勉強仲間に刺激されて村上さんの本を読みました。ワタナベ君、キズキ君、直子さんとその姉、レイコさん、永沢さんとハツミさん、緑さん、この人々の青春像を村上さんは上手に描いていました。読了して貴重な自分の青春時代を感謝と共に思い出しました。二度と帰らない青春を想うと胸が切ない。同じ青春でも私は異性を全く知りませんでした。村上さんの描く大学生活は私には信じられない世界でした。女性が全て神聖な存在で永遠の憧れの世界に属していたので、この小説は驚きでした。それにしてもキズキ君、直子さんとその姉、ハツミさんの自死はあまりにも哀しい物語でした。生育史を背景とする自死はそれなりに深い意味があるようですが、共通した理由は3つありました。自死していく人々は、この3つを意識化出来ずに死んでいきます。(1)自分は何の為にいきているのか(2)生き甲斐は何か(3)自分は自分の魂、生育史、身体を大事にしているか、この3つはどの自死でも明確でないだけに、私を切なくやりきれない想いに追い込んでいきます。私は日本の大学では法学部政治学科でしたが、専門の勉強もしましたが、大学はこの3つを学ぶところだと何故か、入学当初から探求していた自分の青春に感謝しました。生き残る恋人達は何故、死に逝く恋人達と、この会話をしなかったのだろう?と思いました。美しい若い女性を死なせてはいけません。:<心の世界を飛び回る:116>
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