生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

罪悪感の原型

2012年02月29日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
昔昔、第二次世界大戦の頃、私は小学生の1-2年生徒でしたが、数名のワルガキと葉山の御用邸の海岸側の野良犬が出入りする穴から入り込み食堂で美味しいパンやジャムを盗み食いした経験があります。その内憲兵隊につかまり数名のワルガキの親が呼び出され相当厳しく怒られ、それが私の罪悪感の原型になつています。この罪悪感は生涯を支配していて、この思い出はいつも玉虫色でごまかしつつ自分を虐待しないように注意していますが、この罪悪感の原型はその後の心理療法の仕事に大変役立っています。:<玉虫色:448-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恥辱と疑惑感の原型

2012年02月28日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
私が不勉強なのでそうなったのですが、それにしてもあの高校時代の先生は生涯忘れません。毎回、私を育てるつもりなのでしょうが今から考えると彼のストレスの発散の対象にされていたようです。毎時間、私を集中して質問し答えられない私を弄くりまわしていました。或日、時間の無駄だから他の生徒に質問せよと怒鳴った事があります。教員室に呼ばれて説教されましたが、その説教の仕方に校長が逆にその先生を怒鳴りだし慌てた事があります。その先生がもうすこし玉虫色を意識していたら私の心はこれほど恨みつらみの思い出にはならなかったのかもしれません。私が勉強している必要があるのですがこの年になっても、あの時の先生が忘れられないのは悲劇です。しかしこの恥辱感と疑惑感の病理はその後の患者さんの辛さをしみじみ共感し受容できた事を考えると改めてその先生に感謝したくなりますが心の傷は生涯消えません。解釈は変えられても傷は傷です。:<玉虫色:448-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

玉虫色

2012年02月27日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
人は日々色々の困難、喜びを体感しながら生きていきます。そんな喜怒哀楽を経ながら、人は成長していきます。ある人は明るく逞しく生き抜く、或人は落ち込んで挫折して生き甲斐を感じなくなる人と、様々です。明るく逞しく生き抜いて行くことは大事なことですので、それを妨げるものは何だろう、と暫く思索してみます。大きなものは6つあります、その一つが生育史の中で体験する人への不信感です。エリクソンも人が持つ「人への不信感」をその一つに数えています。騙すのを職業としている人がいますから健全な不信感は必要ですが病的な不信感はその本人も周囲をも不幸にしていきますから、玉虫色で生き抜く智恵も必要となります。どの程度の不信感が良いのかは環境により相当違います。永田町、教育の現場、宗教界、福祉の世界等、どの程度なのかは各自が体験しつつ悟る必要があります。そんな中であまり厳しい態度よりも玉虫色を意識すつつ悟りましょう。:<玉虫色:448-1>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素敵な人

2012年02月26日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
何かに固執していますと心の余裕がなくなり物が見えなく傾向にあります。信念、哲学、思い込み、いろいろです。そんな人生の中で、自分の役割とは何だろう、その場で、あの場で、自分の役割に想いが至る人物は中々のもので、そう沢山いないようです。ましてさりげなく、さらりと誰も見ていないところで役割を遂行している人を見るとただただ尊敬と信頼と愛を感じてしまいます。周囲も幸福ですが本人は多分、明るく爽やかに元気に生きておられることでしょう。:<自己開示訓練:447-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他者の本音に興味があるか?

2012年02月25日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
人間とは不思議な動物で自分の事だけを考えて生きていくと不幸になるようです。日々は考え方に支配されています。例えば「日常生活の周辺には好きな人と嫌な人が混在しているので豊かな人生が展開していく」と言う思想を意識しておくと嫌な日常でも平安感が少しは湧いてくるというもの。たまには嫌な相手の本音に耳を傾けてみると、そこに案外、大きなものがあったり自分への好意を持っていたことが分かり親友になる場合もあるのです。感情の転移を起こす人間は自分の中の嫌な自分を相手の中に見つける動物なので「嫌な相手と思う仕組み」を認識しておかないと貴重な人を失う事例が多いようです。:<自己開示訓練:447-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感情表現と自己主張

