生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

怨霊の見える人

2009年06月30日 | 第7章:自分を知る方法
怨霊が見えたり幻聴幻覚があったり、この種の現象を心理療法は否定しません。否定しませんがすべて大脳の生理現象としてとらえています。神秘現象も確かに存在しますので慎重に扱います。ただ学問を大切にしますのでとりあえず怨霊を見る人も幻聴幻覚者も全て大脳の生理現象として治療目標を設定します。つまりその人の大脳は怨霊を見ていることは事実なのですが、私たちは何故、その大脳は見る必要があるのかを分析していきます。怨霊と幻聴幻覚を友達として大歓迎するように指導していくと何故かその現象が消滅していきます。消滅する理由は不安感が不要になったからです。異常な不安感があると怨霊や幻聴幻覚を大脳が必要とし、その現象のおかでで他の領域の健康をバランスよく維持していると言われています。無理に怨霊や幻聴幻覚を薬物で排除すると他の領域が異常になることがままあるようです。:<信じる力:253-4>:

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信じて見えてくるもの

2009年06月29日 | 第7章:自分を知る方法
信じて見えてくるものが幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)なら第一段階は合格です。例えば愛である神仏の愛の摂理を信じて、今までのストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)が解消するような場合です。赤ちゃんがお母さんが傍に居る時はにこにこしていますが、お母さんの姿が見えなくなると、そわそわしだして泣き出すような事例です。ここまではいいのですが冷静な第三者がAさんを見た場合、本人は幸福でも周囲が迷惑という事例がありますが、この事例はAさんは自己肯定、他者否定の幸福曲線を味わっているのでしょう。本物の幸福曲線は自己肯定、他者肯定の法則が成立していますので、Aさんを見る冷静な第三者にもAさんから何か温かいもの、知恵、勇気、元気のエネルギーが得られるはずです。<信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの>は重要ですが扱い方を間違うと映画<天使と悪魔>のようになる可能性もあります。;<信じる力:253-3>:

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神は存在するか?

2009年06月28日 | 第7章:自分を知る方法
比較宗教学に基づく心理療法は面白い学問です。例えば<神は存在するか?>は現代人の問題のひとつですが、この宗教心理学では、神の存在は色々の学者(神学、宗教学、哲学、量子力学、物理学、宇宙学等々)にお任せします。そんなことよりも<信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの>を研究していきます。愛である神の存在を子供のように素直に信じた為に、神経症が完治した高名な哲学者もいますし音楽家もいました。神の愛を信じて不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱が軽減した人々は大勢います。逆に何かを信じた為に、不安になり錯乱した人もいます。人間は森羅万象をどう解釈するか自由なだけに、どう生き抜くべきか、といつも苦労します。自由意思を持つ人間は、どうせ解釈するならば、明るく元気に、逞しく生き抜く解釈をしたほうが得です。<信じる力:253-2>:

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あなたの父母は本当の父母ですか?

2009年06月27日 | 第7章:自分を知る方法
比較宗教学を中心に心理療法を展開するのが私の専門ですが、その研究課題に<信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの>と言う研究課題があります。とても楽しい研究ですが、最近の映画<天使と悪魔>がこの研究課題となります。人は何かを信じると、よかれと思って魔女裁判をしたり、十字軍を送り込んだり、ガリレオ裁判をしたりします。織田信長も良かれと思って比叡山を焼き払ったりします。このように指導者は大きな歴史を残し、後世の私たちに色々と思索をさせます。欧米の大学での心理療法の試験問題に<あなたの父母は本当の父母か>というのがありました。これから暫くこの課題ー信じて見えるもの、信じて見えなくなるもの、を思索していきます。:<信じる力:253-1>:

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生き抜く方法

2009年06月26日 | 第7章:自分を知る方法
最近頭から離れない興味があります。DNA人類進化学、という宝来先生の名作を読んでいると、不可知論なのですが私の直系の父や母がどう生き抜いたのか、空想の世界で歴史書を読む楽しみです。現代人はせいぜい自分の祖父母までしか、その生きざまは分からないでしょう。直系の母のミトコンドリアの話を読むと益々面白くなります・私を生んだ母は一人しかいません、その母を生んだ母も一人しかいません、そのようにして一人しかいない母を空想するのです・アフリカを出た母もいるわけで、日本の戦国時代を生き抜いた母もいるはづです。そのミトコンドリアの母の歴史が私のミトコンドリアに歴然と残っていました。私のミトコンドリアはC3.皆さんのミトコンドリアはCのいくつでしょう?案外、私のこのブログを読んでくださる皆さんのうちには同じ母から生まれた沢山の兄弟姉妹がいるのでしょう.逞しい生き抜き術の学習は生き甲斐の心理学プラスDNAの勉強だ、と確信しました。:<相手の知恵:252-5>:

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楽しい観察のひとつ<人の愛し方>

2009年06月25日 | 第7章:自分を知る方法
あれ、この人、変な愛し方をするなあ、と感じたことはありませんか?その愛の表現方法の違いはその人の赤ちゃん時代から青春期終わりにかけて学習した愛し方のようです。友達への友情の表現方法、仕事上の親切心の表現方法、すべてそのパターンは成育史の影響が100パーセントと思って間違いありません。どんな高名な哲学者、神学者であつても、その成育史上の愛し方のパターンは大きな影響を与えています。本人が気付かないだけです。この多くの愛し方を観察すると面白いことに気付きますが、その最大の知恵は神様の愛し方です。67億の人類がいますが、アフリカ、南米、アジア、それぞれの文化で生きている人類一人一人を愛する神様の愛し方が手にとるように見えてきます。愛し方は相手により違うようです。
:<相手の知恵:252-4>:

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相手の感情の世界を味わうと面白い!

