生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

幸福曲線を維持する方法はないものでしょうか?

2013年08月31日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
世のなか、色々ありますが、新聞、テレビ、人々との交際、そんな生活の中でも、自分の心の世界にだけは変な侵入者をいれさせないように、どんな配慮をしたら、自分の心が幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)で生活出来るのでしょうか?果して、この世で、自由意思を持つ私達・ホモサピエンスは、自分の心の世界だけでも、人に煩わせられることなく、小さくてもいいから、幸福曲線を維持できないか、その方法について暫く思索していきます。結論は可能です。さて、その方法は(1)ストレス曲線の扱い方、(2)考え方、(3)体験の解釈、その他沢山ありますが、まずはこの3つを生育史に合わせて、どうするかが問題でしょう。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:24>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。

(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。

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ラジオの原稿書きと朗読の女優さんと古い学友との出会い

2013年08月30日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
1991年3月からハヤット神父様に声をかけていただき毎月ラジオ「心のともしび」の原稿を書かせていただいています。その頃は河内桃子さんが朗読をされ、現在は坪井木の実さんが、とても上手に朗読してくださっています。いずれも俳優座の女優さんです。この毎月の原稿書きは私の生き甲斐ですが、どうしてこんなにも大きな生き甲斐と生きるエネルギーになったか、と言いますと、放送されると、時々、想像を超えた現象が身辺に起きてきます。そして、その現象が私の生命に大きな力を与えてくれるのです。例えば、或日、幼い頃のクラスメートから電話がありました。電話は「もしもし、高雄君ですか?あのおー、なになに小学校にいた、なんとかですが、同じクラスに居た、あの高雄君ですか?」、から始まりました。何か物凄い機械音がしていて、よく聞こえないのです。「僕は今、東京から福岡に向かって大型トラックを運転しているので、うるさいでしょう?ごめんね、高雄君ならば、直ぐ停車して話したいので」と。この時のラジオ放送は早朝の番組でした。ですから朝早い電話なので、故郷の親戚に不幸でもあったか、と飛び起きて電話を取ったのです。こうして何十年振りの再会がありました。その頃は河内桃子さんの朗読でしたが、美しい声の女優さんが私の拙い原稿を読むと、実に良い内容に聞こえてくるのです。小学生のクラスメートが質問します。あの高雄君が、どうして心理療法家になったのか、と静岡辺りの東名高速道路の休憩所からの電話のようです。「いやー、色々あつてね」、その内、逢いましょう、と言う事で彼はまた福岡に向かいました。それ以来、会う機会もなく、また何十年の歳月が流れました。彼はもう、この世にいませんが、終戦後の混乱時代の、しかも、疎開先の小学校でしたので私は一度もクラス会に参加した事はありません。人生で出会う人々、一期一会を言いますが、現在でもさりげなくお会いする人々とは必ず正面から相手の目を見る習慣が出来たのは、このような電話を体験すればするほど、ラジオの原稿の内容について心を込めて書くようになります。相手の目を誠実に見つめると、その眼差しの内側に何とも言えない慈しみを感じる事あります。瞬時にして互いの人生の喜怒哀楽を感じ合うというか、生きていく上での色々の想いを無言で感じ合う場合があるのですが、この瞬時の交流は何とも言えない生きる喜びです。俳優座の女優さん坪井木の実さんが相変わらず美しい声と上手な朗読をしてくださるので、私のかたぐるしい内容の原稿がとても柔らかくなり、時々このような驚きの出会いが今でも誕生しています。俳優座の若い女優さんや男優さんの生きざまを時々そのホームページから垣間見ながら、それぞれの人生がうまく流れるように祈っています。俳優座に感謝です。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:23>


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夏の疲れと意欲喪失をどう乗り越えたらいいのか?

2013年08月29日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
猛暑からきた疲労感を感じていれば正常ですが環境、年齢、心構え、心のありようが原因で、疲労感を感じていないと、近いいつか身体に異常が起きてきます。遺伝、環境、老化、自律神経、免疫、分泌の6要素をいつも意識していないと、気づいたら倒れた、という現象を私も体験しました。そのせか、どうも最近、委縮気味で、自信喪失です。これではいけないと、心がけを再構築すべく鋭意、努力しています。人により乗り越える手法は当然、違うはずですが、色々勉強した書物も再点検していますが、運動も薬もお医者さんも、時と場合により必要となりますが、どうも一番の効果薬は「燃えるような願望」をじわりと心の中に意識化して、それをじわじわと燃え立たせる秘訣が一番、効果的なようです。私の場合は、このじわじわと燃え立たせる努力に少々焦りがあるようです。9月からのあちこちの勉強会のテーマを再意識化すると、その楽しい勉強会のシュミレーションが夏の疲れと意欲喪失感を段々と片隅におしやり、ともしびが、めらめらと大きな火になりそうですが、まだまだなようです。しかし自分を元気にする秘訣は、この願望を燃え立たせるのが、なによりも元気にしてくれる方法のようです。残暑は厳しいようですが、何とか乗り越えたいものです。何だか自分に言い聞かせているブログとなりました。愛読下さる皆様は私の学友です、これからもご一緒に人生を思索する学友として、元気に仲良く楽しく「生き甲斐探訪の旅」の仲間でいてくださいませ。どうか御身大切に残暑を乗り越えていきましょう。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:22>


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アフリカのM君は何故39才で死んだのか?

2013年08月28日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
答えは出せませんが、親しい人が何故、死んだのか、その理由を考えるのが残された親族、恋人、親友のような気がします。誰も答えを出せない事は最初から分かっていますが、古代からこの不安と悩みは色々の神話や伝説に登場します。そうしないと、あまりの哀しみから発狂するからです。イギリスの大学の同じ研究室で勉強した1960年代の学友アフリカ・ナイジェリア某族の王子・M君は、いつも胸の中にお守りをいれていて、何かあると密かにそれを触り安心していたようです。そのお守りは決して人に見せませんでしたが、ナイジェリアの某部族の首領の坊やで当時は財宝豊かな一族でした。10年くらいは、イギリスで勉強していましたが父親の要望でアフリカにもどり政変に巻き込まれ39歳の人生を悲劇的に終わります。彼の消息は数年不明でしたが、イギリスの情報局の学友が探し当てて判明したのですが、学会での某年某月のワインパーティでは勉強や論文の話は無く、もっぱらM君の人生についてでした。M君の悲報に触れた私達(日本人の私、イギリスのW君、リビアのS君、インドのN君、オーストラリアのP君)の解釈がまた、それぞれで、恩師を囲む会話は翌日にも及びました。長くなるので省きますが、それぞれが納得した解釈は、歴然と民族性を現わしているので、恩師のほうが私達を自宅に招待し、その解釈をテープにとつていました。日本人の私は「もののあわれ」として納得、イギリス人のW君は植民地の悲劇性としてイギリスの植民地政策を反省することで納得、インド人のN君はインド神話の何とかいう女神の胸に帰れたと解釈、リビアのS君は弱い民族の当然の帰結的滅亡として、その弱き種族の能力不足として納得、それぞれの解釈は恩師からならった比較宗教学・比較文化論上の理論を儀礼的に前面に出して語りましたが、最終的な納得領域は、それぞれの国民性が大きく支配していたので、恩師はそれに興味を示し、建前と本音の領域分析の為に録音に必死だったようです。われわれの会話を巡り何か論文を出したようですが、見ずじまいなのが悔いを残します。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:21>


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暴力性、犯罪性の香りのする「愛の原型」

2013年08月27日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
私達は法治国家に住んでいますす。古代社会でもなく明治維新という激動の時代でもなく現代日本という社会で生きています。その枠と文化を大事にする必要があり、日本国憲法や精神衛生法などの法律も遵守する必要もあり、それを大事にしないと幸福にはなれません。ここで、もし愛を感じる領域に、つまり愛の原型の中に、暴力性、犯罪性、異常性を感じたセラピストがいた場合、その力量が問われます。非常に難しい治療となりますし、この異常な領域は、ここでは論じません。普通の社会生活を送る人々を対象に、共に思索していきます。さて、普通、愛を感じる場合、その人の生育史での愛の思い出が左右していきます。幼稚園時代の恋人、小学生、各種学生時代の愛の思い出、社会に突入する23-34才頃の愛の体験が生涯を支配するとエリクソンは断言します。確かに幼少時代の愛の原型は大事なのですが、その核となる思い出に色々の愛の体験が真珠貝のように形成されていきますので、改めて愛の孤立感から逃れる場合とか、新しい愛の原型を創造すべく挑戦する場合は二つの方法をとります。一つが「考え方を変えて世界を変えるか」、もう一つは「体験の解釈を変えて世界を変えるか」、この二つしかありません。どの方向に向かうか、そこで要求されるのが、残された自分の人生をどう生きるか、そのあたりの方向性をきちんと決めないと、この整理統合は無理なのです。生き甲斐の心理学の原理を把握し、理解しつつ、その統合を学友と共に語り合いながら形成していきましょう。一人では無理のようです。最終的には自分が決める領域ですが、学友と共に段階的に語り合う意味がここに存在しています。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:20>


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まずは、その人が感じる愛の世界を傾聴していこう!

2013年08月26日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
愛の孤立感を癒す前に、こんな事も考えておきましょう。さて、色々の死にざまがあるので一概に論ずることは危険ですが、今、生きている人間にとり、自分の死への想いは複雑です。愛の孤立感、あらゆる種類の孤立感、色々でしょうが、今日は愛の孤立感は何故、生まれてくるのか、その意味を心理療法はどう説明しているのか、考えていきます。心理療法での愛の意味はそれが精神病棟に居る人であれ、社会で活躍している人であれ、その愛の定義は明確です。「その人が愛と感じるものが愛」と定義しています。愛の孤立感を感じている人に有名な哲学論、色々の宗教の定義を解説しても退院出来ません。出来る場合もあるでしょうが、その人がしみじみと、これが愛だ、愛しているんだ、愛されているんだ、と感じないものは愛ではないようです。赤ちゃんから高齢者、神経症だろうが、精神病だろうが、その人が心から、これこそが愛だ、と泣いて喜ぶことが必要です。その愛と感じる領域は、その人の生育史上の愛の原型を把握し、理解しないと分かりません。その人の愛の思い出を誠実に語ってもらえる雰囲気の無いセラピストは多分、その治療は不可能でしょう。その人の愛の世界を聴いていく内に、あまりにも異常な世界、恐ろしい世界にも遭遇しますが、ここで揺らいだら負けです。愛の原型の中には亡霊のような世界もありますが、先ずはその人がどんな事を愛と感じているかを徹底して傾聴するのが大事な事です。この続きはまた明日、語ります。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:19>


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愛の孤立感を感じている人は幸せか、不幸か?

2013年08月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
今日のテーマは少々、迷いましたが、思い切って恩師の勇気を思い出して書いていきます。1960年代のイギリスでは、とくに研究室には世界各地から来た青年達がいましたが、その時の私の孤独感は生涯、忘れられません。アフリカ、インド、中国、オーストラリア等の青年達、しかも経済力のある家庭の子供でしたから、その華やかな生活には驚きました。大学の入り口まで執事が高級車でおぼっちゃま達を送ってくるのです。中にはアフリカやインドの若者は私的なボディガードを連れて研究室に来る人もいました。そんな時代です。例えばナイジェリアのM君は、その後、アフリカに戻り、部族の争いの犠牲となり39才で死亡など、同じ研究室にいましても、それぞれの運命をたどります。当時の何となく仲良く交際していた学友で今、生き残っているのは私だけ。政変で、アフリカの文化研究中の旅先での食中毒、事故、病気等、置かれた環境での死の遭遇で、それを想うと何とも胸が甘く切なく人生の悲哀を感じます。人により愛の孤独感、孤立感は解釈が違いますが、恩師はいつも良い解釈をするように、身近に起きる森羅万象を明るく爽やかに解釈するようにと熱弁をふるっておられました。「愛の孤立感を感じること自体が不思議な事だ、愛を知らなければ、その孤立感すらも感じないよ、だから、その孤立感を感じたら、後は自分流にどうそれを埋めていくか、その埋め方が君達の人生をきめていくから高尚な哲学をしたまえ」というのが恩師の口癖でした。この続きは明日またいたします。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:18>


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孤立感は何故、人間にあるのだろう?

2013年08月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人は調子の良い時は、あまり考えない動物ですが、ちょっと何かあると、直ぐ考え込み、何とか孤立感から逃げ出す方法を模索するものです。子供から高齢者まで孤立感があり、その取り扱いを上手にする人と、まずい取り扱いをして、暗い日々に自分を追い込む人もいます。この孤立感は人類の成長に必要なものですが、この孤立感をどう扱うのが上手なのでしょうか?この対処の方法について考えてみます。孤立感、という言葉がもし、嫌いならば、このテーマは辛いかもしれませんが、これからの日々を幸せにする為に、この孤立感の対処方法を避ける事なく、堂々と正面から見つめてみます。この孤立感を避けて通ると周囲の人々と親密性をむすぶ事が出来ず、益々、孤独な日々を送る羽目になります。NHKのニュースで3週間も人と会話をしないで生活をしている高齢者がいるのを知り驚きました。色々の人生はあるでしょうが、これからの幸せと、それをもたらす愛のあり方を思索しつつ、この孤立感について考えていきます。愛と親密性と孤立感は深い関係にありエリクソンという学者はこの関連をとても上手に解説しています。その思想を大事にして、暫くこの話題を深めていきます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:17>


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不思議な現象

2013年08月23日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
今朝の朝日新聞一面に企業人の心の病の話が掲載されていました。このような現象を波打ち際で防ぐのは難しく、その状況になる遥か以前に手をうっていないと、心の病を防ぐ事は案外難しいのです。「生き甲斐の心理学」は欧米の比較文化・比較宗教学の研究室で若い頃、勉強しましたが、ギリシャ時代から不思議に思われている現象がありました。それは自問自答の内容が或領域に触れていれば、人は元気になる、と言う現象です。或領域の自問自答は、そう変化が起きないのですが、或領域の自問自答は、その人の精神活動に安定を与える現象を古来から研究している人々がいました。プラトンをはじめとする哲学者の集団です。当時は、それなりの魂論とかで説明していましたが、現代では、その答えは大脳生理学者、精神医学、医学、心理学、哲学と色々の分野で視点も違い、答えも違うのですが、共通する答えは「心の整理統合化、アイデンティティの統合」です。自分はこれからどう生きていこうか、自分が生きる目的は何だろう、と言う自問自答をすると、混沌とした心の世界が何となく統合されていく現実です。答えが無くてもいいのです。どろどろした心の世界にポツンとした小さな核(問題意識のこと)が出来ると、真珠のように、その周りに少しずつ何か美しいものが結集しだすのです。問題意識をもっと、その答えはもうすでに心の中に少しずつ形成されていく力が人間には潜在しているようです。どろどろした世界に正中線が生まれてくるのでしょう。問題意識を持つ、という精神現象そのものが非常に大事なようです。自然治癒力、デジデリウム(見神慾)、自己成長理論、人の身体は神の神殿というような神学、何故、答えが出るかはそれぞれの学問により違いますが、自分は何の為に生きているか、という自問自答を大事にしたいものです。この自問自答を楽しむのです。あせるとノイローゼになりますので、生き甲斐の心理学を学びながらゆったりと思索することを生き甲斐にするのも、一つの生き方です。気障なようですが、私の生きる目的は「愛である全知全能の神とは?」が生涯の研究課題です。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:16>


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「桜は今、世界のどこかで咲いている」を書いた友人の話

2013年08月22日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人生は突然、思わぬ出来ごとが起きます。過日、突然、電話がありました。その声の主は「私は君の中学生時代の学友のMです」から始まりました。60年前の学友です。私は職業上、色々の危険な目に遭遇していますから内心警戒しながら聴いていましたが、段々とその学友を思い出します。当時からとても誠実で優しい少年であったM君を少しずつ想い出し、心が60年前の私の少年時代に戻り出します。それを契機にM君との心の交流が始まります。今のM君の生き甲斐は世界中の桜を訪問しては、その美しい桜を巡る世界中の人々の優しい心を本に書いているのです。難しい国際政治には一切触れずに、世界45カ国をここ7年くらいをかけて旅をして、それぞれの地元で美しい桜を咲かせている桜の木を巡る人情談話をM君はとても上手に本にまとめているのです。私が関与した難しい国際関係の理論は何の役にも立たず、この本はひたすら、何故か、その土地に生えた桜を巡りたんたんと書いて、これを読む人々の心を平和に満たしていきます。桜がこんなにあちこちで咲いているとは知りませんでした。この本が45ヶ国でそれぞれの言語で読まれたら平和構築に物凄い力を発揮することでしょう。JCCP(日本紛争予防センター)あたりが、この本を45ヶ国語に翻訳し、子供たちでも読める本にしてくれたらいいなあ、など妄想しています。アマゾンでも扱っています。世のなかには晩年をこうして「いきいきと生きている人」もいるんだなあ、と感動しています。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:15>


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悔いの無い人生、悔いだらけの人生

2013年08月21日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「悔いの無い人生を生きたい」と願う年代は色々ありますが、ここでは50代以降を念頭におきます。50代まで生きていれば、案外、多方面の体験を所持し、それなりの自信をもっているからです。ほぼ自分の傾向と渇望を意識化出来る年齢とも言われていますので、こういう分野での会話(悔いの無い人生とは?)の思索には、もう充分な経験を持っておられるからです。50代での「傾向と渇望」を意識化していないと、将来の幸せを創造していく過程で、「殿、ご乱心」とか「姫様、ご乱心」というような場面が出てくるかもしれません。晩節を汚すなど言われないように、残された人生を惨めにしないように「自分の傾向と渇望」を意識化してみましょう。この意識化の努力をする場合の視点、分析視点は(1)日々のストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)を今まで、どう処理する傾向ともつていたか? やけ酒、異性、抑圧、無視、問題を避ける、色々でしょうが、恐れずに自分の生育史上の対処の仕方を冷静に自己分析する(2)愛の在り方、愛し愛される時、自分はどんな愛を展開してきたか?(3)幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)の時、感謝したか、しないか、幸福があたりまえ、幸せを神仏からの恩寵と感じたか等、幸福の時、どう周囲に反応していたか、周囲の人々に感謝したか?以上の3つの視点は重要だと言われています。この3つの傾向と渇望を大事にして、その上で具体的な夢、理想、願望をイメージし、言語化していくと、悔いの無い人生のイメージが明確化されてきます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:14>


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昨日までの私、これからの私

2013年08月20日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
このところ質問が寄せられますので理論めいた答えで恐縮ですが、お答いたします。生身の人間である私もふらふらして生きていますので、厳しいご批判はお手柔らかにお願いいたします。さて、質問の内容は「自己実現:これからの私は、どう生きたらいいのか分からない、なんとかして下さい」です。この質問は当然のことだと思います。恥ずかしい事でもなく、無知、年がいもない等感じたり考えたりするでしょうが、それは無視しましょう。自分は何の為に、これから生きていこうか?という自問自答は遠いギリシャ時代の主要な哲学でした。ギリシャだけでなく、人類最古の文献「ギリガメッシュ叙事詩」の中の最大のテーマでもあります。これからの自分の人生を、どう生きていこうか?」と考えた人は、もう答えを見つけたようなものです。答えは自分の中から探さないと無駄ですので、自分の中の答えを意識化出来るまでに、探究の方法を二つに分けて考えてみましょう。「自分の赤ちゃん時代から昨日までの自分を、どう分析するか?」という道と、「昨日までの自分に関係なく、何か全く別な道を探そうとする道」のふたつです。ここでは昨日までの自分の生育史の中から答えを探す道を暫く思索していきます。生き甲斐の心理学の立場は自分の生育史は人生最高の宝物、という立場ですので、その手法を使います。何故、自分の生育史が最高の宝物かといいますと、自分の傾向と渇望は大脳の中にしっかりと潜在していて、その傾向と渇望に触れない領域は無意識のうちに拒否しているからです。この心の仕組みを知らないと、答えを求めて、私のように、アフリカ、南米、ヨーロッパ、あらゆる分野の書物、を大金を使って旅をする羽目になります。恩人がお金を払って下さったので、私はそんな旅ができましたが、普通の人は、そのような恩人は中々出会えません。生涯、悩んでいる内に、意識的に無視したり、避けたりして、その内死んでしまいます。答えは自分の生育史の中から探すのが一番の近道であることをロジャースやフロイド、ユング、エリクソンは教えてくれました。例えばロジャースの場合、自己成長理論、エリクソンの場合は8つの人格発達論、私も自分の人生体験から納得して、この立場で20代の後半から今まで動いていますが、本当にそうだなあ、と納得して、今の仕事をしています。昨日までの自分から、これからの自分の生きる道を、ではどう掘り起こしたらいいのでしょう?
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:13>


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(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。

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「停滞感」から生まれる美しいもの

2013年08月19日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
30代も半ばを過ぎますと人間は生理的に何となく「停滞感」を感じだすそうです。いきいきとしていた10代から20代の体験から、変だなあ、とは思うものの、その実体が何かは専門の心理学を勉強しなければその分析は難しいものです。この停滞感を無視して生きていると、60代に入り、これまた心理学が言うところの「絶望感」がぶつぶつと湧きだしてきているのに気付きません。高齢者の鬱症状はこのように根が深いのです。ここで登場するのが「自己実現への道」という概念で、本物の「自己実現の道」を歩いている人は、この分析をする必要もなく、いきいきと明るく生きているのです。しかし、人間の大半はこの自己実現への道、などは考えませんので、人々は日々のストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)に苦しみます。湧き出す感情には生育史上、深い意味があると言われています。もし今、停滞感を感じていましたら、そのシグナルはそろそろ周囲の人々を「世話」する時代に来たのかなあ、と意識化すると道が拓けると言われています。周囲の人々を世話する、おせっかいではなく、その人の求めている領域をさりげなく世話する年代に突入したようです。人生に絶望感を感じたら、そろそろ自分の正中線となる考え方を整理統合する時代に突入した、とも言われています。考え方を整理する際は、自分はこれからどう生きるか、という自己実現への道が明確でないと、整理のしようがありません。知恵があっても、これからの悔いの無い人生の映像が無ければ、どう整理し自分を統合するか、見えてきません。悔いの無い人生という映像、ヴィジョンを何とか明確にしておきたいものです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:12>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。

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還暦を超えた男女の不安感と絶望感

2013年08月18日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
身近に意外と多いのが還暦を過ぎた男女の「絶望感」です。この哀しく切ない絶望感については色々の意見がありますが、この年齢になり人生に絶望感を持つのは自然な姿であって、けっして侮蔑したり笑ったりするほうがおかしいのです。若い頃から「自分は何の為に生きていこうとしているのか」を思索しても生物学的な理由でこの還暦の年齢ともなれば、絶望感を感じるほうが健全なのです。天がそうしむけているようです。長い人生体験をあれこれ思索しつつ自我統合する時期と言われていて、ここでその人が「馬鹿な年より」と言われるか、賢い知恵を持つ「老賢人」と言われるか、その分かれ道のようです。エリクソンと言う学者は本当に人間を深く観察したようで、改めて学者の有難さをしみじみと感謝したい気持ちです。還暦を過ぎて初めて、人はしみじみと人生の哀しみを感じだし、今までの体験を総合的にまとめ、これからどう生き抜いていくか、その知恵を悟る時期が60代以降の男女のお仕事・生き甲斐、思索の対象のようです。この絶望感と自我統合性と知恵の3つの関係を考える時、それぞれの人の悟りが生まれてくるようです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:11>


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自分の傾向と渇望を知ると言う事

2013年08月17日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
赤ちゃんを悪人とは人は言いません。何故でしょうか?あの赤ん坊は悪人だ、と言う話は聞いたことがありませんが、それは赤ちゃんはとても可愛く素直だからでしょうし、いまだ生育史がゼロに近いので、善人か悪人か判断出来ないからでしょう。その内、環境に応じてそれぞれの人生が形成されていきます。生育史はそのように美しいものもあれば切なく哀しいものも潜在しつつ性格が形成されていきます。ですから、今、この自分の生育史を否定せず、歴史の必然だと理解して、これから明るく元気に爽やかに生き抜く為に、自分の傾向と渇望を倫理道徳を超えて理解することが自分を大事にすることだ、と生き甲斐の心理学は教えています。自虐的に自分の生育史を解釈する必要があるのでしょうか?自分で好んで生まれて来たわけでもなく、与えられた命を、今後、精一杯大事にしたいと思うには自己実現への道、自分にとって悔いの無い人生って、どんなに生きる事だろう、ともう一度思索する必要があります。この時、自分の傾向と渇望を無視すると、とても辛い設計図を描くこととなります。自分の傾向と渇望は悪ではなく、生育史がもたらす幸福へのシグナルだと教えられました。このシグナルを無視せずにこれからの自分の生きる方向をみつけていきたいものです。嫌いなもの、好きもの、この二つの感情を無視するとこれからの自分の人生の設計図は強風に吹き飛ばされますので、理性も大事ですが、好き嫌いな感情だけは大事にしたいものです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:10>


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