2012年02月24日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
好きか嫌いかの感情表現も明確にせずうやむやにして相手と対峙していると相手は勘違いというか、その表現を信じて、それに相応しく誠実に対応してくれます。ですから嘘の感情表現がいかに相手を騙すことになるか大きな問題を内在しています。まして自己主張を明確にしないまま相手と対峙していると混乱を起こしていきますから好きか嫌いか自己主張は何かを勇気をもって明確にしておかないと、かえって世間様に迷惑をかけて生きていく羽目になります。玉虫色が必要な場合もありますがその辺の折り合いは案外難しいですが自分なりの悟りと気づきを得ながら悔いのない人生を歩みたいものです。:<自己開示訓練:447-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分の本音を知るのは案外難しい!

2012年02月23日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
利害得失、例えばaにするかbにするか、その利害得失はどうなるのだろう?この選択に迫られた場合でも親友や親戚が注目する場面ではあまり阿漕な選択も出来ません。この心理は誰にでもあります。道端に大金が落ちていたのを拾い警察に届けるかどうか、という場合の本音と建前も難しいものです。本音と建前を人生のそれぞれの場面で明確に意識化するのは案外難しいですが、どちらを選択する場合でも本音と建前を意識化して生きていかないと理想と現実の混濁、私とあなたの混濁、という現象から人の精神衛生がどんどん悪くなると言われています。辛い場面もありますが自分の本音は何かを意識することが悔いのない人生をおくる秘訣のようです。:<自己開示訓練:447-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ -->
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自己開示訓練

2012年02月22日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
毎日が矢のようにどんどん飛んでいきます。理想や夢をもっていると中々実現しないので、焦りのようなものも感じる事もありますし、昨日はもう過去のことで取り返しがつきません。今日一日をどう過ごすかで人生が決まったようなものです。同じ過ちや悔いを残さない為にも自分と相手を混乱させない程度の自己反省が必要となり、この修行を自己分析とか自己開示という言葉を使いながら生き甲斐の心理学を学んでいきます。暫くこの自己開示訓練について思索し悔いのない人生を歩みましょう。:<自己開示訓練:447-1>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ -->
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無防備にさせるには?

2012年02月21日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
相手が私に対して無防備になるには余程の信用がないと無理ですが、この信頼を勝ち取る方法は修行しかないようです。修行というと殆どの人が嫌になり逃げ出しますが何といいましても私から見て変な相手でも思い切り信用していかないとラポールはつかないようです。こちらの誠意と努力を無視するような相手であることが判明すれば即、付き合いを再考すれば良いだけの話なので心理療法の仕事としては清水の舞台から舞い降りるような事も時々しています。世の中には善意の人々が沢山いて、私の努力する姿を見て、裏切る人は今まであまり居ませんでした。案外人間は美しいものです。その点、私の知る某女子学院の校長先生は本当に生徒を信用して全身で事に当たる姿を垣間見て感動する事が多いのですが教育者が生徒を信用する姿は実に美しいものです。:<最初の一言:446-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ -->
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微笑みと直視

2012年02月20日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
相手の心と何となく暖かい繋がりをしておきたい場合に、こちらから話しかける言葉が下手な為に、希望する暖かい心の繋がりが上手くいかず間が悪くなる、と言うか居心地が互いにまずくなる場合があります。その原因は、こちらからの言葉かけの中に相手を信頼していないかのような心が潜在していたようです。例えば心からの微笑みと直視する視線が無い場合は相手は多分心を開かないでしょう。微笑みと直視、この有り様は人間嫌いなタイプの人には不可能のようです。:<最初の一言:446-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

取り乱し気味の友人をどう扱うか?