2009年06月24日 | 第7章:自分を知る方法
いつもなら、こちらが怒りの感情に支配されているのに、いつの頃からか相手の感情の世界を静かに見守ることが出来るようになりました。心理学の専門用語に<内部的照合枠>という言葉がありますが、相手が精神病であっても誰であっても相手の心の枠の内部に立って考えないと治療目標は立てられない、という意味です。この修行をしていくうちに沢山の発見がありましたし、こちらの感情生活が非常に豊かになりました。今まで嫌な人だと思っていたのに私などは足元にもおよばない愛情豊かな人であることを発見したり、深い知識と大きな愛情の持主だったり、私への配慮がだいぶ先まで気配りしていたゆえの嫌な発言だと気づいたりしました。このように相手の感情の世界を垣間見ながら楽しむコツを覚えると人生が楽しくなります。:<相手の知恵:252-3>:

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戦いの知恵がない場合の生き方は!

2009年06月23日 | 第7章:自分を知る方法
永田町での話です。元某首相には若い頃から可愛がられましたが、その方にはよく注意されました。君はもともと戦う術を知らない青年だから、どうせならいつも馬鹿正直に、愚直に、かつ堂々と生きていきなさい、と。最初はよく意味が分からず、はあ、はあ、と頷いていましたが、要するに私は永田町流策士にはなれない器だからいつも正直に真実を重視し堂々と生き抜け、との戒めでした。そのおかげで或仕事を30年近くもその策士がうごめく世界で生き残れました。権力闘争とか策略の世界でも仕事(自殺防止の仕事)が出来ました。死にゆく人々が出ないようにひたすら人の生命を大切に真剣に仕事をしてきましたが、策謀に巻き込まれない為には弱者である自分を意識することだなあ、とも思いました。策には弱い、喧嘩にも弱い、しかし人命救助の為なら自分の命を捨てても構わない、などと思いながらおどおどしていた自分を思い出します。私の当時のあだ名は<青大将><アラビアのローレンス>とも言われたのを懐かしく思い出します。どんな意味を込めて人々は私をそう呼んだのでしょう。いつも静かで大人しい感じを与えているようですがここ一番という時に、信じられないような言動に出たからでしょうか?
:<相手の知恵:252-2>:

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私の人生での最大の失敗は?

2009年06月22日 | 第7章:自分を知る方法
若いころ、なまじっか難しい学位を取得したばかりに、今から思うと本当に或面で、失敗していたのを心から悔いています。大学病院でも、霞が関でも、あちこちの世界の学会でも、もう少し謙虚に生活していたら、もう少しはお利口になれたものを、としみじみ反省しています。自己肯定、他者肯定、などと言いながら、本当に努力していたのかなあ、と今更ながら悔いることばかりです。相手の人生をもう少し深く思いやり、その方に働きかけておられる全知全能の神様の摂理をもう少し想像していたら、相手からもっと素晴らしい知恵が学べただろうに、と思います。しばらく<相手の知恵をいかに吸収するか>について思索します。:<相手の知恵:252-1>:

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一番恐ろしい自分への裏切り!

2009年06月21日 | 第7章:自分を知る方法
人は魂を所持しています。オカルト的なものではなく神学的な魂の話です。魂は愛そのもの、永遠不変なもの、病むこともなく老いることもない、臨終とともに身体から離脱していく知的生命体、と定義されています。比較宗教学では魂について色々の定義がありますが私はこの定義を大切にしつつ心理療法にあたります。人間の自由意思においてなされる色々の行為、営みがこの愛の範疇を外れると、何故か人間の心と身体に病理現象が発症してきます。身体症状にまでなつてきた場合に、その原因を洞察すると、その人が日常に感じている不安感には魂の叫び、魂からのシグナルを見てとれます。魂が色々シグナルをだしていますのでそのシグナルを感じ取り修正していくと身体症状が消滅していくのです。心因性の病理は人間の魂(愛)と深い関連を持っていますので愛の孤独感を感じた時は自分の魂に向かって
この寂しさを満たして下さいと祈ると必ず何かを感じます。自分の愛である魂を信じると平安感が見えてきます。自分への裏切りの最大の姿は自分が所持している魂を信じないこと、これは自分を裏切ることにつながります。
:<裏切り:251-5>:

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他者受容に成功すると幸福曲線が見えてくる!

