生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

愛のイメージの重要性

2007年11月14日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
人が<幸福感>を感じるか、感じないかの分かれ道が、それぞれが持つ<愛のイメージ>のようです。長い心理療法の生活で、一番難しい治療が、愛とは何でしょう?と悩み続ける患者さんです。古来からの哲学、宗教、文学書を読破して、それでも愛とは何でしょう?と真剣に悩む患者さんに残された治療分野は<信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの>の治療方法しかありません。自分の成育史の中に、どんな小さな愛でも経験した事を思い出し、その時の安心感、平安感を思い出すと、自分の愛の有り様についての自信を少し回復し、もう一度、愛を信じようと思うようになり退院していきます。人間は必ず愛の体験を持っていますので、どんなに小さな愛の体験であつても、その体験時に見えていた安心感、平安感を頼りに治療を進めることが出来ます。自分が持つ愛のイメージつて、どんなイメージだろう、と時々立ち止まり点検してみましょう。:<イメージアップ:99-5>:

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