生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

座右の銘の内容が健康の目安

2008年07月31日 | 第5章:暗い感情の領域
人それぞれ座右の銘を持っています。私の例でいえば<いつも希望と情熱で生き抜く>ですが、この言葉は20歳のころ、尊敬する先輩からいただいたものですが、心と身体の日々のあり様を測定するのに非常に役立ちました。仕事上関係した或る政治家は子供のころから母親に<人をみれば泥棒と思え>と教えられたそうです。環境によって可愛い息子にそう教えねばならなかったお母さんの気持ちを思うと胸が痛みました。身体症状を出すくらいのストレス曲線(不安、怒り、鬱、錯乱が遠因)に生きてはならず、幸福曲線(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感)で生き抜ける内容を持つ座右の銘を大切にしましょう。:<身体症状:186-5>:
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異性への関心度で人生が変わる!

2008年07月30日 | 第5章:暗い感情の領域
異性問題で入院してくる患者さんを二つに分けると(1)関心がありすぎる人、(2)関心がなさすぎる人、の2種類です。セルフコントロールに自信がない人は異性を無視し抑圧気味の身体症状、ありすぎる人はもう解説不要でしょう。どんな立場でも、男女互いに健全な関心があって、初めて幸福になります。性を美しいと思う人、性を汚いものと思う人、いろいろですが、本来、性は生命と神に直結していて美しいものです。性を美しいと思えない人の思想は哀しい歴史がありますので批難はできませんが、私の著作<人の身体は神の神殿>を読んでいただきたいものです。この本は30年間、すこしづつ読まれていますが人間が本能として持つデジデリウム(見神欲)について書いています。<身体症状:186-4>:
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あれ、変だなあー

2008年07月29日 | 第5章:暗い感情の領域
日常生活で、あれ、変だなあ、と思いながら、相手が上司だったり、平素尊敬する人だったり、好きな人だった時は、そのまま受容したり、承認したり、実行したりしているうちに、欲求不満となり身体症状が出たりする現象があります。自信がない人、優しい人、意見がない人、自分を大切にしない人に起きがちな身体症状です。小さな不満の蓄積が身体症状(食欲不振、睡眠不足、異性への健康的な関心の低下など)の原因で、これから大きな病気の遠因になります。変だなあ、と思い、きちんと対処する習慣が自分と周囲を幸せにしていきます。:<身体症状:186-3>:
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美しい、と感じることを大切にしよう!

2008年07月28日 | 第5章:暗い感情の領域
何と美しい、と感じたり、そう思える人は幸せです。悪いところ、嫌なところだけを見ている人は、本当に不幸な人です。森羅万象の解釈を、どうしてあのように暗い方へ、暗い方へと解釈するのでしょうか?暗く解釈する人を観察していると過去の心の傷を解決していない場合が大半で、恨み、つらみ、劣等感、挫折感から希望、生きる喜びを探究する前に、復讐、やつあたりに専念しているかのような事例が大半です。無意識に過去に執着しているようです。心は自由なので、過去の固執以上の夢、希望への情熱を燃え立たせる手法を生き甲斐の心理学から学んで下さい。:<身体症状:186-2>:
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心ひかれる美しい人

2008年07月27日 | 第5章:暗い感情の領域
身近でふと、心ひかれる美しい人に出会えた方はまだまだ健康な証拠です。当たり前だと思う人も健康な人です。精神病棟に勤務していた頃、若くても全然身近に心ひかれる美しい人、の話は一切出てきませんでした。何故かというと心と身体が健康でないからです。心ひかれすぎて、あちこちに関わりすぎて病気になった人も、どこか心が健康ではないからです。あーあ、なんて素敵な人、と淡々と思いながら、<美の世界>を健康に探求し明るく爽やかに生き抜く為の心について思索していきます。:<身体症状:186-1>:
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さあ、自分を最初に愛そう!

2008年07月26日 | 第5章:暗い感情の領域
自己愛の正常、異常について考えだしたら、きちんと生き甲斐の心理学を学んで下さい。中途半端は自分を混乱させていきます。自己愛を健全にするためには、どうしてもその文化の中で、人格を周囲の人々から、もんでもらう必要があります。その為には、自分の考え方、感じていることを正直に自己表現していかないと、もまれるチャンスを失います。自己愛が異常か、健全か、に興味が出たら、必ず自分の思考内容、感情内容を正確に大切な人に伝達していく(この心の動きを健全な自己愛と言います)、そしてこの反応を生き甲斐の心理学のテキストで分析していく、この繰り返しが自分と周囲の人々を幸せにしていきます。知は力なり、日々の解釈を幸福曲線で解釈していくと人生が美しく変身していきます。<恐ろしい自己愛の異常:185-5>:
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賞賛されないと不機嫌になる人はいませんか?

2008年07月25日 | 第5章:暗い感情の領域
人は誰でも褒められたいと思っています。しかし大人になり良い仕事をしている宗教家、政治家、先生、親でも、同業の人を褒めると必ずケチをつける人がいたら、大した人物ではない、と言えるでしょう。自分の将来を決める大事な相棒を選択する時、その人の前で誰か同じような人を褒めると、その相棒の器がすぐわかります。本気でその個性の美を褒めたなら合格、ケチをつけだしたら少々問題があるかもしれません。自己愛に問題がある人は決して人を褒めません。難しい領域ですが、生涯、こつこつと自己愛、他者愛のバランスを健全に保持できるように修行していきましょう。<恐ろしい自己愛の異常:185-4>:
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好き嫌いが明確でない人

2008年07月24日 | 第5章:暗い感情の領域
人類発生以来、何となく最初に芽生えた感情が<好き、嫌い><怖い、怖くない>と言う二つの感情だったようです。<この食べ物は嫌い><この方向には恐ろしい敵がいそうなので怖い>、この原初感情のおかげで人類は生き延びてこられました。現代では教育が発達でしていて、この二つの原初感情をあからさまにすると教養がないと非難される傾向があり、その抑圧が人々を不正直にしてしまいます。口にしなくても好き嫌い、怖い、怖くないの感情を無視した人の怒りは整合性のない怒りで、本人も周囲の人をも不幸にしてしまいます。好き、嫌い、怖い、怖くない、この感情を平素大切にしていると、悔いのない人生、本物の生き甲斐の発見、答えが見つけやすくなります。:<恐ろしい自己愛の異常:185-3>:
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<無視された>相手は自殺の危険がある!

2008年07月23日 | 第5章:暗い感情の領域
自己愛パースナリテイ障害という心の病気を持つ人(Aさんとします)をBさんが完全に無視してしまった場合、Aさんは自殺する危険があります。BさんがAさんにとつて何でもない相手ならば問題は無いのですが、Bさんが親、恋人、先輩、平素尊敬している先生、上司という立場の場合は大変です。この病気を持つAさんは、平素、人の愛を感じない、人を愛せない精神状態なので、周囲から変な人、自分勝手で憶測しがちな人、気取った気分屋さん、臆病で心配がり屋、と思われてはいますが、愛の孤独感に関しては無意識の世界では相当深く悩んでいる人なのです。自己愛の病理は人の生命にかかわります。AさんとBさんの心と身体は複雑な心理関係ですが、AさんとBさんの魂は完全に愛し合っていると言う哲学を信じると、そこに何か互いの救いの道が見つかります。:<恐ろしい自己愛の異常:185-2>:
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正常な怒り、異常な怒り、その基準は?

2008年07月22日 | 第5章:暗い感情の領域
異常な怒りをする人がいなくなると心理療法の仕事は無くなるくらい、怒りは重要な精神現象です。明らかに、正常と異常の怒りはあります。この怒り、という現象が心理療法を成功させるための契機なのですが、その中でも自己愛の異常から生まれる怒りは本人を不幸にしていくので、自己愛の異常からくる怒りについて、しばらく思索していきましょう。愛の孤独感は人をくるわせます。愛の孤独感から命を絶つ前の怒りは自殺へのシグナルなので、親しい人の自殺防止の為にも、誠実にこの異常な怒りについて勉強しておきましょう。:<恐ろしい自己愛の異常:185-1>:
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愛の世界での陰と陽バランス

2008年07月21日 | 第5章:暗い感情の領域
この世では何となく悪が目立ち、善は目立ちません。何が悪で、何が善か、難しいところでもあります。歴史を見るとすぐわかりますが、その時代、時代で善と悪の識別が付けがたいからです。男と女の愛の世界でも何が善で、何が悪か、考える必要があります。<真善美の愛>、どんな時代でも、愛する内容で人生の幸・不幸が決まります。魂は愛そのもの、永遠不変なもの、病むこともなく、老いることもない、愛の姿を深く思索していかないと、本当の幸福は得られません。人間の愛に見切りをつけて神仏の愛に生き抜く修道者の生き方も人間のありようの一つです。修道者が世俗で生きている人間への愛の在り方で、その人の修行内容がわかりますが、修道院で生きる人も世俗で生きる人も、愛に生きている人は本当に神秘的で美しい。:<陰と陽のバランス:184-5>:
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大自然の調和

2008年07月20日 | 第5章:暗い感情の領域
世界の学会で注目されている<陰陽思想>ですが、古代中国の知恵者には驚かされます。その観察力は天才の集団かと思います。現代のノーベル賞クラスの量子力学の大家や少々前の時代のユングが必死で勉強した意味がわかります。さて、翻って
日常生活でのこの思想の応用で一番大切な心構えは何か?その答えは<不安感>と<平安感>のバランスを意識すること、だと思います。朝目が覚めて、夜寝るまでの貴重な一日で、自分の平安感を何よりも大切にして生き抜く、この意識化で、甲状腺の病気を克服した事例は山ほどあります。自分の平安感を大切にすること、そうすると必ず周囲の人を愛せます。:<陰と陽のバランス:184-4>:
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Aさんの人生事情

2008年07月19日 | 第5章:暗い感情の領域
Aさんは何故か周囲を不快にする傾向がありました。何故不快になるのか、人々は理由を言語化出来ません。ある日、Bさんが全員の見ている前で、にこにこ笑いながらAさんに言いました。<Aさん、Aさん、たまには周囲の人を愛したら!>、Aさんは<ゲー>と言いましたが、翌日から不気味なほど静かになり1週間後に職場を去っていきました。Bさんは責任を感じてAさんを訪問したところ、<愛したら>と言われて気づいたことがあり北欧にいる恋人からのプロポーズを受けて旅をするそうです。人にはそれぞれ言えない事情があるようです。<陰と陽のバランス:184-3>:
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人は怒る必要もある!

2008年07月18日 | 第5章:暗い感情の領域
毎日怒りまくる人は異常ですが、殆ど怒らない人を見ていると、人格のバランスに問題があるようです。自分の内面を観察すると、人様のことを怒る勇気がなくなりますが、それでも黙っていられない場合も沢山あります。周囲と世間から非難されることを覚悟で遠慮なく怒りまくった経験もまた必要なようです。勇気がない人、我慢の連続で神経を痛める人、卑怯な人、沈黙は金なりと信じて悪の存在と戦わない人、どんな時、怒ったらいいのでしょう?怒るべき時に怒らないと長い人生での幸せと誠実な人の愛を永久に掴み損なう場合が多いようです。:<陰と陽のバランス:184-2>:
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あの世とこの世の相関図

2008年07月17日 | 第5章:暗い感情の領域
最新の科学といわれる量子力学の世界ではサブ・プランク・スケール(10のマイナス33乗cm以下のこと)はもはや常識となっています。つまりこの世に、時間と場所が無い世界が存在していたことが分ったのです。このように最先端の科学者が何故か、陰陽思想、古代仏教の哲学を真剣に学び真理を追究しています。このあたりは生き甲斐探索と深い関連がありますので、数回にわたり思索を楽しんでみましょう。:<陰と陽のバランス:184-1>:
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