政界での人食いのお話。難しい歴史解釈に抵触しますが、現代の政界にも人食いは存在します。国民を戦場に駆り立てる仕事を<人食い>と言います。政治家の仕事は国民の生命を支配する仕事なので国民はいつもこの戦場に追い込む政治家の仕事ぶりを厳しく監視する必要があります。政治家が不幸にして不治の病になつた場合は、自分から身を引くのが常道ですし、国民もその政治家を引退させる義務があります。政治家は心身ともに頑強である条件が基本です。不祥事を起こした政治家にはすぐ引退してもらう必要があるのです。政治家の権力は大きく責任も大きいので人食い政治家をすぐ退治する義務を国民は勇気をもつて対処する必要があります。権力と名誉心からいつまでも仕事をしないで居座る長老はいかがなものでしょう?
吸血鬼ドラキュラを例えにしたい人物が職場に居る事があります。自分の出世の為に部下を使い捨てる、有難うと言う感謝の気持ちが無いばかりか、適当に甘え上手で淋しがり屋なので、人の愛情をひたすら飲み込んでいく、こちらは貧血が起きたかのような気分になってくる、少しでも批判しようものなら急に怒り出す、このような人物を上司に持つと部下の才能は延ばされません。そればかりか下手をすると自殺者を出す場合もあります。上司は自己愛パースナリティ障害と言う人格障害の病気なのです。この事例の場合の部下の立場の人は決して自分が悪いと思ってはいけません。相手が病人なので一段上に立った気分で対処する必要があります。感謝を知らない人、言葉に出さない人には要注意。
増えつつある哀しい実母殺しの悲劇を防ぎたい心境です。心理療法の勉強会でも、各地での勉強会でも、身近な知人との会話でも、実母を介護するときの複雑な心境問題です。子供の頃から実母へは頭があがりません。その深い愛情を想うと、ついつい母親のわがままを聞かねばならない切ない状況が生まれます。実子からの介護しか受けないよ、という実母の言葉にしたがいつつ、ついには殺人事件へと展開する可能性がある事例が激増しています。心を鬼にして介護を介護制度に委ねる勇気が必要なようです。介護の中で<実母が早く死んでくれないかなあ>と思ってしまつた自己嫌悪からの自殺も増えてきました。その前に介護制度に委ねる勇気を持ちたいものです。
友人、知人の死に触れる度に、何となく、その死に様が、成る程なあ、と思う事があります。若くして死を迎えながら、明るく死んでいったYさん、高齢で死を迎えたのにいまだ、恨みつらみを言いながら死んでいったBさん、この違いは何だろう、と思います。長い付き合いだったので、何となくその気持ちが分かります。若い頃から身近に生起する現象の解釈がYさんはあくまでも明るく前向きに解釈し、Bさんはいつも恨みつらみの暗い解釈をしていました。<三つ子の魂、百までも>とはよく言ったものです。森羅万象を明るく前向きに解釈すると前途が開けますが暗く解釈するとどんどん地の底に落ちていきます。考え方(思考)が人生を決めるようです。思考、感情、行動の中心はなんといつても思考です。
人生、どんなに心掛けを良くして生きていても、何となく腹立たしく、気がつくと普段より色々食べている自分に気付く事があります。特に不安、怒りの感情は大脳のエネルギーを消耗させますので自律神経が、その欲求不満部分を補給しようと働いてくれます。その法則に気がつく人はセルフコントロール出来ますが、気付かない人は過食障害等を起こしていきます。心の仕組みとしては暗い感情を何とか明るい感情へと無意識に働くので、何か自分で補給方法を習慣づけしておく必要があります。無駄な買い物、怒り食い、窃盗、人により色々と反応の仕方が違います。最良の習慣づけは<やけ寝>をする事。やけに対してはやけが最良で、変に聖人ぶっても効果はありません。やけ寝は大脳を適宜に調整してくれますし健全な意欲をもたらしてくれます。
電車に乗り、珍しく一つだけ空席がありましたので、喜んで座りました。ほつとして一息ついた途端、左側に座っていたご婦人は突然、ケケケと大声で笑い出したのでぎょっとしてお顔を拝見すると仏様のようなかわいい表情をしていました。2-3分ごとに<ケケケ>と笑い出すのです。抱きつくとか、噛み付く危害は無いと判断してそのまま座り続けました。何故空席か、やつと理由が分かりました。皆さんは理由を知っていてあえて、そこを避けていたのです。そこに知らない私がいそいそと、嬉しそうに乗り込んで座り込んだので、多分、内心クスクスしていたことでしょう。10分ほど、私は色々の患者さんを思い出しながらすわり続けていました。思わぬ場面に遭遇した時、自分の思考、感情、行動を楽しく分析してみましょう。その折々の自分の反応そのものが自分の人生のありようを決めているのが分かります。
昨日の続きですが、このアフリカのM君は西アフリカの某族の王子様でした。当時27才でしたが、帰国後の1974年の政治革命の頃、一族虐殺の運命に合ってしまい、37才という若さで生涯を終わります。彼の為に、今、祈ります。さてそのM君は実に誠実な青年でした。オックスフォードの研究室も実に素晴らしい青年たちの集団でした。互いの育った環境と文化を背景にしたこの集団は教授連にとつてはたまらない魅力だつたようです。M君はこの優れた環境に<現実適応障害>を起こしたのです。イギリス人以外はほとんどこの現実適応障害を起こしますが、何とか乗り越えて生き抜いていきました。厳しい現実を明るく楽しく生き抜く覚悟があれば、心の障害は少し出ても、あとは逞しく生き抜く知恵も湧いてくるものです。
昨日の続きですが、アフリカから留学していたM君が少々、変な素振りと現象が出始めて、心理療法を学ぶ学友の間で、うわさが流れ始めました。M君が気にしているイギリス人W君に対して周囲が気をもむような言動がちらちら現れだしたのです。M君は西アフリカの某種族の王様の息子、政治学ではなく宗教心理学を学びに留学していました。研究室には所属の研究生に渡す書類棚がありますが、イギリスの貴族の息子であるW君の棚に時々<ウサギを飲み込む蛇の絵>が投入されているので、W君は気味が悪いと嘆いていました。西アフリカは呪物信仰の国であることは常識なので一同、多分M君のせいだと、うわさが流れていまいした。一同、M君は故郷へのノスタルジーで神経症になつたのか、と心配し始めています。皆様はどう思いますか?
1960年代のオツクスフォード大学研究室、日本人は私だけ、20才代前半の研究生ばかり、その環境の中での日常生活は最初は仲良く過ごせたのですが3ケ月も過ぎた頃から気取りの限界も越えたので、そろそろ本音が出始めました。特に目立ったのが日本、アフリカ、インドで、その考え方の違いは余りにも大き過ぎました。さて世界各国から来た学生達が互いに相手を異常者と感じ始めた頃合いを見定めて担当教授が(正常と異常)を講義します。人種を越えた理論があるのです。何を基準として正常と異常を区別するか、と言うと<感情>です。感情のありようを分析すると医学的な異常性があぶり出せます。思考と行動を分析する前に感情を大切にするのです。人が正常と異常に分かれていく原因は感情のセルフコントロールに関わっています。何故でしょう?
宇宙を意識し研究する為にも、生命の系統図を科学的にDNA研究を通して知る為にも、高度の望遠鏡や顕微鏡が必要ですが、いづれも人間の<親指>と<人さし指>が90度曲げられた故に開発された事をご存じでしょうか?90度曲げられないと、どうなるか、お暇の時、思索してください。さて、ホモサピエンス・サピエンス(現生人類)が今日の発展をもたらしたのも、この手が関係しています。この手と指が無言の愛を伝達する手法として最大の効果をもたらします。多民族混在の国ほど微笑みと握手を大切にしています。この微笑みと握手は、自然発生した融和をもたらす知恵で<私はあなたの敵ではありません>と言うシグナルでもあります。握手は本当に豊かな愛を無言で伝達してくれます。握手拒否は一番酷い愛の姿ですが<優しい眼差(慈眼:ジガン)と握手>を<無言の愛>の伝達に使用すると人生が輝き出します。
宇宙を意識し研究する為にも、生命の系統図を科学的にDNA研究を通して知る為にも、高度の望遠鏡や顕微鏡が必要ですが、いづれも人間の<親指>と<人さし指>が90度曲げられた故に開発された事をご存じでしょうか?90度曲げられないと、どうなるか、お暇の時、思索してください。さて、ホモサピエンス・サピエンス(現生人類)が今日の発展をもたらしたのも、この手が関係しています。この手と指が無言の愛を伝達する手法として最大の効果をもたらします。多民族混在の国ほど微笑みと握手を大切にしています。この微笑みと握手は、自然発生した融和をもたらす知恵で<私はあなたの敵ではありません>と言うシグナルでもあります。握手は本当に豊かな愛を無言で伝達してくれます。握手拒否は一番酷い愛の姿ですが<優しい眼差(慈眼:ジガン)と握手>を<無言の愛>の伝達に使用すると人生が輝き出します。
追伸:私のブログは2005年12月10日から今日まで書いていますが、明日からは第3章章<心を健全にする目のつけどころ:プロセススケールについての話を分かりやすく説明していきます。テキスト「生き甲斐の心理学:東京四谷サンパウロが発売元:電話番号:03-3357-8642)を読みながら勉強してください。
追伸:私のブログは2005年12月10日から今日まで書いていますが、明日からは第3章章<心を健全にする目のつけどころ:プロセススケールについての話を分かりやすく説明していきます。テキスト「生き甲斐の心理学:東京四谷サンパウロが発売元:電話番号:03-3357-8642)を読みながら勉強してください。