生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

病理のエネルギー

2010年11月30日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
何故、人は心と身体の病気になるのか、その原因を探るのが病理論ですが病理論は多すぎて困ります。その中でも面白いのが人とは何か、という哲学がありますが人とは<魂と身体の二つで構成される>という理論が真理に近いと思います。難しい病理論は本に書いてありますが、その色々の病理独特の症状が何故出てくるか、という領域になると多少、哲学的になります。神経症、精神病、癌、風、胃腸の痛みなどの症状がもし出ないと医学は成立しません。症状を出すエネルギーが魂だ、という理論があるのです。魂という言葉が嫌いな人は<生命体>と置き換えると理解出来ます。症状を出すエネルギーが無いと色々の病気を把握出来ません。症状を出すのは何か、という領域ではまだまだNDA以外学問として納得出来る理論は今のところ魂論が一番正しい理論かもしれません。<意思力、自律性、恥辱、疑惑:357-2>:

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意思力、自律性、恥辱、疑惑の関連性

2010年11月29日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
最近は何故か、親のお陰で食べている30代の男女が増えてきました。色々の事情があるようですが親が死んだら、どうして食べていくのでしょう?何故、自分で食べて生きていけないのでしょうか?明確な理由として食べていけない若い男女は<意思力、自律性が欠落していること、案外、恥辱感が強く、疑い深い>のが特徴です。暫くこの意思力、自律性、恥辱、疑惑の4つの関連性について思索していきます。<意思力、自律性、恥辱、疑惑:357-1>:

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少年少女時代の美しい思い出

2010年11月28日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
少年少女時代の美しい思い出は普通、その人を豊かな人生にしますが、心理療法をして出会う事例の中には、その思い出ゆえに、その人を不幸にしているケースもあるようです。多少、自己愛パースナリテイ障害がからんでいますが、無意識の中で、少年少女時代のあの素晴らしい幸福感だけを求めてしまうと、その幸福感はなかなか得られません。子供時代は大切にされ甘やかされています。大人になり、そんな甘えの構造は通用しません。三つ子の魂、百までも、という格言のように、人は無意識に生活しているので、もし現在、何らかの欲求不満がある場合、子供時代を回想し、この少年少女時代の幸福感と現在の求めている幸福感を比較考察すると案外、大人になりきっていない自分を発見出来ます。思い出は大切ですが過去の愛の原型、美しい思い出の原型、憎しみの原型、怒りの原型、その原型を意識化する事で、現在の不満を簡単に解消出来ます。<少年少女時代:356-5>:

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礼儀作法ゆえに対人恐怖症と言われたお話

2010年11月27日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
心理療法で言う<対人恐怖症>は言葉そのもからくるイメージは、いかにも病的な症状のように響きますが、気にする必要はありません。確かに気にはなりますが、セラピストは案外、平気にこの言葉を使います。某ワークショツプにお忍びで参加した時、変な先生から食事中に<あなたは対人恐怖症ですね>と大声で言われ、思わず大笑いしてしまい、逆にその先生が怒り出したので周囲の参加者がそれ以来、その先生の側に寄り付かなくなりました。私としては初対面の先生でしたし、どうも臨床体験の少ない人のようでしたので礼儀正しくお付き合いすべき人だなあ、と遠慮気味でした。その私の遠慮を対人恐怖症と考えたのでしょう。気の毒でした。私の少年時代は戦争のさなかでしたので今から思うと厳格な礼儀作法を身につけさせられていたようです。初対面の人には礼儀をつくすのが当たり前なのですが、その礼儀の表現方法が戦前の軍人風だったからでしょうか。<少年少女時代:356-4>:

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何と悪い事をしてしまったんだ!

2010年11月26日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
少年時代の思い出は良いこと悪いこと色々ですが、今でも胸が痛む悪さをしました。自分の父親が戦犯で居ない哀しさから満州から引き揚げてきた家族の、夕食での楽しげな風景が気に入らず囲炉裏の煙が出る高窓から数名の悪ガキと共にホースで水をぶち込んだ経験があります。大勢の子供達がいましたが、越後の山奥での出来事ですが、その貧しい家族の末の息子は後に国連で大活躍をする大使になっていました。お会いしたことはありませんが私が公用でニューヨークに行った時、会いたい気持ちはありましたが良心の呵責から会う勇気がありませんでした。自発性の欠落と良心の呵責の関連性は深いものがあり、いつも自発性に欠ける生き方をする人の場合に、挫折感、良心の呵責、劣等感が併存しています。この相関図を理解すると何故、自発性に欠けているかが分かり、それを乗り越える気持ちになれます。<少年少女時代:356-3>:

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少年時代前半の思い出と言いましても!