2012年02月19日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
自分の複雑な心境の中でも一番取り扱いの難しいのが「理由の分からない気分の悪さ」かもしれません。胸のつかえともいいますか理由が分かれば対処の仕方が分かるのですが、もやもや感は感じても、その内容が本人も掴めないのです。こんな時が一番嫌なものです。この精神状態が人を疲労困憊させ自信喪失させ生きる意欲を減退させていきます。こんな時に役立つのが「フォーカシング」の応用ですが、その具体的な展開として先ず最初に幾つくらい気がかりなことがあるかを数える事が出来ればあとは意外と簡単です。幾つくらい嫌な、かつ、気掛かりな事があるかが判明すると大脳は動き出す性質があります。何といいましても自分が何を気にしているかが分からない場合、ストレスが極限に倍加しつつ増殖する傾向を人間はもっています。この性質をしらないと人は過度に駄目になっていきます。:<最初の一言:446-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドストエフスキーの「罪と罰」から読み解く魂の言葉

2012年02月18日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
直ぐ頭に血が登るタイプの人は人生で沢山の友人を喪失していきます。怒りやすいタイプを周囲は嫌いますが本人も不幸せな人生を歩むかもしれません。豊かな友情や愛情に囲まれて生きていくほど幸せな人生はありません。どんな一言を周囲の人は喜ぶのでしょう? 一度、自分は、どんなタイプの人々に囲まれて育ってきたかを思索するのは価値があります。不幸にして怒りっぽい家族の中で幼少時代を送らざるを得ない人は多分、同じような性格が形成されていますので、余程反面教師の悟りでも得ていないかぎり、この悪循環から離脱するのは難しいと思います。どんな言葉が好きかはその人の生育史を見ると分かります。安心出来る言葉は何といいましても愛の原型に触れる言葉でしょう。自分が大事にされているなあ、と感じる言葉の中でも魂に触れるような言葉がラポールを付ける際の名言となるでしょう。魂に触れる言葉とはどんな言葉でしょうか?やはり平素、美しい永遠の文学、例えばドストエフスキーの「罪と罰」を愛読しているとこの魂に触れるという意味がすぐ理解出来ます。:<最初の一言:446-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最初の一言

2012年02月17日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
人が誰かと最初に出会う、その時の最初の一言で全てが決まる時がありますので、この言葉は恐ろしいような気がします。親友の紹介で初めて会った人が何か刺のあるような言葉をつぶやき、それが挨拶の最初の一言であれば、多分その新しい関係は上手く行きません。最初の一言はその人の日々の想い、特に人間に対する優しさ、愛情、自分や他者を粗末にして生きているかどうか、を的確に表現しているものです。このような人の言葉は自虐的、皮肉風、希望の無いような、つまり他者否定のような言葉が出てきます。大脳は相性を数秒で判断すると言われていますのでインスピレーションを私は尊重しています。暫くこの最初の一言が歴史を変えたり人間関係を支配したりするので色々と思索してみようと思います。:<最初の一言:446-1>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大半のストレスは半減する!

2012年02月16日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
或人に向かい「自分は何の為に生きているのか?」と質問すると怒り出す人がいます。余計なお世話だ、こんな状況の時にはそれどころではない、と怒りまくります。質問のタイミングに失敗した事例かもしれませんが、そのあとの反応が非常に重要なので経過観察に入ります。本人は当面の問題を解決した後、考えようとしますが、私の経験によれば、この質問をする前に十分洞察しているので、その混乱は予測していますから、怒りを抑えながら丸くその場を納めます。数週間するとほぼ全員が、この厳しい質問の御陰で、自分の抱えていた問題は、どうでもいい、と気づきましたと連絡が入ります。この厳しい問いかけは危険そのものなので、問いかけの前の状況は十分研究しておく必要があります。ストレスの大半は生きる目的が明確になればなるほど、半減するものです。
:<自己実現の道を歩む人は何故元気か:445-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

希望に向かって歩く人

2012年02月15日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
どんな人にも日々のストレスはありますが自分が生きていく目的を明確に意識している人には、このストレスは試練として解釈されているので辛いけれども、それ以上の意味を感じているので傍らに置いて生きていけるようです。何かを信じ、そこに希望を置いている人間の強みでしょう。太極拳を楽しく演武している時と同じです。演武していても自分が抱えている諸問題は依然として存在しているわけで、逃避しているわけでもなく、見て見ぬふりをしているわけでもありません。どうしても解決しなければならない問題は、その時がくるまで平然として放置しておきます。どこを目指して生きているのかを楽しみながら意識化するとそれ以外の問題は小さく見えてくるようです。:<自己実現の道を歩む人は何故元気か:445-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする