生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月30日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人間の自問自答で一番辛い質問がこの「生きる目的」かもしれません。80億の人間が一人一人この生きる目的が明確であれば果してどんな歴史が展開されていくでしょう?私の推測ですが、明確であれば今日の平和も文化も学問も、こんなに発展していないと思います。疑問だらけの人生ゆえに、人は悩み、苦しみ、何かを追求していくのでしょう。こんな話を昔、テレビで語りましたら、意外と大きな反響があり、人は案外、この課題で悩んでおられると知り、驚いたことがあります。なんの為に生きていくのか、、こればかりは、なかなか、スムーズにいかない人類の課題のようです。こればかりは、自分で探す必要があり、決意して差がいだすと身近に答えがゴロゴロころがっていますので、神経質にならないで、探すことを生き甲斐にしてみると、意思あるところに道あり、という名言に感動します。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月29日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
私たちは好むと好まざるとに拘わらず歴史の流れ、その生活環境に流されていきます。会社の倒産、戦争等です。80億の人間の置かれた環境は80億通り存在していて、生き抜く為の努力をそれなりにしています。あるがままの現実を素直に受け入れていくと、自分の性格も、それなりに適応し逞しくなり生き抜く知恵も性格も現実適応しつつ形成されていきます。過去にとらわれていると現実適応障害を起こす事例も散見出来ます。この課題を意識しておくと、とても生きやすくなります。持統天皇の話になりますが、藤原不比等との出会いの晩年は少々悔しい想いもしたでしょうが歴史の大きな流れ、藤原氏の強大な権力には立ち向かえない現実もキチンと意識して生きていたようです。どんな環境でも明るく元気に逞しく生き抜いていきましょう。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月28日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
五感と体感で納得したものは意識、無意識を問わず自分の中に取り込まれていきます。倫理道徳に関係なく、心から嬉しく、好ましく、納得出来たもの、心の奥深くに響いたものは、その人の人柄として形成されていきます。好きな先生の講義と分野の学問が大好きになるように、人は大きな影響を受けやすく出来ています。人はこのように単純なところがあり、それだけに「好きこそものの上手なり」という先人の諺を大事にしつつ自分の悔いのない人生を喜びとともに創造し、確立していきたいものです。持統天皇はあの時代、しばしば大きな危機を乗り越え、生き延びる事が出来たのは案外、民草の幸せを同時に祈る心もあり、共存共栄の思想もあり、良い天皇だったのではないかと思います。自分の権力闘争も激しいのですが国民の幸せを天皇として強く願う天皇で、自分の五感と体感を正直に行動していやようです。あの健康と逞しさは不正直からは生まれなかったと推察しています。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月27日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分の五感と体感に何の脅威も感じさせない身心の環境で人は初めて信頼出来る相手に心を拓きます。不思議なもので大いなる反省はこんな環境の時に生まれます。安心して身心を任せられる愛の人に人は運命を託す事があります。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月26日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分を脅かすもの、脅威を感じるものに対しては人間は身を固くしガードします。この人間の基本原理をなじる人がいたとしますと、その人は人間の本質を知らないと言えるでしょう。独断と偏見だろうが、ガードする生身の人間を愛と許しで暖かく見守る修行をしていくと人は何故か幸福の機会を掴むようです。ひたすらガードばかりしていると幸せは何故か、逃げていくようです。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
心理的適応は自分の成育史上、五感と体感のレベルで気分の良い場合に生まれます。思考と感情のレベルで、とても受け入れられる森羅万象ならば、人は心理的適応現象の中で生きていけます。しかし人間社会の中では、だからといって幸せになれるとは限りません。心理的適応だけを追求していると人生が破綻する可能性もあります。不適応の体験を経ることで人間の器も大きくなり人格の成長し自己肯定他者肯定、という共存共栄の思想を身につけ自他ともに幸福になる哲学を身につけていくのでしょう。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
本物の心理的不適応は、その人が五感と体感で受け入れたくないと思うもの(善悪に関係なく、その人の成育史上、受け入れ難く思う事)に遭遇した時、深層心理の世界で大きな緊張が生まれます。しかし教育、教え、経験があるので、ニコニコ笑いながら、緊張している事例が沢山あります。時間の問題で身体症状が出たり、爆発したりします。このような原理を意識化しておくと、セルフコントロールが上手になり、身体症状を出さなくても生きていくことも出来ます。この原理を意識化しないと抑えがたい感情に振り回され人生を棒に振る人もでてくるわけです。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月23日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分に限り、こんな事はするはづがない、と。人はだれも、そう考えていますので、行動に踏み切った場合、すぐ忘れるか、意識化しないか、意識の上で逃避するか、とにかく自分がしたこととして認めない傾向があります。そのように人間は創られているようです。良心の呵責、罪の意識が強いと人間は案外ノイローゼになったり、身体症状が出る人もいるくらいです。持統天皇に限らず天皇は罪滅ぼしの為にお寺を建てたりしています。罪滅ぼしをする人間はやはり美しいなあ、と私は思います。生身の人間は互いに相手を激しく攻撃しあうことだけはやめたいものです。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月22日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
私たちは「しまった、本心でないことをしてしまった」と悔いを残す事をしながら生活しています。しかし、それもこれも案外、自己概念からは殆ど離れていない、と言われています。しまったと思う人は生涯、しまった、と思う人生をしているかもしれません。本音で生きるように努力していないと、益々、本音から離脱していくようです。悔いのないように本音を大事にして生きていきたいものです。持統天皇は藤原不比等にしてやられた、と書物に書かれてはいますが、本当にそうでしょうか?この女帝は鉄の女のようです。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月21日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分の身辺に色々の事がおきますと人は自己防衛の為に3つの無意識の営みをしているようです。例えば愛している人が意地悪を自分にした場合、自分を鍛えているんだ、と解釈したり、無視したり、あってはならない愛への意地悪なので、こんな人とはおさらば、と解釈したりするものです。持統天皇の権力への志向性と少々愚かな息子への溺愛が大津皇子事件などを生んでいきますが、それもこのパースナリティ理論の命題11の教科書通りの展開をしています。現代も古代もロジャースの性格形成論から見ていくと歴史から更に沢山のものが学べます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月20日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人は直接、体験しなくても、あたかも体験したかのように、空想の中でも実体験として性格を形成していくようです。例えば両親が互いの悪口を子供の前で言いあうと、子供はどちらが正しいのか迷い、混乱して、育っていきます。不信感を大人に抱くようになります。持統天皇の生涯を見ると、気の毒なくらい気が休まる生活がありません。現実は楽しいこと、幸せな事も沢山あったでしょうが、お母さんや従姉妹達、周囲の高官達の讒言、どれが正しいのか誤報なのかを識別していく苦労は並大抵ではなかったようです。相当の知恵者、腹のすわった女性だったようです。現代に生きる私たちも、大脳の働きが、このように、あたかも自分が経験したかのように意識化する仕組みがあることを十分注意して生きていかないと、自分の人生を狂わせる事が多いようです。愛し愛される事が人を幸福にしていきますので愛の不信感をもたらすものには十分注意しつつ生きていきたいものです。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月19日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
三才くらいまでの性格の原型は生涯影響を与える、というエリクソンの原則を軽蔑しないで、そんなものかなあ、程度に理解しておくと、却って自分の人生を素敵に創造していくことが出来ます。下記の命題9は難解ですが、一度形成された性格は、それに上乗せされていく傾向があり、意識化しておくと、嫌な性格を修正出来たり、無視したり、これからの自分の人生で無駄なストレスを蓄積しないようにしつつ生き抜く事が出来ます。一度出来た小さな核を消す事は不可能なので、その傾向さえ意識化しておけば、いくらでも自分の好きな性格を形成していくことは可能なのです。自分の生活環境は避ける事が難しく、過去を否定することなく、将来に向けての夢を育てていく楽しみを真剣に営んでいれば、人生、沢山の道があります。生きる喜びを最優先しつつ、かつ、その生きる喜びが程度の低いものではなく、真善美に適う道(自己肯定、他者肯定)を自分なりに見つけていく必要があります。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月18日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人の性格はその生活環境の中で形成されていきます。自分を振り返っても、親友を見ても、間違いなく、生活環境が人格を形成するという説は正しいと確信するこの頃です。エリクソンと言う学者の「性格形成論:テキスト:生き甲斐の心理学 139頁」は、その通りだと感動して、日々、仕事に使用しています。性格形成理論完成に生涯を費やしたエリクソンという大学者に敬意を表します。さて持統天皇の、周囲の人々への不信感は相当深く、さもありなん、と思います。自分の父親が母方の祖父を殺し、周囲の政敵を殺戮する姿を見れば、子供心に人を信じて裏切られる恐ろしさを感じないほうが可笑しいくらいの環境です。日本の歴史のなかでもこの持統天皇の時代の毒殺、暗殺等の権力闘争は凄まじいものがあり、驚きの連続ですが、古代史として勉強していく楽しみはあります。人の成育史は必然的なものがあり、特に子供時代はどうしようもないものなので、是非、自分の成育史を否定することなく、解釈を明るくしながら、自分を明るくするような解釈をしつつ、生きていきたいものです。嫌な思い出も、良い思い出も解釈に気をつけて、決して自分の成育史を否定しないようにしたいものです。

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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月17日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
身近な人の中に奇妙な行動をするなあ、と不気味に思う事例はありませんか?さてここからが思索の対象なのですが、本当に奇妙なのでしょうか?他者に奇妙に見えても、その人の心の底(内部的照合枠)を偏見なく傾聴してみないと判断は出来ないものです。例えば思春期のまだ知識も経験もない子供たちは親の奇妙な行動は実は子供の将来を配慮した愛の場合が多いのです。ただ知識と経験のない子供には見えないだけの話。これと同じ事が大人の場合にも沢山あります。持統天皇の奇妙な行動を理解する為に、持統天皇の和歌や歴史の背景を理解したうえで、持統天皇の内部的照合枠を思索していくと、生き抜くための必殺の行動であることが見えてきます。逞しい女性です。奇妙な現象だけを見て軽率な判断をする側が大きな失敗をする事例が沢山ありますので、もし、これからしかるべき人が奇妙な行動をしているなあ、と想った時、その人の内部的照合枠を真面目に洞察すると、そこの素晴らしいものを見つける楽しさがあることに気付き、人生の面白さを堪能できるでしょう。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2024年04月16日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人生での夢が、その人を逞しくする場合もあれば、ノイローゼとなりその人を破滅させていく場合もあります。現実吟味力の問題です。持統天皇は一時は相当参ったようですが、厳しい現実を的確に判断しつつ、その夢を現実化させます。周囲に相当、優秀なブレインが沢山いたようです。特に藤原氏(明治時代までその氏は逞しく生き延びていきます。近衛という氏にしたり、その時代に相応しく分裂させつつ藤原の血を拡げます)の祖・鎌足の子・不比等の現実吟味力は天才です。この知恵と生命力は島国の知恵でなく中国の大陸の知恵のようです。良い悪いは視点にしないで、生き延びる力という視点で見て欲しのですが、私たちもこの生き延びる生命力を学習したいものです。生き抜く生命力、生きる喜びのような情動の強さは、その夢を燃やす現実的な能力と正比例するようです。
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