欲、見神欲(ケンシンヨク:desiderium)の3つです。欧米の古い歴史をもつ大学の一部(比較宗教学)では現在でも教えていますが、人間にあるこの宗教心を求める心・見神欲を無視すると、やはり神経症等の身体症状も発生してきます。神仏を求める心は本能なのですが、この本能をあえて無視するところに現代病の深い根が潜在しています。生き甲斐、自然への畏怖の心、人を愛する心、優しさはすべてこの見神欲が中心となつています。すべての人間に存在しているこの見神欲をもう一度見直してみると古代から継続されている伝統宗教の美を開花させ幸せな日々を手にすることが出来ます。<自己否定:168-5>:

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北面の武士か、仏門か、悩む西行法師!

2007年10月14日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
朝日新聞での連載小説<宿神>は西行法師となる前の姿を描いています。今日の場面はクライマックスで北面の武士でもある自分が予期せぬ道(仏門への道)へ自然と押しやられていく人生の微妙な分かれ道を描いています。このように日常生活においても、今は分からないし、何となく自己否定をしているような場面でも、実は悔いの無い人生、幸せへの道へ追い込まれていく人生の面白い場面でもあります。本人は自己否定と思っても、自然の摂理というか、神仏の摂理というか、意に反して幸せな人生へと押しやられていく場面も長い人生にはあるようです。自己否定と自己肯定の識別は非常に神秘的なので、余裕をもってその識別をしないと神様の誘導を拒否してしまう悲劇、不幸もあるようです。:<自己否定:168-4>:

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先ずは自己否定を見出そう!

2007年10月13日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
大切な自分の人生を,いつまでも暗くしている人がいます。本人は自分の人生を暗くしたいとは思わないのですが、なぜか、そうなっていく自分にすら気づいていません。その理由は唯一つ、自分の過去を捨てきれないからです。何が自分を暗くしているか?それは過去に執着しているからです。過去はもう過ぎたこと、将来までも暗くする力はありません。人生は今日一日をどう生きるか、に関わっています。明日はどうなるか誰もしりません。将来の不安も過去の不安もすべて自分には、どうにも出来ない事柄です。人間に与えられている<自由意志>を使えば、この過去の不安や将来の不安にも支配されず、与えられた今日一日の幸せをのびのびと明るく自然に生きていけます。:<自己否定:168-3>:

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マンネリズムと生き甲斐

2007年10月12日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日々、多忙な人でも暇をもてあます人でもこのマンネリズムは危険です。マンネリズムの生活感覚(倦怠感と生きる喜び感覚が無い生活感覚の事)ではなく<ああ、人生は楽しい>と生きて欲しいものです。自殺などするのは本当にもったいない、何故、この生きる喜びを感じないのか、不思議に思います。生きる喜びにしても、自殺への道にしても、背景は色々あるでしょうが、難しい理論の前に、このマンネリズムに陥っている自分に気づくと、開放されていきます。その判断基準は朝、目が覚めたとき、さあ、今日も楽しく生き抜こうという感覚が一番正確です。寝るとき、ああ、良かったという感謝の感覚です。この二つの感覚を生む感情の背景には実に大きな意味があります。<自己否定:168-2>:

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自己否定とは、どんなこと?

2007年10月11日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
生き甲斐の心理学で定義します<自己否定>の検証方法は、おおげさですが、こんな現象をシグナルとして警戒しています。朝、目が覚めた時、ああ、生きるのがめんどうだなあ、昨日のあんなこと過去のあんなこと、希望が無いなあ、とまあ、こんなありふれた日常感覚をシグナルとして捕らえています。しかし、さあ、やるぞ、あの子を想うと元気がでるなあ、なんと面白いんだろう、と<今日一日が人生のすべてだ>と<今、ここで>を非常に大切にして生きようとしています。将来は希望に輝き、不安は当然あっても、夢と希望を一番大切にしています。これが生き甲斐の心理学です。今回から5回にわたり自己否定の悲劇を考え、明るく生き抜く方策を模索していきます。:<自己否定:168-1>:

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