2010年11月25日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
心理療法の勉強ではユングの原型論の関係で自分の成育史での少年時代前半を思い出さないと勉強になりません。思い出したくない事は無理に思い出す必要がないので、気楽に取り組んでいきます。その際、役立つ本があります。<脳を活性化する自分史年表:出窓社:藤田敬治監修:1365円>と言う良い本がありますが、その記事が参考になります。例えば私の場合、少年時代前半の5-7歳ですと昭和16年から18年にかけてですが昭和16年の歴史はソ連にスターリンが首相に就任、太平洋戦争が始まる、近衛文麿首相、流行歌としては森の水車、のんき節、映画は次郎物語、蘇州の夜、と書いてあります。そんな記事を読んでいる内に、何となく少年時代前半の出来事を思い出してきます。この少年時代前半に<罪悪感、自発性、目的志向性>の原型が生まれてくるとユングは説明しています。なるほどなあ、と思います。罪悪感の感受性での自分の傾向が何となく見えてくると今の自分が楽になります。<少年少女時代:356-2>:

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少年少女時代は如何でしたか?

2010年11月24日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
生き甲斐の心理学を学ぶ学徒は、段々と自分の少年少女時代を大事にしだします。相当大きな影響を現在に与えています。私の叔父で小学校の校長先生を定年で終えて、悠々自適の生活をしていても、少年時代に12人兄弟の末っ子だった為に自分の御膳にだけ卵が無かった(忘れられていたそうです)のを悔しがっている昔話を甥の私にぐだぐだと嘆いていました。変なおじさんだなあ、と思っていましたが、自分も昔の少年時代を最近、しばしば思い出し語り出しているようです。少年少女時代の思い出と現在の悩みのパターンについて暫く思索していきます。原型論として心理療法では重要な指標が少年少女時代です。<少年少女時代:356-1>:

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あの世とこの世、信仰の力

2010年11月23日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
現代日本人は本当に宗教が嫌いです。多分、その理由は某宗教のサリン事件、霊感商法、某宗教の聖書の売り込み、などなどの重複した理由で嫌いになったのでしょう。しかしお盆、お祭り、年末年始の行事、NHKの除夜の鐘のテレビ、ラジオ放送で、全国の神社仏閣の風景を見ると、日本人がいかに宗教を大事にしているかが分かります。祖先のお墓を何よりも大事にしている文化は世界一かもしれません。比較宗教学をきちんと勉強すると何が恐ろしくて、何が神聖なものか、安心して近づけます。健全な信仰の力は人類の宝なのですが、うやむやの文化、玉虫色の文化が大好きなやまとびとなので、なかなか核心に触れる勇気がないのも大和文化の特色でもあります。一度、比較宗教学をきちんと学び生き抜く勇気と知恵と元気を与えてくれる健全な<あの世とこの世>を意識化し厳しい現代社会を喜びを持って生き抜くノウハウを健全な信仰の力に求めてみるのも勉強になります。祖先からお付き合いのある自分の家の菩提寺の御坊様に相談するのも知恵の一つです。自分の菩提寺がどこかも知らない方はもう少し祖先を大事になさいませ。:<生きる希望の原型:355-5>:

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空想を楽しもう!それが生き抜く力となる。

2010年11月22日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
空想力、シュミレーションを描く力は案外難しいものです。想像力が無いと幸福は描かれませんので、常日頃、好きな小説とか音楽を楽しまないと発展する底力が養われないのです。多忙な日常生活での文学、音楽、絵画を楽しむ努力をしないと人は不幸になる理由がここにあります。悪いシュミレーションでも良いシュミレーションを描く場合でも、この平素の空想力がないと無理なようです。一日10分もあればこの空想力はどんどん養われます。電車、コーヒータイムで、現実から離脱したような楽しい世界を彷徨いましょう。これが人間を豊かにさせてくれます。<生きる希望の原型:355-4>:

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フォーカシングという手法を人生に取り入れよう!

2010年11月21日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
ユージン・ジェンドリンというアメリカの学者が開発した手法ですが、日本人は俳句とか和歌に親しんでいるので非常に上手にこの手法を活用しています。(1)気がかりな事柄が幾つくらいあるかを点検してみます(2)この中から今、一番気がかりなことを努力して一つだけ選別します(3)一つ選んだこの事がらを想った時、どんな気分になるか、いやーナ気分になるのか、不安になるのか、怒り心頭に達するのか、そのあたりの感情を把握します(4)この事がらが最悪に展開した場合のシュミレーションを描き、腹を据える努力をします(5)夢のような結末でいいので最高にうまく事が流れたら、どんな人生になるのかを楽しみながらシュミレーションを描きます(6)そうすると、とりあえず、こうしよう、あーあしよう、と何となく方向性が見えてきます。以上、6つの自問自答をしてみて下さい。この手法は自分にも、悩んでいる友人にも役立ちます:<生きる希望の原型:355-3>:

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ストレス曲線が解消すると突然湧きだす泉に気付く人、気付かない人

2010年11月20日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
ストレス曲線をある程度解消出来ると、人間の心に必ず知恵の泉が湧きだします。ホメオスターシス、自然治癒力は人間の身体の重要な生命力ですが、この生命力、システムがあるのでお薬が効力を発揮するわけですが、心のお薬は何と言っても希望、夢です。成育史には沢山の劣等感、挫折感がありますので、自分は何をしても駄目だ、という想いが人間には誰にでもあります。ただ程度の差があるだけの話です。ですからどんな小さな成功体験、例えば方向音痴の人があたかも偶然かのようにきっちりと道に迷うことなく目的地に到着出来た事例を思い出すのです。偶然、という事は人生にはあるように見えますが、実は平素の努力、意識している思索と行為のお陰による成功体験なのです。小さな成功体験を沢山思い出させる心理療法家が上手な人と言われているように人の身体は神の神殿なので思索するコツを覚えると人はどんどん素晴らしい気付きの泉に目覚めていきます。湧いてくる小さな美しい泉を大事にするコツを覚えて下さい。;<生きる希望の原型:355-2>:

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生きる希望の原型を探し出す方法

2010年11月19日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
子供から大人まで生きていく為には希望が必要ですが、この生きていく喜びとなる希望力を獲得する事は案外難しいようです。明るく元気に、いきいきと毎日を送っている人間には不要の課題ですが、毎日虐められている子供達や職場の人間関係にうんざりしている人々にとっては日々が憂鬱です。心理療法ではどう対処しているかと言いますと(1)ストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)を調べます。(2)そのストレス曲線を、その人がどう心の中で処理しているかを調べます(3)その解釈が健康的な解釈か、病的な解釈かを調べます(4)解釈を変えると世界が変わる事を時間をかけて対話していきます。この4つの対応が上手なカウンセラーと下手なカウンセラーがいますが、上手なカウンセラーに遭遇することを祈りつつ、ここでは自分での対応を思索していきますがその生きる希望を自分の成育史から探りだしていきます。:<生きる希望の原型:355-1>:

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自分の死との出会い

2010年11月18日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
日本人は良い性格が沢山ありますが、自分の死という領域は、何故か避けて通りたがります。考え方いかんでは、この避けて通るのが良い場合もありますが、老人ホームで真剣に<俺が死んだらどうなるんじゃ>と問われた場合、知りません、ではあまりにもかわいそうです。今からでも遅くないので自分が死んだらその魂がどこに行くのかぐらいは比較宗教学という学問の分野できちんと勉強しておいたほうが良いと思います。魂の解釈は明るい爽やかなものが良く、暗くて地獄に行くような思想は良くありません。神様の愛は明るく爽やかで人々を元気にさせ勇気と希望を持たせるものです。変な暗い魂論は真理から程遠い哲学です。<最初に出会うもの:354-5>:

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愛との出会い

2010年11月17日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
愛との出会いも神秘的です。誰でもこの愛の出会いがあれば良いのですが人生はそううまくいきません。ここでは自己愛パースナリテイ障害という心の病気があることだけを思索しておきましょう。この病気はきちんと勉強しておかないと理解不能ですが、どんなに愛されても有難うと思わない病気だ、と、とりあえず考えておきましょう。思うようにいかないと直ぐ怒り出すのも特徴です。一人で生きていけるとも思っているようです。30代でも心から有難うと言えない人がそばにいたら自己愛パースナリテイ障害とはどんな病気か私たちが使用しているテキスト<生き甲斐の心理学>を必ず読んでおいて下さい。感謝する心は愛との出会いに必要な最低の条件です。<最初に出会うもの:354-4>:

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神との出会い

2010年11月16日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
神と出会う環境は、色々の人の信仰体験を聞いていくと殆どが困難な人生の真っ最中のようです。何故かは誰もしりません。多分、見るに見かねて神様が声をかけたのでしょう。信仰は恩寵、という言葉がありますが信仰を与えられると、どんな困難のさなかでも明るく元気に生きていけるようです。程度の差はありますが、信仰があると自殺する気になれないのが不思議です。健全な信仰の場合は、どんなにお金がなくても、人間関係がこじれても、絶望することがありません。この困難は神様の愛の試練だと解釈するからです。試練を乗り越えた体験があると神様への信頼は更に深く大きなものに育っていきます。ですから少々の苦しみも平気なのです。<最初に出会うもの:354-3>:

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