2009年06月20日 | 第7章:自分を知る方法
難しい<受容訓練>ですが他者受容が出来るようになると非常に幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)を感じだすのが不思議です。他者受容という意味を誤解している人が多いのですが、相手の言うことに賛成する、ということではありません。自分の心以外はすべて驚きの対象となるのが人間心理ですので、ヒトはとかく自分のこと以外をあまり良く言いません。ここで言う他者受容とはどんなことでも相手がそう感じたり、考えたりしていること、そのものをなるほど、この人はこう感じているんだ、こう考えているんだ、と認めることを他者受容と定義しています。自分が自由に生きているように、相手も自由に生きています。批判精神は必要ですが森羅万象をどう解釈して生きていくかは、その人の自由です。自分以外の存在物(地球の存在物)を批判しても始りません。まずは自分の思考、感情、行動を堂々と生き抜いていきましょう。:<裏切り:251-4>:

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<裏切り>とは何だろう?

2009年06月19日 | 第7章:自分を知る方法
人を裏切った事はない、と断言する人間とはあまり付き合いたくないのが人情でしょう。患者さんから時々、あなたは裏切り者だ、と罵倒されます。静かに聴いてみると期待通りに治療出来ないからです。人はそのように、あいつは裏切り者だと侮蔑しあう傾向がありますが、互いに期待通りにならないことをぶつぶつ言いながら生きているのが人生かもしれません。ここで重要なことはセルフイメージの中で自分は人を裏切ったことがない、と言う傲慢なセルフイメージには警戒しましょう。心理療法家は人間の業(ごう:罪深さ)を見続ける職業なだけに自分の中にこそ大きな<業>の存在を意識し知覚し、神仏に許しを乞いながら働かないと仕事もうまく流れません。あんたのような馬鹿を見たことがない、と患者さんに罵倒されても、いやあー、そのとおりです、と本気に感じ、考えていないと、この仕事はこなせません。人間は常に裏切り、裏切られて生きていく生物のようです。そんな弱い人間を互いに許しあい助け合うのが人間かもしれません。
:<裏切り:251-3>:

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自分の心は何と面白い世界!

2009年06月18日 | 第7章:自分を知る方法
自分と他者の心に触れ人生の喜怒哀楽を体験してくると、何となく人間の心の世界ってこんなものなのかなあ、と心に余裕が生まれてきます。若い人でも豊かで鋭い洞察力に富んだ人に出会いますが尊敬してしまいます。ドストエフスキーの罪と罰やシェークスピアの人間観察の言葉、その他沢山の古今の名作を読むと人の心の世界を隅々まで表現していますが、自分の心を倫理道徳の厳しい目で見ないで冷静に観察するとあらゆる種類の世界が垣間見られて、恐ろしいような、楽しいような複雑な気持ちになります。この表と裏、光と影、陰と陽の世界を自己肯定的に、批判せずに、いったん受け止めるようになると心が実に自由になり解放され、生きていく勇気も湧いてきます。これが心理療法でいう自己肯定、他者肯定の心境なのでしょう。この心の世界の自由を体験すると自分独自の生き甲斐の方向性が見えてくるのも不思議な現象です。心は本来何者にもとらわれない自由な世界なのに人は何故か時々変なものに固執して本来の自由を見失う傾向にあるようです。
:<裏切り:251-2>:

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心理療法家の裏切り!

2009年06月17日 | 第7章:自分を知る方法
心理療法を学び始めた人が陥る大きな裏切り行為があります。それは心因性の病理の原因を探る営みは重要なのですが数週間かけて努力し何とかこれが病気の原因ではないか、と診断したときに、うつかりこうしなさい、と発言したために、その患者さんを失望させ病状を悪化させる事例があります。患者さんは長年苦労して、わけのわからない苦悩と戦っています。あれこれ十分やりつくした挙句の果てに心理療法家を訪ねてくれたのです。患者さん自身が自分からこれが答えだと納得しなければ心理療法はうまくいきません。自分から納得する答えに気付かせるのが心理療法家のコツなのです。治療指導としての途上で<こうしなさい>は相手を傷つけるだけです。答えはこれでしょうか?と言わせないと成功しません。
:<裏切り:251-1>:

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信じる力がないと幸せになれない!

2009年06月16日 | 第7章:自分を知る方法
心理療法をしていて本当に悔しい思いをする事があります。私がどんなに誠実に対応しても或種類の患者さんは基本的な信頼感が欠如している為に、もう一歩と言うところで病院を変えてしまうのです。そのように10年間もあちこちの病院を渡り歩いています。治療にしても、生き甲斐探索にしても人間を信頼する力、神仏を信頼する力、恋人を信頼する力がないと、どんなに愛情を注いでもうまくいきません。人間には信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるものがあるのです。信じて初めて見えてくる幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)があるのです。その種類の患者さんは何かの思い込みがある為に、何かを信じているために、いつも見えているものはストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱)ばかりです。;<自己主張:250-5>:

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